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「鉄旅日記」2020年睦月【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】2日目(湯沢-鷹ノ巣)その1‐湯沢、四ツ小屋、秋田、森岳(奥羽本線)

公開日: : 最終更新日:2024/04/13 旅話, 旅話 2020年

駅旅日記2020年1月12日・・・湯沢駅、四ツ小屋駅、秋田駅、森岳駅(奥羽本線)
2020・1・12 6:27 湯沢(ゆざわ)駅(奥羽本線 秋田県)
雨は一晩中降り続いたのだろう。
雪に変わることもなく、一晩中降ったのだろう。

みちのくの冷気を感じることなく、まだ暗い道を歩いてきた。

鮮やかな月に照らされて、昨日と同じ道を歩いてきた。

駅前は、やはり以前はもっと賑やかだったはずだ。

湯沢始発6:33発の秋田行に乗る。

8:10 四ツ小屋(よつごや)駅(奥羽本線 秋田県)
大曲までは深い濃霧。
やがて眠りに落ちる。

目覚めると霧は晴れていて、雪景色に変わっていた。
雲間から覗いた太陽が鈍い光を放っている。

駅名に惹かれて降りる。
どこにいくあてもないが歩きだして、踏切の先にお社を見つけた。
白山八幡神社。
真新しいしめ縄が張られた静謐な神域。


年の瀬、正月。
この神社も参拝で賑わったのだろう。

そして、そうした人々も去った鎮守の森。
よそからやってきた何者とも知れないオレがひとり手を合わせる。

背後の屋根から雪が落ちる。
鼻から息を吸うと奥がしびれたような感覚になる。

これが日本の冬。
これを味わいにきたのだと、凍てついた道を歩いていく。

8:37 秋田(あきた)駅(秋田新幹線/奥羽本線/田沢湖線/男鹿線 秋田県)
四ツ小屋あたりとは雪の降り方が違うようだ。
薄く積もった雪は、駅前では片付けられていて、タクシーの車列が長い。

スタバをはじめとする秋田駅の商業施設が以前より充実したように感じたのは、きっと気のせいなのだろう。
仮に尋ねてみれば、市民からは以前からこうだったのだとの回答が寄せられるのだろう。

秋田は比内地鶏か。
駅弁にはその名称が並んでいた。

それにしても昨夜のきりたんぽ鍋は美味かった。
スープにコクを与えていたあの肉もそうだったのだろう。

特急「つがる1号」に乗り込んでいる。
たいした記憶のない秋田平野を眺めている。

大久保を過ぎて、男鹿半島の山の連なりが見える。
素敵な眺めだ。

9:30 森岳(もりたけ)駅(奥羽本線 秋田県)
駅手前に角助沼が見える。
あそこに行こうと思うが、遠い。

秋田~青森間を走る特急「つがる」の停車駅は秋田、八郎潟、森岳、東能代、二ツ井、鷹ノ巣、大館、碇ケ関、大鰐温泉、弘前、浪岡、新青森、青森。
秋田から青森までの所要時間は約2時間40分。
遠いな。

森岳駅で降りる。

駅前を踏切まで歩く。
農協の大きな倉庫にスマホを向ける。
なぜかあの構造物にはいつも惹かれる。

ここらじゃ雪はほぼ消えて、屋根から滑り落ちる氷片が音をたてる。

群れ飛ぶ鳥の先に青空。
鳥の声を心穏やかに聞いていたが、二人のご婦人が大声で話す声が邪魔をする。

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