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「鉄旅日記」2013年如月【休日おでかけパスで、上総下総途中下車旅&習志野シンフォニックブラス(NSB)演奏会】その1-我孫子、東我孫子、新木、湖北、布佐、小林、木下、安食、下総松崎、成田空港、酒々井、物井、東千葉、本千葉、西千葉、新検見川、幕張、東船橋、津田沼(成田線、総武本線)

公開日: : 最終更新日:2020/08/29 旅話 * 結婚後2013年

鉄旅日記2013年2月17日その1
2013・2・17 6:01 我孫子(あびこ)駅(常磐線/成田線 千葉県)
昨日の強風の名残が関東平野に吹き荒れている。

藍色に変わりつつある空。

相変わらずぱっとしない手賀沼観光の街、我孫子。

誰もが寒さに震え、あたたかな夜明けを待ち望んでいる。

6:15 東我孫子(ひがしあびこ)駅(成田線 千葉県)
駅舎のない簡素な駅を出て新聞屋の灯に目をやる。
他にやることは思いつかない。

寒くてたまらないよ。
脇のバプテスト教会に駆け込みたくなる。

ままならず我孫子に引き返す。

6:46 新木(あらき)駅(成田線 千葉県)
見事なまでに何もない駅に朝の日差しが映える。

ホームに券売機と窓口があり、奥で駅員が震えていた。

7:11 湖北(こほく)駅(成田線 千葉県)
ひと駅戻る。
風が止んだ。

日差しは潤いに満ちて、ここには小さいながらもいくつかの商店が並ぶ町があった。

悪くない通りだったよ。

7:25 布佐(ふさ)駅(成田線 千葉県)
行き違い待ちで数分の停車。

日差しにありがたみが増し、成田線は利根川に近づく。

集合団地が並び彩りのある駅舎を持つ町だったが、他に目につくものは見当たらなかった。

7:41 小林(こばやし)駅(成田線 千葉県)
青空跨線橋に日本家屋風の駅舎。

郊外と田舎が同居した駅に集まってくる者の装いは若く、年齢構成も若い。

旅館の看板を見た。
もっとも旅館という文字に×が貼り付いてはいたが。

8:05 木下(きおろし)駅(成田線 千葉県)
ひと駅戻る。

水の駅に降りる。
街道を渡れば水辺。
利根川堤防も見える。
でも橋が架かっていないんだ。
二番目の大河との再会は叶わなかった。

江戸時代には大層賑わったそうだ。

特に用があるわけじゃないが、我孫子からコンビニを見ていない。

8:48 安食(あじき)駅(成田線 千葉県)
栄町役場までを往復。
利根川はやはり遠くて行き着かない。

役場付近にはマルエツを中心とした町があり、駅へと続く道は心細い。
同僚Aはこの駅から日暮里まで毎日通っている。
それもまた遠いと言わざるを得ない。

印旛沼周辺の散策を目的としているのか、リュックを背負った者を2、3人見かけた。

9:08 下総松崎(しもうさまんざき)駅(成田線 千葉県)
印旛沼のムコウに富士山が見える。
そんな天気になったよ。

だだっ広い土地に風が吹き抜ける。

30分を過ごすにはおそろしく退屈な駅だ。

もっと余計に時間があれば甚兵衛渡しまでの道を試みるだろう。

9:55 成田空港(なりたくうこう)駅(成田空港線/京成本線 千葉県)
改札を抜けると人相改めがある。
空港には用がない。
だから出発ロビーにはいかなかったよ。

「ハッピーエンドでふられたい」を口ずさむのも、ホノルル行きを懐かしむのも次回でいい。

次回がなければそれはそれで構わない。

京成酒々井(けいせいしすい)駅(京成本線 千葉県)にて

10:40 酒々井(しすい)駅(成田線 千葉県)
千葉方面へ。

地名の由来となる酒の井伝説みたいなのがあったのだな。
養老伝説と似たような話だ。
京成駅往復の歩道にその様子が描かれていた。

宗吾霊廟はとても立派らしい。
それは駅前の観光写真で知った。

それにしてもこのあたりは何度見ても気怠い風景だ。
もっともオレも似たような景色の中で暮らしているけれど。

10:58 物井(ものい)駅(総武本線 千葉県)
佐倉から総武本線に入る。

見事なまでに何もない駅だ。
退屈以外の何物でもない。
ただ風に吹かれている以外どうすることもできない。

そして日のぬくもりも消えつつある。

11:23 東千葉(ひがしちば)駅(総武本線 千葉県)
大都市千葉の東の外れ。
東税務署への看板以外に道順は示されておらず、人の姿もまばらだ。

街から町へ。
境目の場所だが、大都市千葉はすぐそこに見えている。

テレビで見るアジアのどこかの風景、スラム街から大都会を見る風景に似ている。

11:46 本千葉(ほんちば)駅(外房線/内房線 千葉県)
千葉駅で乗り換え。
房総方面にひと駅。

繁華街を外れ、着いた先は千葉県庁前。
千葉都市モノレールの終着駅だった。
通りの先にお城が見える。
郷土博物館だという。

レトロで物静かな風景だった。
そして余韻が残った。

12:11 西千葉(にしちば)駅(総武本線 千葉県)
千葉駅に引き返し、東京方面へ。

いつぞやの夜に魔法をかけられたようだ。
光にあふれて見えた駅前通りに奥行はなく、千葉大学が駅の存在理由の最右翼であろうことが想像できた。

がっかりしたが、ドーナツのとてもいい匂いがする駅だった。

12:24 新検見川(しんけみがわ)駅(総武本線 千葉県)
京成駅の方へ行けば少しは繁華街らしきものに出会えたのかもしれない。

商店もあり人もいるが廃墟もあって寂しい気持ちにさせる街だ。

オレが暮らす保谷駅前あたりにも同じようなことが言える。

12:37 幕張(まくはり)駅(総武本線 千葉県)
街並みは変わらない。

京成駅もまた少し離れている。

線路の先に寂れたホームが見えた。

駅には雛壇が飾られ、いま目の前をメッセの高層ビル群が通り過ぎる。

12:53 東船橋(ひがしふなばし)駅(総武本線 千葉県)
船橋の繁栄はここまでは及ばず、東千葉のようなタイクツな町だった。

たぶんオレはもう夜の魔法にはかからない。

15:44 津田沼(つだぬま)駅(総武本線 千葉県)
ひと駅戻る。

今日は親戚が参加する習志野シンフォニックブラス(NSB)の演奏会。
去年は大勢で見守ったけど、今年は親父、姉貴、姉貴のご夫妻のみ。
最後にばっちり大きな音で締めて無事大役全う。

こうしてオレを誘いだしてくれて感謝してるよ。
ああいった場所に人がましく出かけていけるようになれたことが、とてもうれしい。

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