*

「鉄旅日記」2020年晩秋 2日目(砺波-武生)その1 ‐砺波、戸出、新高岡、金沢(城端線/北陸新幹線) 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/04 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年11月22日・・・砺波駅、戸出駅、新高岡駅、金沢駅(城端線/北陸新幹線)

2020・11・22  4:30  アパホテル砺波駅前317号室
沿線随一の街、砺波。駅前に下りた時は胸が踊った。飲食店やスナック街の明かりにある程度の賑やかさを想像した。

Go to トラベルの恩恵は受けている。地域券1,000円分。それを手にぶらぶらと。

ホテル前の小路を抜けてアーケード街まで。街の商圏はどうやらそこで尽きる。整った街明かりを写して駅に戻る。

居酒屋のカウンターでひとり飲んでいた。美人の店員さんが最初のビールのお酌をしてくれる。

彼女の発声に遠い昔を想った。若かった頃、きっと彼女のような女性に恋をしたのだろう。

徐々に客足が伸びた頃に店を出た。東京標準で考えると出された料理はどれも量が多かった。

砺波駅ホームを見下ろす部屋にいる。昨夜は21時には眠りに就いていたが、列車の発着音がそれなりに大きく聞こえていた。

カーテンを開けるとそんな光景が見られたことに気づいていれば、昨夜はもう少し違った過ごし方になったかもしれないが、別にこれで文句はない。

5:34  砺波(となみ)駅(城端線 富山県)

砺波の夜空は下町葛飾とたいして変わらない。

この街の明るい時間帯の姿を見ずに出ていくのは気が咎めるが、せめてもと早朝の駅前を写す。

今朝も冷え込みは緩く、駅にいくと一番列車が入線してきた。

始発は城端ではなく、砺波発。オレを含めて乗客3名で高岡へ。

駅では砺波平野に散見する集落の美を謳っている。水田の中に屋敷を木々で囲った屋敷林が点在する風景を指す。

散居村というらしい。砺波平野は出雲平野、胆沢平野と並んで日本三大散居村に数えられている

5:48  戸出(といで)駅(城端線 富山県)

列車行き違い3分の停車。乗客が2名増える。

ここもかつてからの主要駅なのだろう。大きな駅舎の上に星が浮かぶ。その大きな駅舎では、定期的にふれあい市場が開かれる

空は闇から群青色へと変わる頃。息を飲むような美しさに歓喜する。

駅前通りはカーブを描く。その先へと歩いていきたくなる。

6:21  新高岡(しんたかおか)駅(北陸新幹線/城端線 富山県)
夜明け前。高岡の夜景がひとかたまりに見える。

北陸新幹線は開業5年とのこと。まだ真新しい駅と駅前風景。山々が群青色に染まる様が美しい。

徐々に明るくなってきて、再び真新しい駅を写し、ビール片手に金沢行新幹線に乗る。

がら空きの車内。車窓から見る砺波平野が美しい。

やがて長いトンネルへ。抜けると平野はもうそこにはなかった。

6:51  金沢(かなざわ)駅(北陸新幹線/北陸本線/七尾線/IRいしかわ鉄道 石川県)

列車の発着音は琴の音色。

文化都市に降りた。そんな感慨が湧くのを感じながら通路を往き来して、観光で訪れた女子仲良し4人組に紛れるような格好で駅を写した。

まだ携帯電話もない時代にこの駅で想いを寄せる女性と再会を約し、実際に再会を果たしたこともあった。当時の金沢駅は現在の姿じゃなく、駅前もまた都会的洗練さは持たずにいた。

ある年の1月に宿泊した記憶も去来する。まるで別の人間の人生を見るようにそうした過去を思い起こす。

新高岡~金沢間は14分。北陸は今日も晴れ。一昨日東京で見たこの地域の予報は見事なまでに外れている。

関連記事

「鉄旅日記」2014年春 2日目(西舞鶴-魚津)その1-西舞鶴、東舞鶴、若狭高浜、小浜、上中、十村、木ノ本、余呉、高月、永原、敦賀(舞鶴線/小浜線/北陸本線/湖西線) 【青春18きっぷで、丹後若狭から北陸、信州へ】

鉄旅日記2014年3月22日その1・・・西舞鶴駅、東舞鶴駅、若狭高浜駅、小浜駅、上中駅、十村駅、木ノ

記事を読む

「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その5 ‐東浦和、東川口、吉川、吉川美南、南流山(武蔵野線) 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】/江戸川堤菜の花絶景

2022年3月21日・・・東浦和駅、東川口駅、吉川駅、吉川美南駅、南流山駅(武蔵野線)/江戸川堤菜

記事を読む

「鉄旅日記」2021年秋 最終日(飯坂温泉-東京)その3 ‐米沢、赤湯、中川、山形、北山形(奥羽本線) 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】

鉄旅日記2021年10月10日・・・米沢駅、赤湯駅、中川駅、山形駅、北山形駅(奥羽本線) 9

記事を読む

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その2 ‐文挟、鹿沼、鶴田、宇都宮(日光線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・文挟駅、鹿沼駅、鶴田駅、宇都宮駅(日光線) 7:32&nbs

記事を読む

「車旅日記」1996年夏【再び北を目指した夏。不慮の事故に遭い、打ち切らざるを得なくなったのでございます。】初日 (東京‐三国峠‐新潟)- 成瀬センター前、東福生駅、籠原駅、北橘村、渋川、ドライブイン利根川、猿ヶ京湖城閣、越後湯沢駅、道の駅ゆのたに、堀之内パーキング

車旅日記1996年8月13日 1996・8・13 10:45 東京 ルートは決まった。 今までの旅

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月 3日目(萩-三次)その3‐黒松、仁万、出雲市、荘原(山陰本線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】

鉄旅日記2020年7月25日・・・黒松駅、仁万駅、出雲市駅、荘原駅(山陰本線) 12:06&

記事を読む

「鉄旅日記」2020年弥生 初日(東京-高山)その2‐甲府、日野春、長坂、青柳(中央本線) 【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】

鉄旅日記2020年3月20日・・・甲府駅、日野春駅、長坂駅、青柳駅(中央本線) 8:15 甲府(こ

記事を読む

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その3(東京-京都)-桂川PAから四条烏丸へ。恋焦がれた女性に会いにいく男の話でございます。【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・桂川PA 24:58 名神自動車-桂川PA 546㎞

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初夏 2日目(和歌山-松阪)その2-串本、新宮、尾鷲、紀伊長島、三瀬谷、多気、松阪(紀勢本線)【まほろばの路から紀州へ。紀伊半島で過ごした短い夏の記憶でございます。】

鉄旅日記2008年7月20日・・・串本駅、新宮駅、尾鷲駅、紀伊長島駅、三瀬谷駅、多気駅、松阪駅(紀勢

記事を読む

「鉄旅日記」2020年如月 初日(東京-大船渡)その5‐奇跡の一本松、陸前高田、大船渡(大船渡線)/居酒屋膳/やきとり香善 【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】

鉄旅日記2020年2月22日・・・奇跡の一本松駅、陸前高田駅、大船渡駅(大船渡線)/居酒屋膳/やきと

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「車旅日記」2001年黄金週間 最終日その2(京都-東京)-朝日村栄荘、道の駅親不知ピアパーク、道の駅能生、小千谷駅、月夜野情報サービスセンター、道の駅おかべ、葛飾金町【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月5日・・・朝日村栄荘、道の駅親不知ピアパーク、

「車旅日記」2001年黄金週間 最終日その1(京都-東京)-八坂神社石段下、志賀、道の駅河野、福岡の湯、道の駅ウェーブパークなめりかわ【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月5日・・・八坂神社石段下、志賀、道の駅河野、福

「車旅日記」2001年黄金週間 2日目その2(京都-志賀-京都)-祇園まで彼女をさらいに行ったのでございますが・・・【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月4日 大津方面に向かう161号国道は渋滞

「車旅日記」2001年黄金週間 2日目その1(京都-志賀-京都)-祇園まで彼女をさらいに行ったのでございますが・・・【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月4日 彼女は右手を投げ出してオレの体に置

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その4(東京-京都)-四条烏丸~祇園~桂川PAラブストーリー。【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・四条烏丸~祇園~桂川PA 26

→もっと見る

    PAGE TOP ↑