「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-松本)その4 ‐妙高高原、黒姫、篠ノ井、姨捨(しなの鉄道北しなの線/篠ノ井線) 【週末パスで信濃へ。妙高高原駅で引き返し、松本の友人を訪ね、大糸線を旅して思い出の白馬へ。先の旅から一週間後のことでございました。】
鉄旅日記2021年4月24日・・・妙高高原駅、黒姫駅、篠ノ井駅、姨捨駅(しなの鉄道北しなの線/篠ノ井線)
15:23 妙高高原(みょうこうこうげん)駅(しなの鉄道北しなの線/えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン 新潟県)
長野駅では予定を変更して「駅そば」へ。腹が減っていたし、微力ながら愛すべき鉄道文化を守る気持ちもある。

大盛カレーそば。美味しゅうございました。

今日はよく眠る。春の夢はあたたかく、目を覚まして車窓を眺めれば、意識は遠い記憶をたどる。
飼い犬のアンディ、そして3年前に妙高高原駅に降りた夜。失ってきた大切なものを想う。
スキーシーズンを終えた駅はガランとして、かつて並んでいた旅館の看板も今はなく、覚めなければよかった夢の先を生きているようなシーズンオフの町。


直江津へと伸びる鉄路は新潟県に入って最初に停車するこの駅で分断され、乗換を迫られる。今日はここで引き返す。かつて車で降りてきた坂を途中まで上がった。

駅前の土産物屋さんだけはオールシーズン客を待っている。

15:58 黒姫(くろひめ)駅(しなの鉄道北しなの線 長野県)
9分の停車。これまでに何度この駅を通ってきたことだろう。「駅そば」があることで黒姫駅の格を知った。
少年の頃には黒姫山という関取がいたこともあり、黒姫という語感にはいつも反応していた。
ただ黒姫山関がしこ名にした山は糸魚川市にあるとのこと。その名も同じ黒姫山。彼の出身地がそこにある。
JRから第三セクターしなの鉄道になりはしたが、駅舎は変わらない。駅前はリゾート地の雰囲気。


待合室には入れなかったので何が記されているのか正確には分からないが、「駅そば」はコロナのため営業を見合わせているようだ。
きっと再開するさ。そう信じる。
標高2,053メートルの黒姫山を写す。周辺の斑尾山、妙高山、飯綱山、戸隠山とともに北信五岳と呼ばれる妙高火山群に属している。

信濃富士とも呼ばれる姿は、迫る者を圧倒する貫禄を称えていた。
17:16 篠ノ井(しののい)駅(篠ノ井線/しなの鉄道 長野県)
かつて車を止めて印象を記した駅。商店街には少し前の流行り歌が流れていた。


あの日の昼にうなぎを食べたのはあの居酒屋だろう。飲食店は元気に営業している。

1998年開催の長野五輪は昔話。上野から直江津まで特急が出ていたのも昔話。それを知らない世代も成人している。
長野オリンピックスタジアムは篠ノ井が最寄り駅。あたりは川中島古戦場でもあり、住所には合戦場の名がついている。
五輪開催当時、千曲川の対岸で屋代~須坂を結んでいた長野電鉄屋代線も走っていたが、2012年に廃線になっている。
17:41 姨捨(おばすて)駅(篠ノ井線 長野県)
わずかな停車時間に根室線狩勝峠越え、肥薩線矢岳越えとともに日本三大車窓と謳われた絶景を写す。


これから会いに行く友はまだこの風景を知らずにいるのだろう。彼は栃木県小山の出身。縁は彼を松本に呼び寄せ、さらにその縁がオレをも松本に運ばせる。
彼とは3年振りになる。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2015年夏 最終日(広島-東京)-広島、向洋、東岡山、高島、守山(山陽本線、東海道本線) 【日本最南端の終着駅、枕崎までの往復旅】
鉄旅日記2015年8月15日その2・・・広島駅、向洋駅、東岡山駅、高島駅、守山駅(山陽本線、東海道本
-
-
「車旅日記」2003年晩秋 初日(奈良-高野山-南紀白浜)走行距離204㎞ -橿原かっぱ寿司、橋本駅、九度山駅、高野山大伽藍、高野山金剛峰寺、龍神、南紀白浜 【紀伊半島に焦がれる日々。南海道を往くのは2度目でございます。】
車旅日記2003年11月22日・・・橿原かっぱ寿司、橋本駅、九度山駅、高野山大伽藍、高野山金剛峰寺、
-
-
「車旅日記」2006年初夏 最終日(近江八幡-長浜-揖斐-岐阜)-ホテルはちまん、近江八幡駅、安土駅、彦根駅、長浜駅、垂井駅、美濃赤坂駅、揖斐駅、木知原駅 【これが最後の車旅でございます。鈴鹿山脈を回るように、終着駅を探して走ったのでございます。】
車旅日記2006年7月17日・・・ホテルはちまん、近江八幡駅、安土駅、彦根駅、長浜駅、垂井駅、美濃赤
-
-
「鉄旅日記」2022年新春 2日目(湯瀬温泉-三沢)その4 ‐板柳、川部、撫牛子、大釈迦、鶴ヶ坂(五能線/奥羽本線) 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】
鉄旅日記2022年1月9日・・・板柳駅、川部駅、撫牛子駅、大釈迦駅、鶴ヶ坂駅(五能線/奥羽本線)
-
-
「鉄旅日記」2020年盛夏 3日目(肥前鹿島-門司港)その2‐諫早、古部、島原港、島原船津、島原(島原鉄道) 【コロナ禍の内緒旅VOl.2。宮島へ。錦帯橋へ。筑豊へ。島原へ。千綿駅へ。そして若松~戸畑の渡船。日本晴れの4日間の記録でございます。】
鉄旅日記2020年8月15日・・・諫早駅、古部駅、島原港駅、島原船津駅、島原駅(島原鉄道)
-
-
「車旅日記」2003年夏 4日目(帯広-札幌)走行距離374㎞ -帯広東急イン、帯広緑ヶ丘公園、忠類、襟裳岬、様似駅、静内駅、恵庭中島公園、札幌東急イン 【北海道初上陸。2,300㎞を移動した5日間の記録でございます。】
車旅日記2003年8月16日・・・帯広東急イン、帯広緑ヶ丘公園、忠類、襟裳岬、様似駅、静内駅、恵庭中
-
-
「鉄旅日記」2015年春 最終日その1(宇治-東京)-宇治、山城多賀、玉水、上狛、木津、加茂、貴生川(奈良線/関西本線/草津線) 【朝に宇治を出て、近江鉄道に乗る一日】
鉄旅日記2015年3月22日その1・・・宇治駅、山城多賀駅、玉水駅、上狛駅、木津駅、加茂駅、貴生川駅
-
-
「車旅日記」2004年夏 最終日(長崎-福岡空港)走行距離291㎞その1-長崎ニューポート、島原駅、沖田畷古戦場(龍造寺隆信戦死の地)、大村駅、千綿駅、高橋駅 【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】
車旅日記2004年8月15日・・・長崎ニューポート、島原駅、沖田畷古戦場(龍造寺隆信戦死の地)、大村
-
-
「車旅日記」1997年1月【空しい日々を振り払い、28年目の人生もまた旅。そんな年頭の姿でございます。】-町田、愛甲石田駅、御殿場駅、岩波駅、熱海駅、西湘パーキング、奈良北
車旅日記1997年1月4日 1997・1・4 1:01 東京町田 明かりをつけた部屋にストーンズの
-
-
「鉄旅日記」2021年師走 初日(東京-古川)その3 ‐千徳、宮古、盛岡、古川(山田線/東北新幹線)/蛇の目寿司 【特急乗り放題の大人の休日倶楽部パスで冬の国へ。山田線完全乗車と鳴子温泉郷を始めとした陸羽東線沿線を歩くことが目的でございました。】
鉄旅日記2021年12月4日・・・千徳駅、宮古駅、盛岡駅、古川駅(山田線/東北新幹線)/蛇の目寿司