*

「鉄旅日記」2017年秋 その3-腰越、江ノ島、湘南江の島、片瀬江ノ島、新宿(江ノ島電鉄/小田急電鉄江ノ島線)/龍ノ口寺 【湘南へ向かう休日。江ノ電に乗りに行ったのでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/15 旅話, 旅話 2017年

鉄旅日記2017年11月12日・・・腰越駅、江ノ島駅、湘南江の島駅、片瀬江ノ島駅、新宿駅(江ノ島電鉄/小田急電鉄江ノ島線)/龍ノ口寺

16:18 腰越(こしごえ)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
義経が鎌倉への門を閉ざされた腰越は江の島の目の前。

サーファーが浮かび、かつて友人との海水浴で車を止めた吉野家は海岸の灯を守り、生涯で一番江の島を愛でた日になった。

季節外れの湘南海岸での一日。
様々あった候補地の中でこの路線を選んだのは湘南海岸を見たかったから。

江ノ電の遅れは今日一日解消しないようだ。

腰越海岸から眺める江の島

腰越~江ノ島(徒歩)


龍ノ口寺にて

湘南江の島(しょうなんえのしま)駅(湘南モノレール江の島線)にて

17:05 江ノ島(えのしま)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
路面電車に沿って日蓮上人法難地龍ノ口寺で幽閉窟にかがみ、山門を下りて江ノ電通過を待つ。

湘南江の島駅にかつての面影はなく、水谷豊似のマスターが迎えてくれたBARは撤退してから久しいらしく、現在は博物館になっていて、さらに閉鎖の憂き目を見ていた。

こんなところに来たら土産でも買って帰りたくなる。
ここは観光地だから。

暮れた江の島の灯はやさしい。

江の島と対岸の夜景

17:52 片瀬江ノ島(かたせえのしま)駅(小田急電鉄江ノ島線 神奈川県)
帰りはロマンスカーで。
これくらいの贅沢はいい。

暗くなるのが早くなった冬に向かう海岸街で、海辺に続く道の灯は暖かく、雑踏が発する音は喧騒にはほど遠く、静かな人の列は江の島へと続いていた。
かつてオレもあの列にいたことがある。

暮れた一日に訪れる闇もまたやさしく、恋人たちには救いをもたらし、子どもたちには非日常の高揚感を提供し、大人はその場に限り未来よりも過去の栄光にこだわる。

まだオレはこんな風に生きているのかと思ったのは、竜宮城のような駅を通り、ロマンスカーに乗り込んで家族連れの輪に入ってからのことだ。

脈絡が適当ではない気もするが、この人生はワルくないと思っている。

19:28 新宿(しんじゅく)駅(山手線/中央本線/総武線/埼京線/湘南新宿ライン/小田急電鉄/京王電鉄/東京メトロ丸の内線/都営大江戸線 東京都)
特急列車の眠り心地はよく、新宿まで73分の夢旅。

滅多に特急列車に乗ることのないオレに、620円で買えた空間は至福をもたらした。

もういいだろうと思えるまでに駅旅を重ねたら、次は特急列車に乗ってどこへでも行こう。

かつて仲間と待ち合わせたモザイク通り坂下は変貌し、坂を上がりきった左手にある従業員出入口の通りを挟んだ対面には、百貨店4階へと上がるエスカレーターができている。

30年が経っている。
当たり前だ。

当時のままであってくれとは思っていない。
そんな場所があってよかったと思っているだけだ。

夏になると、新宿駅を8:00に出る急行列車に途中駅から続々と乗り合わせて江の島へ向かった頃。
そんなことを当時のメンバーすべてが忘れても、オレは覚えているよ。

モザイク通りを上がる際、いくらか酒の入ったオレは甲斐バンドの「観覧車」を口ずさんでいた。

新宿モザイク通りにて

関連記事

「鉄旅日記」2008年初秋 初日(東京-羽咋)その1-東京、大垣、米原、長浜、敦賀、鯖江、西鯖江、大聖寺、加賀温泉(東海道本線/北陸本線) 【秋になると北陸に行きたくなるものでございます。能登半島をはじめ、いくつもの終着駅へと行き着いたのでございます。】

鉄旅日記2008年9月13日・・・東京駅、大垣駅、米原駅、長浜駅、敦賀駅、鯖江駅、西鯖江駅、大聖寺駅

記事を読む

「鉄旅日記」2014年春 初日(東京-西舞鶴)その2-東雲、宮津、天橋立、豊岡、国府、和田山、梁瀬、福知山、西舞鶴(北近畿タンゴ鉄道宮津線/山陰本線) 【青春18きっぷで、丹後若狭から北陸、信州へ】

鉄旅日記2014年3月21日その2・・・東雲駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅、国府駅、和田山駅、梁瀬駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2022年師走 最終日(会津宮下-東京)その5 ‐南千住、北綾瀬、綾瀬(常磐線/東京メトロ千代田線)【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

鉄旅日記2022年12月11日・・・南千住駅、北綾瀬駅、綾瀬駅(常磐線/東京メトロ千代田線)

記事を読む

「鉄旅日記」2003年冬 最終日(博多-宇部)その1-博多そして小倉 【ご縁と別れがあり、34歳の誕生日を北九州で迎えた日の記憶でございます。】

鉄旅日記2003年2月16日 2003・2・16日の記憶 日曜日の朝だった。 34歳の誕生日に目覚

記事を読む

「鉄旅日記」2018年秋 最終日(松戸-五井-大原-安房鴨川-松戸)その1-市川塩浜、五井、上総牛久、馬立、上総鶴舞、里見(京葉線/外房線/小湊鉄道)【サンキューちばフリーパスでめぐる上総下総安房旅】

鉄旅日記2018年9月23日・・・市川塩浜駅、五井駅、上総牛久駅、馬立駅、上総鶴舞駅、里見駅(京葉線

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 2日目(五所川原-北上)その4‐小柳、筒井、八戸、盛岡、北上(青い森鉄道/東北・北海道新幹線/東北本線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月3日・・・小柳駅、筒井駅、八戸駅、盛岡駅、北上駅(青い森鉄道/東北・北海道新

記事を読む

「車旅日記」2005年冬 初日(熊本空港-都城)走行距離270㎞-羽田空港、熊本空港、立野駅、高森駅、湯前駅、小林駅、都城グリーンホテル 【どこへ行こうか。まっさきに浮かんだのが、昨夏に旅した南九州でございました。】

車旅日記2005年2月11日・・・羽田空港、熊本空港、立野駅、高森駅、湯前駅、小林駅、都城グリーンホ

記事を読む

「鉄旅日記」2009年晩秋 2日目(倉敷-和田山)その2-郡家、若桜、智頭、京口、福崎、寺前、和田山(因美線/智頭急行/播但線) 【陰陽を行き来した3日間。この国の秋は美しゅうございました。】

鉄旅日記2009年11月22日・・・郡家駅、若桜駅、智頭駅、京口駅、福崎駅、寺前駅、和田山駅(因美線

記事を読む

「鉄旅日記」2014年冬 最終日(鬼怒川温泉-東京)-小佐越、大桑、大谷向、下今市、西新井、大師前(東武鬼怒川線/東武大師線) 【まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパスで、野州旅】

鉄旅日記2014年12月7日・・・小佐越駅、大桑駅、大谷向駅、下今市駅、西新井駅、大師前駅(東武鬼怒

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春 初日(東京-和歌山)その2-和泉府中、東岸和田、日根野、熊取、りんくうタウン、関西空港、紀三井寺、黒江、紀伊中ノ島、和歌山(阪和線、関西空港支線、紀勢本線) 【爆弾低気圧襲来日、青春18きっぷで西へ】

鉄旅日記2013年4月7日その2・・・和泉府中駅、東岸和田駅、日根野駅、熊取駅、りんくうタウン駅、関

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2023年新春 2日目(泉佐野-彦根)その1 ‐泉佐野、貝塚、水間観音(南海本線/水間鉄道)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月8日・・・泉佐野駅、貝塚駅、水間観音駅(南海本

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その4 ‐加太、和歌山市、泉佐野(南海加太線/南海本線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・加太駅、和歌山市駅、泉佐野駅(南海加

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その3 ‐みさき公園、多奈川、紀ノ川(南海本線/南海多奈川線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・みさき公園駅、多奈川駅、紀ノ川駅(南

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その2 ‐豊橋、大垣、大阪、新今宮(東海道本線/大阪環状線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・豊橋駅、大垣駅、大阪駅、新今宮駅(東

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その1 ‐金町、東京、三島、沼津(常磐線/東海道本線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・金町駅、東京駅、三島駅、沼津駅(常磐

→もっと見る

    PAGE TOP ↑