「鉄旅日記」2018年秋 最終日(松戸-五井-大原-安房鴨川-松戸)その1-市川塩浜、五井、上総牛久、馬立、上総鶴舞、里見(京葉線/外房線/小湊鉄道)【サンキューちばフリーパスでめぐる上総下総安房旅】
鉄旅日記2018年9月23日・・・市川塩浜駅、五井駅、上総牛久駅、馬立駅、上総鶴舞駅、里見駅(京葉線/外房線/小湊鉄道)
2018・9・23 7・06 市川塩浜(いちかわしおはま)駅(京葉線/武蔵野線 千葉県)
金町、松戸、新松戸。
昨夜の道を明けた朝にたどるのは新鮮な気持ちだ。
中山競馬場、東京湾。
武蔵野線は、舞浜で降りるのであろう人々をひと駅ごとに乗せて湾岸に出た。
乗り換えのために倉庫街のような駅に降りる。
野良猫が眠たげに歩く様子を思わず写す。


そしてビールと肉まん。
眠いよ。
8:28 五井(ごい)駅(外房線/小湊鉄道 千葉県)
鑑定師に告げられたのだが、オレは周囲を笑顔にしながら幸せになっていく。
そう思っていたよ。
イエメンにいるアメリカ人の友人に対してもそんな気持ちでいる。
この町の朝に触れられてうれしい。
特に何があるわけでもなく、駅周辺を歩くには10分もあてれば十分で、ビールとお握りを購入。
ディーゼル音を響かせる昭和の客車に早くから乗り込んで発車を待っている。




ゴルフバッグを抱えた紳士が乗り込んでいる。
やがて田園を往く。
最初の駅、上総村上には、昭和人はこんなに小さかったのかと思うほど、小さな小さな駅舎があった。
9:11 上総牛久(かずさうしく)駅(小湊鉄道 千葉県)
この列車の終点。
深い皺を顔に刻んだ老人が座っている。
あたりは住宅街だが、店のシャッターは下り、まるで夕方のような疲れが町を覆っている。
吹く風も涼しくなり、2018年も黄昏に向かいつつあることを感じている。
この町で。
ここからじゃ東京もずいぶん遠くなった。



上りがもうじきくる。
ひと駅戻ろう。
9:38 馬立(うまたて)駅(小湊鉄道 千葉県)
日に照らされた真っ白な駅名標と花壇が遠い日を思い起こさせる。
どことなく幸せな気分になる。



人は暮らしているが、どうして次々と店は閉まっていくのか。
あの焼肉屋は夜には開くのだろうか。
営業しているのは美容室とコインランドリーだけだった。
途中馬立橋を渡る。
農夫の話し声が聞こえる。
千葉にも訛りがある。
昨日、銚子に至る道で知った。
10:33 上総鶴舞(かずさつるまい)駅(小湊鉄道 千葉県)
明治維新期の3年間。
廃藩置県に至るまで鶴舞藩が存在したとのこと。
街道に出ても何もなく、大宮神社では土地の会合が持たれていた。
発電所跡から蝉の声が響き、コーヒースタンドの置かれた広場からは子供の声が聞こえ、柿の実はこれから赤くなる。
車をつけたおじさんが家族に話す声が聞こえる。
ホームから見えるこの曲線を描く線路がよくCMに使われると。


居眠りでもしているよりしょうがないが、この穏やかな時は得がたいと思う。
苔むして使われなくなったホームを眺めながら、この鉄道が多くの人々を目的地まで運んでいた時代があったことを想う。




じきに幸せになるオレが、よく晴れた空の下で笑っている。
11:16 里見(さとみ)駅(小湊鉄道 千葉県)
行き違い3分の停車。
狭い駅前にこの沿線にしては珍しく人が集まっている。

古い駅舎が続くひたすらの田舎道。
居眠りするにはちょうどよく、駅に着いて目を開ける。
特産品などが売られている駅で、首から籠を提げ、派手な衣装の売り子のおじさんが列車内に入ってくる。
レトロと言える鉄道文化だが、人の触れ合いに古いも新しいもない。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2020年初秋 2日目(高松)その1 ‐瀬戸大橋遠景、丸亀城、少林寺、津嶋神社参道、津島ノ宮駅、詫間海軍航空隊跡、箱浦(浦嶋伝説の地)、父母ヶ浜 【時空の友を訪ねて讃州高松へ。金比羅さん、瀬戸大橋、大歩危、小歩危などを友とめぐり、義仲寺に寄り、直島に渡り、水島臨海鉄道にも乗った4日間の記録でございます。】
車旅日記2020年9月20日・・・瀬戸大橋遠景、丸亀城、少林寺、津嶋神社参道、津島ノ宮駅、詫間海軍
-
-
「車旅日記」2004年春 最終日(稚内-旭川空港)走行距離353㎞その1-稚内サンホテル、稚内公園、ノシャップ岬、サロベツ原生花園、サロベツ河畔、パンケ沼、下沼駅、幌延駅、雄信内駅 【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】
車旅日記2004年5月5日・・・稚内サンホテル、稚内公園、ノシャップ岬、サロベツ原生花園、サロベツ河
-
-
「鉄旅日記」2017年冬 最終日(喜多方-東京)その2-会津若松、芦ノ牧温泉、大川ダム公園、芦ノ牧温泉南(会津鉄道)/大塚山古墳群【会津へ。会津へ行きたかったのでございます。】
鉄旅日記2017年12月3日・・・会津若松駅、芦ノ牧温泉駅、大川ダム公園駅、芦ノ牧温泉南駅(会津鉄道
-
-
「鉄旅日記」2017年冬 初日(東京-会津若松)その1-大泉学園、北千住、東武動物公園、上三依塩原温泉口、中三依温泉、会津高原尾瀬口、七ヶ岳登山口、会津山村道場(西武池袋線/東武伊勢崎線/東武鬼怒川線/野岩鉄道/会津鉄道) 【会津へ。会津へ行きたかったのでございます。】
鉄旅日記2017年12月2日・・・大泉学園駅、北千住駅、東武動物公園駅、上三依塩原温泉口駅、中三依温
-
-
「鉄旅日記」2009年皐月【四国へ、途中下車の旅】最終日(観音寺-東京)-観音寺、宇多津、岡山、瀬戸、高槻、山崎、名古屋、豊橋、掛川、熱海、金町(予讃本線/瀬戸大橋線/山陽本線/東海道本線)
鉄旅日記2009年5月6日・・・観音寺駅、宇多津駅、岡山駅、瀬戸駅、高槻駅、山崎駅、名古屋駅、豊橋駅
-
-
「鉄旅日記」2018年神無月 2日目(越前大野-福井-米原-名古屋-松本)その1-越前大野、南今庄、敦賀、武並(越美北線/北陸本線/東海道本線/中央本線) 【北陸へ。信州へ。友を訪ねての巡礼旅でございます】
鉄旅日記2018年10月7日・・・越前大野駅、南今庄駅、敦賀駅、武並駅(越美北線/北陸本線/東海道本
-
-
「車旅日記」2000年夏Part.1 2日目(諏訪-飯田-飛騨古川-能登島)上諏訪、辰野駅、駒ヶ根駅、飯田駅、道の駅賤母、ドライブイン飛騨花工場、道の駅飛騨古川、能登島 【信濃、飛騨、そして能登島。帰りは北陸路。この国の美しさをあらためて感じました夏旅でございます。】
車旅日記2000年7月21日 2000・7・21 7:55 上諏訪某リゾートクラブ 朝湯につかりさ
-
-
「車旅日記」2005年冬 2日目(都城-人吉)走行距離284㎞ その2-伊集院駅、串木野駅、川内駅、薩摩高城駅、大隅横川駅、吉松駅、人吉駅前ホテル 【どこへ行こうか。まっさきに浮かんだのが、昨夏に旅した南九州でございました。】
車旅日記2005年2月12日・・・伊集院駅、串木野駅、川内駅、薩摩高城駅、大隅横川駅、吉松駅、人吉駅
-
-
「鉄旅日記」2022年水無月 初日(東京-中山平温泉)その1 ‐金町、石岡、友部、水戸(常磐線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】
鉄旅日記2022年6月11日・・・金町駅、石岡駅、友部駅、水戸駅(常磐線) 2022・6・1
-
-
「鉄旅日記」2021年秋 初日(東京-飯坂温泉)その1 ‐金町、高浜、友部、水戸、いわき(常磐線) 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】
鉄旅日記2021年10月9日・・・金町駅、高浜駅、友部駅、水戸駅、いわき駅(常磐線) 202
