*

「鉄旅日記」2009年秋-東金、大網、大原、上総中野、上総牛久、五井(東金線/外房線/いすみ鐡道/小湊鉄道/内房線) 【関東ぶらぶら旅その1-房総鄙の里へ】

公開日: : 最終更新日:2025/05/19 旅話, 旅話 2009年

鉄旅日記2009年10月22日・・・東金駅、大網駅、大原駅、上総中野駅、上総牛久駅、五井駅(東金線/外房線/いすみ鐡道/小湊鉄道/内房線)

2009・10・22 12:51 東金(とうがね)駅(東金線 千葉県)
昨日思い立った旅。
千葉をたどる。

八鶴湖というのがある。
駅から0.3㎞地点という。

東金商店街はその途中にある。
理髪店以外にシャッターを開けている店はなく、古ぼけた旅館は人の気配を消していた。

公園通り口にはジャスコが構え、居酒屋チェーンが新たな町の顔になろうと画策している。

だだっ広いロータリーを利用する車はなく、人々は車道を悠然と横切る。

以前ここを通った際に、土砂崩れ防止措置がとられた丘を覚えていた。
丘の上は展望広場にでもなっているのだろう。
そんな町づくりに見える。

イスラム系の男が二人、改札を挟んで大きな声で別れを惜しんでいる。
地方都市ではありふれた光景なのかもしれない。

1時間に1本やってくる千葉行に乗るために人々が集まってきた。

千葉までは約40分。
鄙びた風景を見ながら、この町に着いた。

13:30 大網(おおあみ)駅(外房線/東金線 千葉県)
接続よくやってきた上総一ノ宮行をやり過ごして、ここで降りる。
仕事の電話をかける必要が生じた。
この駅での用は結局それだけで終わった。

もっとも、外房線と東金線のホームがV字に交わる構造を愛でる以外にとりたたてやることなどない。

九十九里浜はここからは遠い。

15:17 大原(おおはら)駅(外房線/いすみ鐡道 千葉県)
かつての沿道にいた男たちは「はだか祭」の参加者だったのだろう。
同じ季節だ。

鋭い目つきで睨まれ、ここは東京はおろか千葉市内でさえも遠いと評した。
房総の海もここからじゃ見えない。

FM横浜が流れる町のハート・ステーションで食事。
テレビ塔を眺めながら、何かの機会にこの広い店内が客で埋まる様を想像した。

都会は遠い。
そう感じさせる田舎町にいる。

養老渓谷に沿って、城下町大多喜を通り上総中野に至る旧国鉄木原線、いすみ鐡道に乗り込んでいる。

この平日に訪れた休日。
この鉄道に乗りにきた。

始発の乗客はオレを含めて4名。

16:54 上総中野(かずさなかの)駅(いすみ鐡道/小湊鉄道 千葉県)
大多喜では、車窓から本多平八郎が築いた城を見て、列車は鄙の里を進んだ。

山間の小さなターミナル駅にいる。
周辺の鄙びた様子は想定内だが、さっき着いたバスが運んだ者はなく、古ぼけた構内の線路は剥がされ、乗り継ぎの小湊鉄道は1時間やってこない。
駅舎は高校生たちに占拠された。

17時の時報が鳴った。
カラスの歌。
切ないメロディ。

暇つぶしに歩いていたら、さっきここで降りていった2人の少女に再会した。
一度家に戻って、自転車に乗って坂を下りてくるところに出くわしたんだ。

「こんにちは~」とかわいらしい挨拶を投げてくれたよ。
おや、またさっきの2人だ。
今度は柵の間からホームに上がってきた。

また1本、大原方面から列車はやってきた。
乗客のすべてが小学生。
みんなかわいらしい。

車両いっぱいにムーミンが描かれている。
うら寂しい終着駅に彩りが加わった。

17:59 上総牛久(かずさうしく)駅(小湊鉄道 千葉県)
大原から乗ってきて、大多喜を除けば少しは賑やかな町に着いた。

ここで6分の停車。
学生をはじめ、この沿線にしちゃ大勢の人を見た。

近くのお寺が鐘を突いた。
外に光が戻った。

18:49 五井(ごい)駅(内房線/小湊鉄道 千葉県)
臨海都市、市原の中心地で小湊鉄道は終点を迎える。
養老川もまたここ市原で東京湾に注ぐ。

五井の商圏は狭く、町を往く者は多くないが、歴史のある歓楽街を見た。

房総半島を回ってきた線路と合流している。
君津を出る快速電車に乗れば、新橋まで直通で行ける。

これから彼女に会いにいく。

八幡宿、浜野と過ぎたが、五井で見た明かりはなかった。

関連記事

「鉄旅日記」2007年如月 2日目(天王寺-奈良)その1-南霞町、浜寺駅前、浜寺公園、羽衣、春木、和泉大宮、岸和田、和歌山市、和歌山港、堺(阪堺電気軌道/南海電鉄南海線) 【初日天王寺、2日目奈良。宿泊地だけを決めて、心のままに移動した記録でございます。】

鉄旅日記2007年2月11日・・・南霞町駅、浜寺駅前駅、浜寺公園駅、羽衣駅、春木駅、和泉大宮駅、岸和

記事を読む

「鉄旅日記」2003年冬 最終日(博多-宇部)その1-博多そして小倉 【ご縁と別れがあり、34歳の誕生日を北九州で迎えた日の記憶でございます。】

鉄旅日記2003年2月16日 2003・2・16日の記憶 日曜日の朝だった。 34歳の誕生日に目覚

記事を読む

「鉄旅日記」2012年春 その2-川原湯温泉、岩島、群馬藤岡、高麗川、拝島、昭島、中神、武蔵溝ノ口、武蔵中原、鹿島田、尻手(吾妻線、八高線、青梅線、南武線) 【青春18きっぷで、ダム湖に水没する鉄路へ】

鉄旅日記2012年4月1日その2・・・川原湯温泉駅、岩島駅、群馬藤岡駅、高麗川駅、拝島駅、昭島駅、中

記事を読む

「鉄旅日記」2020年卯月 初日(東京-新津)その2‐水戸、いわき、原ノ町、鹿島(常磐線) 【緊急事態宣言発令直前のことでございます。常磐線全線運転再開を祝して人知れず旅に出たのでございます。】

鉄旅日記2020年4月4日・・・水戸駅、いわき駅、原ノ町駅、鹿島駅(常磐線) 7:40 水戸(みと

記事を読む

「鉄旅日記」2008年皐月 4日目(徳島-善通寺)その1-徳島、中田、旧小松島駅、南小松島、阿南、牟岐、海部、甲浦(牟岐線/安佐海岸鉄道) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】

鉄旅日記2008年5月5日・・・徳島駅、中田駅、旧小松島駅、南小松島駅、阿南駅、牟岐駅、海部駅、甲浦

記事を読む

「車旅日記」2005年冬 2日目(都城-人吉)走行距離284㎞ その2-伊集院駅、串木野駅、川内駅、薩摩高城駅、大隅横川駅、吉松駅、人吉駅前ホテル 【どこへ行こうか。まっさきに浮かんだのが、昨夏に旅した南九州でございました。】

車旅日記2005年2月12日・・・伊集院駅、串木野駅、川内駅、薩摩高城駅、大隅横川駅、吉松駅、人吉駅

記事を読む

「鉄旅日記」2014年夏 最終日(呉-東京)-呉、広、竹原、安芸幸崎、松永、東尾道、相生、西相生、比叡山坂本、用宗、富士、沼津(呉線/山陽本線/赤穂線/湖西線/東海道本線) 【青春18きっぷで、中国ぶらぶら旅】

鉄旅日記2014年8月17日・・・呉駅、広駅、竹原駅、安芸幸崎駅、松永駅、東尾道駅、相生駅、西相生駅

記事を読む

「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その2 ‐十島、鰍沢口、甲斐住吉、国母、常永(身延線) 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】

鉄旅日記2022年3月21日・・・十島駅、鰍沢口駅、甲斐住吉駅、国母駅、常永駅(身延線) 1

記事を読む

「鉄旅日記」2021年春 最終日(米内沢-東京)その2 ‐小砂川、女鹿、象潟、秋田(羽越本線/秋田新幹線)/三崎峠 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】

鉄旅日記2021年4月18日・・・小砂川駅、女鹿駅、象潟駅、秋田駅(羽越本線/秋田新幹線)/三崎峠

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋 5日目(松浦-若松)その1-松浦、有田、伊万里、唐津、筑前前原、姪浜、天神、西鉄福岡、博多(松浦鉄道/筑肥線/福岡市地下鉄空港線) 【遅い夏休みをとり、長崎までの切符を買いました。】

鉄旅日記2009年9月22日・・・松浦駅、有田駅、伊万里駅、唐津駅、筑前前原駅、姪浜駅、天神駅、西鉄

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2023年七夕月 初日(東京-輪島)その3‐富山、岩瀬浜、金沢、七尾、穴水(富山地方鉄道富山港線/北陸新幹線/七尾線/のと鉄道七尾線)【令和6年能登半島地震の半年前に能登を、輪島を訪ねておりました。】

鉄旅日記2023年7月15日・・・富山駅、岩瀬浜駅、金沢駅、七尾駅、

「鉄旅日記」2023年七夕月 初日(東京-輪島)その2‐東京、富山、電鉄富山、越中八尾(北陸新幹線/高山本線)【令和6年能登半島地震の半年前に能登を、輪島を訪ねておりました。】

鉄旅日記2023年7月15日15日・・・東京駅、富山駅、電鉄富山駅、

「鉄旅日記」2023年七夕月 初日(東京-輪島)その1‐金町、北千住、日暮里(常磐線)【令和6年能登半島地震の半年前に能登を、輪島を訪ねておりました。】

鉄旅日記2023年7月15日・・・金町駅、北千住駅、日暮里駅(常磐線

「鉄旅日記」2023年桜時 ツレと訪ねた横須賀~大宮旅でございます。そして江戸川堤菜の花の頃。佐野元春さん「sweet 16」永遠にありのままで。/横須賀駅/横須賀中央駅/大宮駅/内宿駅【Facbookへの投稿より振り返ります。】

【雨の軍都から江戸川堤。そして静かな午後】 2週にまたがる週末

「車旅日記」2001年盛夏 最終日(松山-東京)その3-伊吹PA、浜名湖SA、由比PA、足柄SA、海老名SA、葛飾金町【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月15日・・・伊吹PA、浜名湖SA、由比PA、足

→もっと見る

    PAGE TOP ↑