*

「鉄旅日記」2020年初秋【時空の友を訪ねて讃州高松へ。金比羅さん、瀬戸大橋、大歩危、小歩危などを友とめぐり、義仲寺に寄り、直島に渡り、水島臨海鉄道にも乗った4日間の記録でございます。】最終日(高松-東京)その2 ‐茶屋町、岡山、倉敷、倉敷市、水島、常盤、栄、三菱自工前(宇野線/伯備線/水島臨海鉄道)/倉敷センター街、阿智神社、倉敷美観地区

公開日: : 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年9月22日・・・茶屋町駅、岡山駅、倉敷駅、倉敷市駅、水島駅、常盤駅、栄駅、三菱自工前駅(宇野線/伯備線/水島臨海鉄道)/倉敷センター街、阿智神社、倉敷美観地区

10:10  茶屋町(ちゃやまち)駅(宇野線/本四備讃線 岡山県)
備前平野ともいうべき平坦な風景が車窓からは見てとれた。

簡易駅舎ばかりの沿線の駅で、岡山へ向かう者たちが続々と乗り込んでくる。多くは宇高連絡船を知らぬ人々。

オレとて知らないんだ。ただ偉大な歴史がそこにあったことに魅力を感じて、宇野線に乗ることを楽しみにしている。

列車はやがて本四備讃線と合流すると、高架下から高架へと上がり、茶屋町駅に着く。

瀬戸内のターミナル駅の駅前風景は一年前の記憶と大差ない。

ここ茶屋町にも消えることのない鉄道の記憶がある。29年前まで児島~下津井間を運行していた下津井電鉄。さらに遡ると1972年までは茶屋町駅が始発駅で、茶屋町~児島~下津井を結んでいた。

オレにその記憶の持ち合わせはない。

併設されたコンビニで、恋人へ渡す吉備団子と酒を携えてレジに並んだ。

10:37  岡山(おかやま)駅(東海道・山陽・九州新幹線/山陽本線/津山線/宇野線/伯備線/吉備線/赤穂線/本四備讃線 岡山県)

10:40発は伯備線総社行。飲み残しのレモンサワー片手に乗り込む。

岡山も今じゃ政令指定都市。街は以前からそれに足る格を持っている。

岡山藩主池田候のご子孫は今も岡山に在るとかつて聞いた。街の発展のために生きてこられたご一族だ。現在の繁栄を喜ばれておられることだろう。

11:19  倉敷市(くらしきし)駅(水島臨海鉄道 岡山県)

鱗雲が広がる瀬戸内。倉敷に着いてもまた、そんな秋空に出会えたことが嬉しい。

11年振りの倉敷。そして3度目の倉敷。北口に出てみる。

そして南口へ。駅ビルだった当時から駅舎は変貌して、上品なたたずまい。この変化を歓迎している。

水島臨海鉄道の倉敷市駅もまた記憶とは若干の誤差を伴って存在していた。

倉敷の裏通りから発車する臨海鉄道。終点の三菱自工前駅までは9駅で、開業からちょうど50年になる。貨物線で、三菱自工前から西埠頭駅まで延びていた西埠頭線が4年前に廃線になった。

似たような過去を持つわけじゃないが、その有り様と、生き残ってきた歴史と文化に敬意を。

古代遺跡を愛でるように、この沿線のすべてを愛したい。

11:46 水島(みずしま)駅(水島臨海鉄道 岡山県)にて

12:05 常盤(ときわ)駅(水島臨海鉄道 岡山県)にて

12:16 栄(さかえ)駅(水島臨海鉄道 岡山県)にて

13:00  三菱自工前(みつびしじこうまえ)駅(水島臨海鉄道 岡山県)
工場のサイレンが鳴り響く終着駅で列車を待ってる。ビールは生ぬるくなり、日差しは容赦ない。

でも、これでいい。夏の名残が体に刻まれ、これは9月の四国の痕だといずれ分かるだろう。

水島行に乗ってきたよ。列車は終着駅のひとつ手前で静かに止まり、同じようにひっそりと駅を出た。

水島商店街に沿うように歓楽街が続き、ひとつ手前の常盤駅まで歩く。

まだ時間がある。さらにひとつ手前の栄駅と歩いてきた。

町の灯を守る店もあれば、夢の跡を廃墟として残す軒並みがあり、栄駅からは引き返すように常盤、水島、三菱自工前と3駅間を歩き、途中水島港に寄り添い、今ここにいる。

工場労働者は過去も現在も未来を夢見ている。そんな町並みを歩いてきた。

オレも夢を見ているよ。水島臨海地帯の終わらぬ夢を見て、ひたすらに日に焼かれていた。いつの間にか心身にたまっていた毒も、これで抜けただろう。

14:00~倉敷センター街

14:10~阿智神社

14:23~倉敷美観地区

14:39 倉敷駅南口

15:25~岡山駅

関連記事

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その4 ‐長野、御代田、小諸、上田(信越本線/しなの鉄道)

鉄旅日記2021年7月10日・・・長野駅、御代田駅、小諸駅、上田駅(信越本線/しなの鉄道)

記事を読む

「鉄旅日記」2018年春【伊那谷へ。長篠へ。安曇野へ。木曽へ。青春18きっぷを握ったそんな旅でございます。】最終日(飯田-安曇野-木曽-東京)その3-日出塩、贄川、村井、上諏訪、日野春、西国分寺、新松戸(中央本線/武蔵野線)

鉄旅日記2018年4月8日・・・日出塩駅、贄川駅、村井駅、上諏訪駅、日野春駅、西国分寺駅、新松戸駅(

記事を読む

「鉄旅日記」2018年如月【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】最終日(直江津-六日町-大前-東京)その1-直江津、土底浜、犀潟、虫川大杉、六日町、塩沢(信越本線/北越急行ほくほく線/上越線)

鉄旅日記2018年2月11日・・・直江津駅、土底浜駅、犀潟駅、虫川大杉駅、六日町駅、塩沢駅(信越本線

記事を読む

「車旅日記」2004年秋【瀬戸内から山陰へ。そんな旅がしたかったのでございます。】番外編(京都で過ごす日)-四条大宮駅、嵯峨駅前駅、嵯峨嵐山駅、京福嵐山駅、阪急嵐山駅、京都駅

車旅日記番外編2004年11月23日・・・四条大宮駅、嵯峨駅前駅、嵯峨嵐山駅、京福嵐山駅、阪急嵐山駅

記事を読む

「鉄旅日記」2014年春【青春18きっぷで、紀伊半島へ】初日(東京-紀伊勝浦)その2-山田上口、宮川、川添、伊勢柏崎、尾鷲、新鹿、熊野市、紀伊勝浦(参宮線、紀勢本線)

鉄旅日記2014年3月8日その2・・・山田上口駅、宮川駅、川添駅、伊勢柏崎駅、尾鷲駅、新鹿駅、熊野市

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】2日目(五所川原-北上)その4‐小柳、筒井、八戸、盛岡、北上(青い森鉄道/東北・北海道新幹線/東北本線)

鉄旅日記2019年11月3日・・・小柳駅、筒井駅、八戸駅、盛岡駅、北上駅(青い森鉄道/東北・北海道新

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】2日目(盛岡-宮古)その2-釜石、津軽石、宮古、田野畑、堀内(三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2019年9月22日・・・釜石駅、津軽石駅、宮古駅、田野畑駅、堀内駅(三陸鉄道リアス線) 9

記事を読む

「鉄旅日記」2007年如月【初日天王寺、2日目奈良。宿泊地だけを決めて、心のままに移動した記録でございます。】2日目(天王寺-奈良)その2-なんば、上本町、鶴橋、桃谷、寺田町、天王寺、恵美須町、新今宮、奈良(南海電鉄南海線/関西本線)

鉄旅日記2007年2月11日・・・なんば駅、上本町駅、鶴橋駅、桃谷駅、寺田町駅、天王寺駅、恵美須町駅

記事を読む

「鉄旅日記」2013年夏【青春18きっぷで、鹿児島県志布志へ】2日目(徳山-南宮崎)その1-徳山、長府、西小倉、城野、行橋、新田原、中津、中山香、高城、佐志生、熊崎、上臼杵、臼杵(山陽本線、日豊本線)

鉄旅日記2013年8月11日その1・・・徳山駅、長府駅、西小倉駅、城野駅、行橋駅、新田原駅、中津駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋【関東ぶらぶら旅その2-武蔵から相模へ】-川口、浦和、深谷、倉賀野、寄居、東飯能、飯能、寒川、茅ヶ崎、辻堂、新橋(京浜東北線/高崎線/八高線/相模線/東海道本線)

鉄旅日記2009年10月27日・・・川口駅、浦和駅、深谷駅、倉賀野駅、寄居駅、東飯能駅、飯能駅、寒川

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その4 ‐長野、御代田、小諸、上田(信越本線/しなの鉄道)

鉄旅日記2021年7月10日・・・長野駅、御代田駅、小諸駅、上田駅(

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その3 ‐しんざ、十日町、越後鹿渡、津南、戸狩野沢温泉(北越急行ほくほく線/飯山線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・しんざ駅、十日町駅、越後鹿渡駅、津

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その2 ‐湯檜曽、水上、越後湯沢、六日町(上越線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・湯檜曽駅、水上駅、越後湯沢駅、六日

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その1 ‐金町、上野、高崎、水上(常磐線/高崎線/上越線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・金町駅、上野駅、高崎駅、水上駅(常

「鉄旅日記」2021年皐月【ツレと房総に出かけました。宿泊地は勝浦でございます。房総横断鉄道に乗り、養老渓谷でも思い出深い時を過ごしたのでございます。】最終日-勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野駅、養老渓谷駅、五井駅(外房線/いすみ鉄道/小湊鉄道)/養老渓谷2階建てトンネル

鉄旅日記2021年5月23日・・・勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野

→もっと見る

    PAGE TOP ↑