「鉄旅日記」2020年盛夏 2日目(防府-肥前鹿島)その4‐企救丘、志井公園、小倉、黒崎、黒崎駅前、筑豊中間(北九州モノレール/鹿児島本線/筑豊電気鉄道) 【コロナ禍の内緒旅VOl.2。宮島へ。錦帯橋へ。筑豊へ。島原へ。千綿駅へ。そして若松~戸畑の渡船。日本晴れの4日間の記録でございます。】
鉄旅日記2020年8月14日・・・企救丘駅、志井公園駅、小倉駅、黒崎駅、黒崎駅前駅、筑豊中間駅(北九州モノレール/鹿児島本線/筑豊電気鉄道)
13:24 志井公園(しいこうえん)駅(日田彦山線 福岡県)にて



13:32 企救丘(きくがおか)駅(北九州モノレール 福岡県)
街を上から眺めると大きく見えるのだろうか。途中に競馬場があり、集合住宅の群れもまた終着駅まで続く。小倉からの所要時間は19分だった。


アドベンチャープールへと家族連れや女子連れが手に手に浮き輪を持って向かうところに出くわす。
企救丘駅からほど近く、橋の上にごく小さな志井公園駅があった。筑豊へ向かう日田彦山線の駅で、ホームに降りて牧歌的な風景を写す。
人気はなく、待ち人もなく、駅舎はレジャー地区の片隅にある流行らないアトラクションの入場口を思わせた。
この猛暑の中、人々は生真面目にマスクを着用している。
見上げた道徳心だと思うが、時に苛立ちを覚える。
小倉へ戻る。

14:11 小倉(こくら)駅(東海道・山陽・九州新幹線/鹿児島本線/日豊本線/日田彦山線/北九州モノレール 福岡県)
小倉城、旦過市場。

小倉には思い出がある。あの日は確か港にも行っただろう。港側の出口に行くと銀河鉄道999のキャラクターのメーテルと星野哲郎の銅像が迎えてくれる。

駅のど真ん中からモノレールが発車する大都会。小倉駅を基地と見立てれば、地球防衛軍の勇壮な出撃風景のようにも見えるそれは、小倉の名物的風景と言えるだろう。



皿倉山からの夜景は見事で、北九州は函館、長崎と並んで日本三大夜景に数えられるとのこと。北九州の位置には確か神戸が座っていたはずだが、、、あまりの暑さに思考が覚束なくなる。
巨大な駅を行き来した。


ビールを飲んだらスッキリしたよ。
14:33 黒崎(くろさき)駅(鹿児島本線 福岡県)にて

14:46 黒崎駅前(くろさきえきまえ)駅(筑豊電気鉄道 福岡県)
長崎街道黒崎宿。飯塚、原田と江戸時代の宿場はほぼ筑豊本線に沿う。
11年振りの黒崎の繁華さにもまた驚く。井筒屋の偉容は変わらず、一見閉鎖されたかのように見えたアーケード街も健在で、人も車の流れも都会を思わせる。実際に都会なのだろう。





滞在15分。JR駅に隣接する商業施設1階に筑豊へ向かう列車が出る。


愛称は「ちくてつ」。初めて乗る。終点の直方へ向かう。

15:14 筑豊中間(ちくほうなかま)駅(筑豊電気鉄道 福岡県)
「ちくてつ」はバスが走るように、バスが走りそうな生活道路を往く。この事情を知らずに車を走らせていて、不意にこの鉄道に出くわしたら驚くことだろう。
もっとも江ノ電を思えば例のないことじゃない。北九州にもこのような地方鉄道があったのだ。
スーパーの端やごく小さな路傍の切れ込みに鉄道へつながる階段がある。あまりの無造作感が鉄道とは何も特別なものではないのだと教えるかのようだ。



「ちくてつ」は中間で筑豊本線に近づくが、JR中間駅とは1kmほどの距離がある。
ここが中間という町だと示すものは周辺に何もない。

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