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「鉄旅日記」2022年水無月 初日(東京-中山平温泉)その1 ‐金町、石岡、友部、水戸(常磐線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年6月11日・・・金町駅、石岡駅、友部駅、水戸駅(常磐線)

2022・6・11 5:23 金町(かなまち)駅(常磐線 東京都)

恋人と過ごした甲斐旅から2週間。東へ向かうのは4ヶ月振りになる。

今は日の出の時刻が一番早い時期。明日東京に戻れば、翌日に迎える日の出は春分に向けて少しずつ時刻を遅らせていく。

恋人は熊本にいる。彼女が迎える朝もまた早いとのこと。

起きるべき時間に正確に起きて筋トレ。明日はできないから今年の負けは18を数えるが、その数は去年の負け数に並ぶ。去年が驚異的だったと言えるが、今年はそれだけ旅先で迎える朝が増えたと喜ぶこともできる。

仕事の方は喜べる状態にはほど遠い事態が続いて3年目に入る。祈りの時間は増え、仕事に向かう毎朝にはより多くの気持ちを込める。

愛する2鉢「みどり」も「ぐりーん」も応援するかのように背筋を伸ばし、その姿は愛らしい。

信じているよ。もとよりここでつまずくことは計算していない。あるいはつまずきなどではなく、次の成長に不可欠な時期にいるのかもしれない。

波乱万丈こそが人生と言える。

6:52  石岡(いしおか)駅(常磐線 茨城県)

5:30松戸発勝田行に乗り換え。多くの眠たげな学生たちと乗り合わせ、北東に向かう。筑波山の姿は朧で、牛久あたりじゃ街路は濡れていた。

松戸から約1時間。かつての常陸国府、石岡で次の土浦始発いわき行を待つことにする。滞在時間は24分。

以前も上がった駅前の坂道へ。行く手のどんつきにレトロな建屋が見える。

上がるにつれて空家が目立つ家並み。廃れてしまったのか。人の気配はなく、通る車もない。

平行する通りを折り返す。メインストリートは上がってきた坂道だが、うらぶれて見えるその通りにはなぜかこぎれいな商家が散見される。

やがて鈴ノ宮稲荷神社。石岡は府中という地名で天狗党始末記に登場する。この神社に藤田小四郎以下60名ばかりが参拝したとの記録が案内板には見られた。

駅近くには開運稲荷神社。ご縁とお導きに感謝。

24分は過ぎて、さらに多くの若者たちと共に北東へ向かっている。

7:15  友部(ともべ)駅(常磐線/水戸線 茨城県)

6分の停車。特急列車が東京方面に去り、13分発の水戸線小山行も出た。

過ぎてきた路を見に行った。雲の上に頭を出した筑波山。こうした鉄路にまつわる景色も得がたい。

仙台まで続く馴染みの旅路に発見はあるかと飽きにも似た気持ちがあったが、つまらないことを思っていたものだ。

何より梅雨時の旅など記憶にない。

7:40  水戸(みと)駅(常磐線/水戸線/水郡線/鹿島臨海鉄道 茨城県)

千波湖を車窓から眺めるのは旅の喜びと言える。そしてその美しい景色もかつては戦火にあったであろうことを想う。ウクライナも美しい国だという。

自身を顧みても人間などは大層な存在ではないが、やはり思い上がりがある。

プーチン大統領は自身をピョートル大帝に重ね、偉大なる過去を取り戻そうとしている。独裁者のエゴイズムが空前の世界的食糧危機を招き、ウクライナ侵攻から早3ヶ月が経過している。

重いディーゼル音をなびかせて水郡線が発車準備をしている。ホームを離れるとすぐに水郡線は左に舵をとり町家に消えていく。そのように敷かれた線路を写す。

いわき行が発車する。しばらくして鹿島臨海鉄道の古代水道橋のような鉄路が大胆なまでに弧を描き右手に遠ざかる。

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