*

「鉄旅日記」2020年卯月 最終日(新津-東京)その3‐小野新町、要田、いわき(磐越東線) 【緊急事態宣言発令直前のことでございます。常磐線全線運転再開を祝して人知れず旅に出たのでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/05 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年4月5日・・・小野新町駅、要田駅、いわき駅(磐越東線)

12:33 小野新町(おのにいまち)駅(磐越東線 福島県)
舞木、三春と春をイメージさせる駅名が続く。

沿線には桜が咲き、春の小川が流れる。

三春駅で多くが降りた。
かつて立ち寄った駅前に強い印象は持たなかったが、なかなかに賑わい、右手に見えた丘は素敵な場所に映った。

三春には有名な滝桜がある。
樹齢1,000年を超える天然記念物の枝垂れ桜。
駅からは遠く離れている。

「みはる」。
字は違うが、淡い想いを寄せた大学時代の女友達を思い出す。

甲斐よしひろを観に日本武道館へ。
憂歌団を観にマイカル本牧アポロシアターへ。
大学卒業後も会う機会があったのに。

三春を出ると高所を往く。
木立は冬枯れたまま寒々しい。

13:10小野新町着。
待合室にはストーブが炊かれている。

冷たい風は小雪を運び、夏井駅まで歩くつもりでいたが断念した。

川辺に出ると桜は蕾のまま。
同じ沿線でもずいぶんと条件が変わるものだ。

これといった特徴に乏しい沿線風景だった。
船引、磐城常葉。
かつて立ち寄ったことのある駅には引かれた。

12:50発の折り返し郡山行に乗って暖まっている。
三春駅で上り列車との交換があるから、三春に着くまでに気が向いた駅で降りてその上りを待つ。

昨年の台風19号で磐越東線は不通となり、11月16日に全線開通した記念の花壇がホームにできている。

13:36 要田(かなめだ)駅(磐越東線 福島県)
あたたかな列車で眠っていたら船引を過ぎていた。

降りる駅は次の要田に決まった。

さっき通りすぎているが記憶にはなく、さてと降りてみる。

平凡な里山で、神社でもあればと狭い道をたどるも空しく、待合室でSNSを見て時間を潰す。


ゆうゆうあぶくまラインとの別名を持つ磐越東線は平、三春と新政府軍が進んだ道でもある。

北茨城の平潟に上陸した新政府軍。
仙台藩、磐城平藩、相馬中村藩が迎え撃ち、磐城平城は焼失。

会津へと向かった部隊は寝返った三春藩を加え、二本松での激戦へと至る。

道には様々な歴史があり、かつてのオレは車を走らせながら平行する線路を眺めるのが好きだった。

それで今は線路の住人でいる。

15:17 いわき駅(常磐線/磐越東線 福島県)
再び小野新町を通る。

あの小川は夏井へと流れ、桜の頃には夏井千本桜という名所になる。

暖冬だった今年。
その光景を期待したが、やはりまだ早い。

歩いて到達するつもりでいた夏井駅に駅舎はなかった。

あの小川はさらに流れて川前へと至る。
川前駅にも以前立ち寄って、強く印象に残った。

川を越えた先に人が集まる駅がある。
その集落と駅の在り方に引かれた。

いわきに着くと桜は満開を迎えていた。
昨日も通ったあの松ケ岡公園。
これから通る度に思い出すだろう。

15:19発、原ノ町行に乗る。

関連記事

「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-松本)その3 ‐小淵沢、甲斐大泉、中込、三岡、小諸(小海線) 【週末パスで信濃へ。妙高高原駅で引き返し、松本の友人を訪ね、大糸線を旅して思い出の白馬へ。先の旅から一週間後のことでございました。】

鉄旅日記2021年4月24日・・・小淵沢駅、甲斐大泉駅、中込駅、三岡駅、小諸駅(小海線) 1

記事を読む

「鉄旅日記」2016年春 初日(東京-下北)その1-郡山、安達、苦竹、東仙台、花泉、石越(東北本線、仙石線) 【下北半島から東日本大震災被災地へ】

鉄旅日記2016年3月19日その1・・・郡山駅、安達駅、苦竹駅、東仙台駅、花泉駅、石越駅(東北本線、

記事を読む

「鉄旅日記」2009年晩秋 最終日(和田山-東京)その1-和田山、福知山、丹波竹田、石生、篠山口、三田、神鉄三田、宝塚、阪急宝塚、川西池田、川西能勢口、伊丹、阪急伊丹(山陰本線/福知山線) 【陰陽を行き来した3日間。この国の秋は美しゅうございました。】

鉄旅日記2009年11月23日・・・和田山駅、福知山駅、丹波竹田駅、石生駅、篠山口駅、三田駅、神鉄三

記事を読む

「鉄旅日記」2020年睦月 初日(東京-湯沢)その2‐新白河、郡山、福島、仙台、あおば通(東北本線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

鉄旅日記2020年1月11日・・・新白河駅、郡山駅、福島駅、仙台駅、あおば通駅(東北本線) 8:2

記事を読む

「鉄旅日記」2018年如月 初日(東京-直江津)その3-梓橋、姨捨、北長野、三才、直江津(大糸線/篠ノ井線/しなの鉄道/えちごトキめき鉄道)【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】

鉄旅日記2018年2月10日・・・梓橋駅、姨捨駅、北長野駅、三才駅、直江津駅(大糸線/篠ノ井線/しな

記事を読む

「鉄旅日記」2017年秋 その2-和田塚、由比ヶ浜、長谷、鎌倉大仏殿高徳院、極楽寺、稲村ケ崎、七里ヶ浜、鎌倉高校前(江ノ島電鉄) 【湘南へ向かう休日。江ノ電に乗りに行ったのでございます。】

鉄旅日記2017年11月12日・・・和田塚駅、由比ヶ浜駅、長谷駅、極楽寺駅、稲村ケ崎駅、七里ヶ浜駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 2日目(五所川原-北上)その1‐五所川原、津軽五所川原、津軽中里、鯵ヶ沢、東能代(津軽鉄道/五能線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月3日・・・五所川原駅、津軽五所川原駅、津軽中里駅、鯵ヶ沢駅、東能代駅(津軽鉄

記事を読む

「鉄旅日記」2022年新春 2日目(湯瀬温泉-三沢)その3 ‐川部、五所川原、木造(五能線)/神武食堂 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】

鉄旅日記2022年1月9日・・・川部駅、五所川原駅、木造駅(五能線)/神武食堂 12:53&

記事を読む

「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その1‐金町、上野、古川、陸前谷地(常磐線/東北新幹線/陸羽東線) 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】

鉄旅日記2021年4月17日・・・金町駅、上野駅、古川駅、陸前谷地駅(常磐線/東北新幹線/陸羽東線

記事を読む

「鉄旅日記」2021年夏 初日(東京-上田)その2 ‐湯檜曽、水上、越後湯沢、六日町(上越線/北越急行ほくほく線) 【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】

鉄旅日記2021年7月10日・・・湯檜曽駅、水上駅、越後湯沢駅、六日町駅(上越線/北越急行ほくほく

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年皐月 ツレと訪ねた下部温泉~富士宮~田子の浦旅でございます。初日(東京-下部温泉) ‐市川大門、下部温泉(身延線)【Facbookへの投稿より振り返ります。】

鉄旅日記2022年5月28日・・・市川大門駅、下部温泉駅(身延線)

「鉄旅日記」2022年皐月 最終日(磐梯熱海-東京)その3 ‐駒形、前橋大橋、高崎、本庄(両毛線/高崎線)【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月8日・・・駒形駅、前橋大島駅、高崎駅、本庄駅(

「鉄旅日記」2022年皐月 最終日(磐梯熱海-東京)その2 ‐国定(両毛線)/国定忠治墓(養寿寺)【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月8日・・・国定駅(両毛線)/国定忠治墓(養寿寺

「鉄旅日記」2022年皐月 最終日(磐梯熱海-東京)その1 ‐磐梯熱海、新白河、小山(磐越西線/東北本線)【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月8日・・・磐梯熱海駅、新白河駅、小山駅(磐越西

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その4 ‐関都、猪苗代湖畔、上戸、磐梯熱海(磐越西線)/志田浜~上戸浜/伊東園ホテル磐梯向滝【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・関都駅、猪苗代湖畔駅、上戸駅、磐梯熱

→もっと見る

    PAGE TOP ↑