*

「鉄旅日記」2018年秋 最終日(松戸-五井-大原-安房鴨川-松戸)その1-市川塩浜、五井、上総牛久、馬立、上総鶴舞、里見(京葉線/外房線/小湊鉄道)【サンキューちばフリーパスでめぐる上総下総安房旅】

公開日: : 最終更新日:2025/05/10 旅話, 旅話 2018年

鉄旅日記2018年9月23日・・・市川塩浜駅、五井駅、上総牛久駅、馬立駅、上総鶴舞駅、里見駅(京葉線/外房線/小湊鉄道)

2018・9・23 7・06 市川塩浜(いちかわしおはま)駅(京葉線/武蔵野線 千葉県)
金町、松戸、新松戸。
昨夜の道を明けた朝にたどるのは新鮮な気持ちだ。

中山競馬場、東京湾。
武蔵野線は、舞浜で降りるのであろう人々をひと駅ごとに乗せて湾岸に出た。

乗り換えのために倉庫街のような駅に降りる。
野良猫が眠たげに歩く様子を思わず写す。

そしてビールと肉まん。
眠いよ。

8:28 五井(ごい)駅(外房線/小湊鉄道 千葉県)
鑑定師に告げられたのだが、オレは周囲を笑顔にしながら幸せになっていく。

そう思っていたよ。
イエメンにいるアメリカ人の友人に対してもそんな気持ちでいる。

この町の朝に触れられてうれしい。
特に何があるわけでもなく、駅周辺を歩くには10分もあてれば十分で、ビールとお握りを購入。
ディーゼル音を響かせる昭和の客車に早くから乗り込んで発車を待っている。



ゴルフバッグを抱えた紳士が乗り込んでいる。
やがて田園を往く。

最初の駅、上総村上には、昭和人はこんなに小さかったのかと思うほど、小さな小さな駅舎があった。

9:11 上総牛久(かずさうしく)駅(小湊鉄道 千葉県)
この列車の終点。
深い皺を顔に刻んだ老人が座っている。

あたりは住宅街だが、店のシャッターは下り、まるで夕方のような疲れが町を覆っている。
吹く風も涼しくなり、2018年も黄昏に向かいつつあることを感じている。
この町で。

ここからじゃ東京もずいぶん遠くなった。


上りがもうじきくる。
ひと駅戻ろう。

9:38 馬立(うまたて)駅(小湊鉄道 千葉県)
日に照らされた真っ白な駅名標と花壇が遠い日を思い起こさせる。
どことなく幸せな気分になる。


人は暮らしているが、どうして次々と店は閉まっていくのか。
あの焼肉屋は夜には開くのだろうか。
営業しているのは美容室とコインランドリーだけだった。

途中馬立橋を渡る。
農夫の話し声が聞こえる。

千葉にも訛りがある。
昨日、銚子に至る道で知った。

10:33 上総鶴舞(かずさつるまい)駅(小湊鉄道 千葉県)
明治維新期の3年間。
廃藩置県に至るまで鶴舞藩が存在したとのこと。

街道に出ても何もなく、大宮神社では土地の会合が持たれていた。

発電所跡から蝉の声が響き、コーヒースタンドの置かれた広場からは子供の声が聞こえ、柿の実はこれから赤くなる。

車をつけたおじさんが家族に話す声が聞こえる。
ホームから見えるこの曲線を描く線路がよくCMに使われると。

居眠りでもしているよりしょうがないが、この穏やかな時は得がたいと思う。
苔むして使われなくなったホームを眺めながら、この鉄道が多くの人々を目的地まで運んでいた時代があったことを想う。



じきに幸せになるオレが、よく晴れた空の下で笑っている。

11:16 里見(さとみ)駅(小湊鉄道 千葉県)
行き違い3分の停車。
狭い駅前にこの沿線にしては珍しく人が集まっている。

古い駅舎が続くひたすらの田舎道。
居眠りするにはちょうどよく、駅に着いて目を開ける。

特産品などが売られている駅で、首から籠を提げ、派手な衣装の売り子のおじさんが列車内に入ってくる。

レトロと言える鉄道文化だが、人の触れ合いに古いも新しいもない。

関連記事

「鉄旅日記」2005年秋 最終日(小諸-東京)その1-小諸、軽井沢、横川(しなの鉄道) 【軽井沢で挙式する身内を祝うために、初めて鉄道で旅をいたしました。】

鉄旅日記2005年11月7日・・・小諸駅、軽井沢駅、横川駅(しなの鉄道) 2005・11・7 東京

記事を読む

「鉄旅日記」2001年祇園会【京都の女性に恋をしていた頃がございました。そんなある宵宵々山の記憶でございます。】

鉄旅日記2001年7月15日 2001・7・15の記憶(京都編) 今頃は店に入って彼女

記事を読む

「鉄旅日記」2019年弥生Part.1 最終日(紀伊田辺-東京)その1-紀伊田辺、箕島、和歌山、伊太祈曽、貴志(紀勢本線/和歌山電鐵貴志川線) 【和歌山電鐵に乗るために、青春18きっぷで紀伊半島一周を思い立ったのでございます。】

鉄旅日記2019年3月3日・・・紀伊田辺駅、箕島駅、和歌山駅、伊太祈曽駅、貴志駅(紀勢本線/和歌山電

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 最終日(北上-東京)その2‐新庄、鳴子温泉、小牛田(陸羽東線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月4日・・・新庄駅、鳴子温泉駅、小牛田駅(陸羽東線) 11:19 新庄(しん

記事を読む

「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その2 ‐十島、鰍沢口、甲斐住吉、国母、常永(身延線) 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】

鉄旅日記2022年3月21日・・・十島駅、鰍沢口駅、甲斐住吉駅、国母駅、常永駅(身延線) 1

記事を読む

「鉄旅日記」2022年新春 初日(東京-湯瀬温泉)その1 ‐松戸、神立、友部、水戸、いわき(常磐線) 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】

鉄旅日記2022年1月8日・・・松戸駅、神立駅、友部駅、水戸駅、いわき駅(常磐線) 2022

記事を読む

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その3 ‐みさき公園、多奈川、紀ノ川(南海本線/南海多奈川線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・みさき公園駅、多奈川駅、紀ノ川駅(南海本線/南海多奈川線)

記事を読む

「鉄旅日記」2020年睦月 2日目(湯沢-鷹ノ巣)その1‐湯沢、四ツ小屋、秋田、森岳(奥羽本線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

駅旅日記2020年1月12日・・・湯沢駅、四ツ小屋駅、秋田駅、森岳駅(奥羽本線) 2020・1・1

記事を読む

「鉄旅日記」2016年春 最終日(石巻-東京)その2-久田野、新白河、豊原、白坂、黒磯、西那須野、那須塩原、矢板(東北本線) 【下北半島から東日本大震災被災地へ】

鉄旅日記2016年3月21日その2・・・久田野駅、新白河駅、豊原駅、白坂駅、黒磯駅、西那須野駅、那須

記事を読む

「鉄旅日記」2012年春 その2-新清水、静岡、草薙、興津、裾野、御殿場、駿河小山、国府津、逗子、横須賀、田浦、新川崎(東海道本線、静岡鉄道、御殿場線、横須賀線) 【青春18きっぷで、鶴見線・伊豆・駿河途中下車旅】

鉄旅日記2012年4月8日その2・・・新清水駅、静岡駅、草薙駅、興津駅、裾野駅、御殿場駅、駿河小山駅

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2023年新春 2日目(泉佐野-彦根)その2 ‐貝塚、住吉大社、粉浜、岸里玉出、汐見橋、桜川(南海本線/南海高野線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月8日・・・貝塚駅、住吉大社駅、粉浜駅、岸里玉出

「鉄旅日記」2023年新春 2日目(泉佐野-彦根)その1 ‐泉佐野、貝塚、水間観音(南海本線/水間鉄道)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月8日・・・泉佐野駅、貝塚駅、水間観音駅(南海本

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その4 ‐加太、和歌山市、泉佐野(南海加太線/南海本線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・加太駅、和歌山市駅、泉佐野駅(南海加

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その3 ‐みさき公園、多奈川、紀ノ川(南海本線/南海多奈川線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・みさき公園駅、多奈川駅、紀ノ川駅(南

「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その2 ‐豊橋、大垣、大阪、新今宮(東海道本線/大阪環状線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月7日・・・豊橋駅、大垣駅、大阪駅、新今宮駅(東

→もっと見る

    PAGE TOP ↑