「鉄旅日記」2019年年始 初日(東京-一ノ関)その3-米沢、福島、仙台、一ノ関(奥羽本線/東北本線) 【雪が見たくて北へ向かいました。そして初めて仙台空港線に乗ったのでございます。】
鉄旅日記2019年1月5日・・・米沢駅、福島駅、仙台駅、一ノ関駅(奥羽本線/東北本線)
17:34 米沢(よねざわ)駅(山形新幹線/奥羽本線/米坂線 山形県)
雪はさらに激しさを増し、夜空は暗さを増す。



吹雪のような駅前から先へ行く理由が見つからず、酒とつまみを購入して、すでに入線している17:44発福島行に乗り込み、穏やかな時間を過ごしている。

米沢城址のお堀は結氷していた。
上杉神社に近づくと新年の参拝客に囲まれた。
道々戊辰戦争での米沢藩について考えていた。
歴史は武勇の家の誉れを会津藩に与えて、武士の時代は終わった。
新年明けて5日目。
雪の米沢。
得がたい記憶ができた。
川中島合戦が再現される川辺を見ておきたかったけど、夜が下りた雪中行軍は断念して正解だった。
だけど、また米沢に行く理由が生まれた。
この雪は福島へと下る途中で消えるだろう。
18:38 福島(ふくしま)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/奥羽本線/阿武隈急行/福島交通飯坂線 福島県)
かつて車で立ち寄ったことのある峠駅では、「峠の力餅」の売り子が現れ、乗客の数名が殺到した。
停車時間はない。
JR自体が文化を守る運動に熱心ではないのだと感じる。
車窓から何かが見える区間じゃない。
スマホに目を落としているうちに福島盆地へと下りてきた。
福島盆地にも雪は残り、うっすらと積もっていた。
18:35発仙台行は4分の遅れ。


20:01 仙台(せんだい)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/仙山線/仙石線/仙台市地下鉄南北線/仙台市地下鉄東西線/仙台空港線 宮城県)
20:00発一ノ関行は、乗ってきた19:56着仙台行の到着遅れにより2分の発車遅れ。
いずれにしても乗り換え時間はわずかしかない。
仙台にはもはや雪はなく、米沢のことが嘘のように感じる。
こんな時間帯に旅行者然としているのはオレのみで、多くの仙台人に紛れたこの夜を喜ぶ気持ちでいる。

明日はここ仙台で少し時間をとっている。
21:35 一ノ関(いちのせき)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/大船渡線 岩手県)にて




22:45 一関グリーンホテル
福島から仙台そして一関。
道中は長かった。
酒を飲むことに疲れ始めた新年。
その事態を歓迎している。
こうして心身ともに必然を迎えて今年は成就。
そんな流れの中にいるが、一関は遠かった。
一関の夜は3年前に知っていた。
もっとも便所を借りて駅前風景を一瞥したに過ぎない。
もっとも今夜もそれに近い。
ホテルは近く、スナック街に足を踏み入れ、コンビニで用を済ませ、懐かしげな顔をしたレジの女性を素敵だと感じて店を出る。
街の明かりはすぐに尽きて、駅に戻るようにこのホテルに入った。
オレと一関の縁は深い。
遡れば20年以上前に行き着く。
人と街を同列に考えるのはアリだろう。
オレは友人のその後を見つめるように街との再会を果たしてきた。
素敵な女性を見かけた一関。
オレももう今年で50歳。
そんな印象のまま街を離れられることもまた素敵だ。
明日の朝、日が上る前の街を正確に描写してここを離れる。
米沢で買っておいた米沢牛炭火焼特上カルビ弁当1600円。
たまらなく美味しかったよ。
【Facebookへの投稿より】
新年明けましておめでとうございます!
皆さまにおかせられましては平和なお正月をお過ごしになられた事と存じます。
本年における皆さまのご多幸を心よりお祈り申し上げます。
新年初旅は、一番列車で東京葛飾を出まして、トンネルのムコウの雪国に身を震わせ、大穀倉地帯の越後平野まで来ますと雪はないのだと感心して、反転するように米沢へと向かったのでございます。
米沢は深い雪の中で現在もしんしんと降り積もっております。
謙信公からはじまる上杉家廟所に参り、また城址公園の中にある上杉神社に詣でました。
幕末、同じ東北の中で武勇の誉れは会津藩、庄内藩へと与えられましたが、高校野球における龍谷大平安、松山商業、広島商業、中京大中京といった古豪に与えられ続ける名誉を、米沢の街はまとっておりました。
福島盆地へと下り、現在仙台へ向かう列車に乗っております。
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