「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その4‐雫石、田沢湖、神代、角館(田沢湖線) 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】
鉄旅日記2021年4月17日・・・雫石駅、田沢湖駅、神代駅、角館駅(田沢湖線)
14:50 雫石(しずくいし)駅(秋田新幹線/田沢湖線 岩手県)
新幹線通過待ち13分の停車。ここにも10年前に同じ事情で降りている。
軽食堂はあるが売店はなく、ビールは買えない。

スキーリゾート地に似つかわしい駅前。伸びていく道の行方を見守るかのような赤いポスト。雨に濡れた桜木がやるせない気持ちにさせる。

トイレに寄ってる間に三々五々に散らばった人々の姿もなくなり、駅舎内は静けさに満ちて、おそらくどうしようもない相談を持ち込んだ客に対する駅長さんの声だけが響いていた。
雫石には虹がよく出るそうだ。この雨が上がれば岩手山に虹がかかるかもしれない。
盛岡からの乗客の大半が降りて閑散となった車内。この駅を出れば国境に差し掛かる。
15:36 田沢湖(たざわこ)駅(秋田新幹線/田沢湖線 秋田県)
赤渕を出てから22分。信号場での2度の停車を経て秋田県に入った。
この駅に寄るのは3度目になる。

ここから田沢湖は遠く、その青い姿をいまだに見たことはないが、その名に憧れて20代には何度か目指した。
だけどオレの中では幻の存在。駅正面に見えた山には雪が見えた。

駅舎の奥に見えた売店に心を残して、じきに13分の停車は明ける。ホームには大きな龍頭が鎮座していた。


辰子姫が住まう田沢湖。去年1月に八郎潟の畔近くに下りた時に八郎太郎とのなれそめを知った。2龍は田沢湖深くで愛の日々を送り続け、今じゃ八郎潟に行くこともめったにない。
刺巻を過ぎて国道に添う。かつて角館から盛岡を目指したのはあの道なのだろう。
杉の集積地が雨に濡れる様は風土、地域性にあふれ、濃厚な旅情を放ち、雨もまた一役買う。
15:54 神代(じんだい)駅(田沢湖線 秋田県)
列車行き違い5分の停車。道中満開の桜に目を見張る。
特色を持たない現代的かつ簡素な駅舎を出ると、そこにも桜木。しかも古木がある。



列車に乗る全員がマスク姿だが、コロナ騒ぎに疲れていたオレはここにはいない。
16:18 角館(かくのだて)駅(秋田新幹線/田沢湖線/秋田内陸縦貫鉄道 秋田県)
角館に着いて、秋田内陸線の発車までは47分。十分な時間ともとれるが、武家屋敷まで行けば時間内に戻ることはできない。
角館駅は武家屋敷を連想させる堂々たる構え。お城や史跡に行った時のような気分にいつもさせてくれる。


駅前は大正ロマン的とも言えるモダンな造り。


赤いポストと桜の組合せもまたモダン。


内陸線駅もその絵に収まっている。

大人の休日倶楽部切符で1割引の恩恵に預かり、購入した酒を楽しみながら発車を待つ。JR駅の待合室に設置された内陸線PRムービーがなかなかに楽しませてくれる。
【Facebookへの投稿より】
雨でございますね。相変わらずのコロナコロナでございますね。。
5ヶ月振りに旅に出ております。
秋田内陸を走る豪華列車の乗客は3名。雨に濡れる峡谷を眺めながら酒を飲んでおります。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2020年文月 2日目(香住-東萩)その2‐浜坂、東浜、福部、鳥取(山陰本線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】
鉄旅日記2020年7月24日・・・浜坂駅、東浜駅、福部駅、鳥取駅(山陰本線) 8:55&nb
-
-
「鉄旅日記」2018年如月 最終日(直江津-東京)その1-直江津、土底浜、犀潟、虫川大杉、六日町、塩沢(信越本線/北越急行ほくほく線/上越線) 【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】
鉄旅日記2018年2月11日・・・直江津駅、土底浜駅、犀潟駅、虫川大杉駅、六日町駅、塩沢駅(信越本線
-
-
「鉄旅日記」2022年皐月 最終日(磐梯熱海-東京)その2 ‐国定(両毛線)/国定忠治墓(養寿寺)【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】
鉄旅日記2022年5月8日・・・国定駅(両毛線)/国定忠治墓(養寿寺) 14:06 
-
-
「鉄旅日記」2009年秋 3日目(大分-佐賀)その2-大牟田、銀水、西鉄銀水、瀬高、荒木、久留米、鳥栖、佐賀(鹿児島本線/長崎本線) 【遅い夏休みをとり、長崎までの切符を買いました。】
鉄旅日記2009年9月20日・・・大牟田駅、銀水駅、西鉄銀水駅、瀬高駅、荒木駅、久留米駅、鳥栖駅、佐
-
-
「車旅日記」2004年春 4日目(旭川-稚内)走行距離428㎞その2-雄武町日の出岬、マリーンアイランド岡島、千畳岩、神威岬、クッチャロ湖、さるふつ公園、宗谷岬、稚内駅 【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】
車旅日記2004年5月4日・・・雄武町日の出岬、マリーンアイランド岡島、千畳岩、神威岬、クッチャロ湖
-
-
「鉄旅日記」2021年秋 初日(東京-飯坂温泉)その1 ‐金町、高浜、友部、水戸、いわき(常磐線) 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】
鉄旅日記2021年10月9日・・・金町駅、高浜駅、友部駅、水戸駅、いわき駅(常磐線) 202
-
-
「車旅日記」1996年黄金週間【友を訪ねて大阪へ。そして約束の地、金沢へ。夢を見ながら国道を走った日々でございます。】2日目-友人夫婦と過ごした一日
車旅日記1996年5月4日 1996年5月4日の記憶 一夜明けた。 友人夫婦はそこでしっかりと生
-
-
「鉄旅日記」2019年霜月 最終日(北上-東京)その1‐北上、横手、醍醐、十文字、下湯沢(北上線/奥羽本線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】
鉄旅日記2019年11月4日・・・北上駅、横手駅、醍醐駅、十文字駅、下湯沢駅(北上線/奥羽本線)
-
-
「鉄旅日記」2020年卯月 最終日(新津-東京)その3‐小野新町、要田、いわき(磐越東線) 【緊急事態宣言発令直前のことでございます。常磐線全線運転再開を祝して人知れず旅に出たのでございます。】
鉄旅日記2020年4月5日・・・小野新町駅、要田駅、いわき駅(磐越東線) 12:33 小野新町(お
-
-
「車旅日記」1996年黄金週間【友を訪ねて大阪へ。そして約束の地、金沢へ。夢を見ながら国道を走った日々でございます。】3日目 いよいよ金沢へ‐その1(R1→湖岸道路)伏見、山科西野、大津駅、瀬田駅、守山、彦根
車旅日記1996年5月5日 1996・5・5 11:36 1号国道‐伏見 黄金週間の混雑は古都の上
- PREV
- 「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その3‐梅ヶ沢、一ノ関、盛岡、小岩井(東北本線/東北新幹線/田沢湖線) 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】
- NEXT
- 「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その5‐比立内、阿仁合、阿仁前田温泉、合川、米内沢(秋田内陸縦貫鉄道) 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】
