*

「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その4‐雫石、田沢湖、神代、角館(田沢湖線) 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/03 旅話, 旅話 2021年

鉄旅日記2021年4月17日・・・雫石駅、田沢湖駅、神代駅、角館駅(田沢湖線)

14:50 雫石(しずくいし)駅(秋田新幹線/田沢湖線 岩手県)

新幹線通過待ち13分の停車。ここにも10年前に同じ事情で降りている。

軽食堂はあるが売店はなく、ビールは買えない。

スキーリゾート地に似つかわしい駅前。伸びていく道の行方を見守るかのような赤いポスト。雨に濡れた桜木がやるせない気持ちにさせる。

トイレに寄ってる間に三々五々に散らばった人々の姿もなくなり、駅舎内は静けさに満ちて、おそらくどうしようもない相談を持ち込んだ客に対する駅長さんの声だけが響いていた。

雫石には虹がよく出るそうだ。この雨が上がれば岩手山に虹がかかるかもしれない。

盛岡からの乗客の大半が降りて閑散となった車内。この駅を出れば国境に差し掛かる。

15:36 田沢湖(たざわこ)駅(秋田新幹線/田沢湖線 秋田県)

赤渕を出てから22分。信号場での2度の停車を経て秋田県に入った。

この駅に寄るのは3度目になる。

ここから田沢湖は遠く、その青い姿をいまだに見たことはないが、その名に憧れて20代には何度か目指した。

だけどオレの中では幻の存在。駅正面に見えた山には雪が見えた。

駅舎の奥に見えた売店に心を残して、じきに13分の停車は明ける。ホームには大きな龍頭が鎮座していた。

辰子姫が住まう田沢湖。去年1月に八郎潟の畔近くに下りた時に八郎太郎とのなれそめを知った。2龍は田沢湖深くで愛の日々を送り続け、今じゃ八郎潟に行くこともめったにない。

刺巻を過ぎて国道に添う。かつて角館から盛岡を目指したのはあの道なのだろう。

杉の集積地が雨に濡れる様は風土、地域性にあふれ、濃厚な旅情を放ち、雨もまた一役買う。

15:54 神代(じんだい)駅(田沢湖線 秋田県)

列車行き違い5分の停車。道中満開の桜に目を見張る。

特色を持たない現代的かつ簡素な駅舎を出ると、そこにも桜木。しかも古木がある。

列車に乗る全員がマスク姿だが、コロナ騒ぎに疲れていたオレはここにはいない。

16:18 角館(かくのだて)駅(秋田新幹線/田沢湖線/秋田内陸縦貫鉄道 秋田県)

角館に着いて、秋田内陸線の発車までは47分。十分な時間ともとれるが、武家屋敷まで行けば時間内に戻ることはできない。

角館駅は武家屋敷を連想させる堂々たる構え。お城や史跡に行った時のような気分にいつもさせてくれる。

駅前は大正ロマン的とも言えるモダンな造り。

赤いポストと桜の組合せもまたモダン。

内陸線駅もその絵に収まっている。

大人の休日倶楽部切符で1割引の恩恵に預かり、購入した酒を楽しみながら発車を待つ。JR駅の待合室に設置された内陸線PRムービーがなかなかに楽しませてくれる。

【Facebookへの投稿より】

雨でございますね。相変わらずのコロナコロナでございますね。。

5ヶ月振りに旅に出ております。

秋田内陸を走る豪華列車の乗客は3名。雨に濡れる峡谷を眺めながら酒を飲んでおります。

そして、北へ向かっているのでございます。

関連記事

「鉄旅日記」2020年如月 初日(東京-大船渡)その1‐金町、北千住、上野、宇都宮、黒磯(常磐線/東北本線) 【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】

鉄旅日記2020年2月22日・・・金町駅、北千住駅、上野駅、宇都宮駅、黒磯駅(常磐線/東北本線)

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春【青春18きっぷで、関東途中下車旅】その1-赤羽、岡本、烏山、大金、宝積寺、氏家、石橋、自治医大、小金井、小山(東北本線、烏山線)

鉄旅日記2013年3月31日その1・・・赤羽駅、岡本駅、烏山駅、大金駅、宝積寺駅、氏家駅、石橋駅、自

記事を読む

「車旅日記」2006年皐月 2日目(黒磯-仙台)その2-末続駅、双葉駅、原ノ町駅、相馬駅、亘理駅、岩沼駅、名取駅、ホテルイーストワン仙台 【東京から出かける最後の車旅。関東、東北を2,265㎞走った記録でございます。】

車旅日記2006年5月3日・・・末続駅、双葉駅、原ノ町駅、相馬駅、亘理駅、岩沼駅、名取駅、ホテルイー

記事を読む

「車旅日記」1996年黄金週間【友を訪ねて大阪へ。そして約束の地、金沢へ。夢を見ながら国道を走った日々でございます。】2日目-友人夫婦と過ごした一日

車旅日記1996年5月4日 1996年5月4日の記憶 一夜明けた。 友人夫婦はそこでしっかりと生

記事を読む

「鉄旅日記」2016年夏 4日目(富良野-大館)その2-南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、北舟岡、伊達紋別、長万部、森、新函館北斗、大館(千歳線/室蘭本線/函館本線/北海道新幹線/奥羽本線) 【じきに廃線を迎える留萌~増毛に用がありました】

鉄旅日記2016年8月13日・・・南千歳駅、苫小牧駅、登別駅、東室蘭駅、北舟岡駅、伊達紋別駅、長万部

記事を読む

「鉄旅日記」2022年皐月 最終日(磐梯熱海-東京)その1 ‐磐梯熱海、新白河、小山(磐越西線/東北本線)【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月8日・・・磐梯熱海駅、新白河駅、小山駅(磐越西線/東北本線) 2022

記事を読む

「鉄旅日記」2022年師走 初日(東京-会津宮下)その3 ‐会津水沼、会津宮下(只見線)/宮下温泉ふるさと荘【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

鉄旅日記2022年12月10日・・・会津水沼駅、会津宮下駅(只見線)/宮下温泉ふるさと荘 1

記事を読む

「鉄旅日記」2015年夏 4日目(西鉄柳川-広島)その1-西鉄柳川、西鉄久留米、西鉄甘木、甘木、基山、けやき台、原田、桂川(西鉄本線、西鉄甘木線、甘木鉄道、鹿児島本線、筑豊本線) 【日本最南端の終着駅、枕崎までの往復旅】

鉄旅日記2015年8月15日その1・・・西鉄柳川駅、西鉄久留米駅、西鉄甘木駅、甘木駅、基山駅、けやき

記事を読む

「車旅日記」2000年春 4日目(鳴子温泉‐米沢‐猪苗代‐郡山)鳴子サンハイツ、道の駅むらやま、金渓ワイン、日布峠、こたかもりドライブイン、郡山スターホテル 【一年のブランクを経て、旅再開。出発場所は東京町田から、下町葛飾へと変わっております。】

車旅日記2000年5月6日 2000・5・6 7:19 鳴子サンハイツ 1011㎞ 低調な朝だ。

記事を読む

「鉄旅日記」2020年卯月 初日(東京-新津)その2‐水戸、いわき、原ノ町、鹿島(常磐線) 【緊急事態宣言発令直前のことでございます。常磐線全線運転再開を祝して人知れず旅に出たのでございます。】

鉄旅日記2020年4月4日・・・水戸駅、いわき駅、原ノ町駅、鹿島駅(常磐線) 7:40 水戸(みと

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2022年歳末【SNSへの投稿より】今年も暮れゆく東京-金町、柴又の冬枯れ情景をお楽しみいただきたく存じます。

【今年も暮れゆく東京2022】 大雪が伝えられております昨今。

「鉄旅日記」2022年師走 最終日(会津宮下-東京)その5 ‐南千住、北綾瀬、綾瀬(常磐線/東京メトロ千代田線)【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

鉄旅日記2022年12月11日・・・南千住駅、北綾瀬駅、綾瀬駅(常磐

「鉄旅日記」2022年師走 最終日(会津宮下-東京)その4 ‐大宮、尾久、三河島(高崎線/常磐線)【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

鉄旅日記2022年12月11日・・・大宮駅、尾久駅、三河島駅(高崎線

「鉄旅日記」2022年師走 最終日(会津宮下-東京)その3 ‐高崎、籠原、北本、北上尾(高崎線)【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

鉄旅日記2022年12月11日・・・高崎駅、籠原駅、北本駅、北上尾駅

「鉄旅日記」2022年師走 最終日(会津宮下-東京)その2 ‐越後湯沢、水上、津久田、岩本(上越線)【11年ぶりに全線運転再開を果たした只見線に乗りにいきました。】

鉄旅日記2022年12月11日・・・越後湯沢駅、水上駅、津久田駅、岩

→もっと見る

    PAGE TOP ↑