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「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その3‐梅ヶ沢、一ノ関、盛岡、小岩井(東北本線/東北新幹線/田沢湖線) 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/03 旅話, 旅話 2021年

鉄旅日記2021年4月17日・・・梅ヶ沢駅、一ノ関駅、盛岡駅、小岩井駅(東北本線/東北新幹線/田沢湖線)

11:47 梅ヶ沢(うめがさわ)駅(東北本線 宮城県)

新田駅からひと駅戻る。

鳥のさえずりと雨の音を聞いていた。

田尻で購入したレモンサワーと新田で購入した団子を楽しみながら、下りホームの待合室で新田での記憶をまとめていた。団子が好きでよく食べるが、やっぱり酒とは合わないな。

雨に降りこめられて、この駅周辺を語ることはできない。

春の遅い東北でも、今年は桜も早々に散り、ここで降りてからの39分の内に見かけた者はなく、上りに向けて貨物列車が通りすぎていっただけ。

13:05 一ノ関(いちのせき)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/大船渡線 岩手県)

昼食のアテは外れた。でもなぜか駅に着いた時、もうすでにそれはないのではないかとの予感があった。

下りホームで美味いラーメンを出してくれる「駅そば」のことだ。お年を重ねられた美人のおかみさんが茹でておられた。何度食したことだろう。

沼津駅ホームのおでん屋さん、郡山駅ホームの喜多方ラーメン屋さん、、、またひとつゆかりの場所をなくした。

馴染みの西口はやっぱり見ておくよ。

新幹線口とも言える東口には初めて降りた。そしてそっち側のコンビニで恋人への土産に冷麺を購入。ついでに酒とちょっとしたランチ。

新幹線は乗り放題。盛岡まで乗る。そして一ノ関の街を見下ろす。

東北本線の車窓から、あの堤のムコウは北上川が流れているのだろうと思っていたが、事実として目にしたのは広大な田園だった。

そして再び堤が現れ、その先には北上川。

堤はまるで万里の長城のように田園地帯を守っていた。

新幹線の高みから眺める風景にしばらくは夢中でいられそうだ。

14:17 盛岡(もりおか)駅(東北・北海道新幹線/秋田新幹線/東北本線/田沢湖線/山田線/IGRいわて銀河鉄道 岩手県)

南部侯の首都も雨。岩手山も雨に霞んでいる。

駅にも駅前にも人波は戻り、店員のムダ話が聞こえてくる。

巨大な駅舎だ。その全容を写すことはできない。

田沢湖線に乗るのは2度目で、10年振りになる。前回は大曲から上り旅だった。

今回は下り列車。いくつかの駅で数分の停車時間もある。今日の楽しみのひとつではある。

14:36 小岩井(こいわい)駅(田沢湖線 岩手県)

列車行き違い4分の停車。10年前にもこうした事情で3分ほどここにいたことがある。

駅名から小岩井農場を連想したが、実際にそこに由来することは知らずにいた。バスに乗れば7分ほどの距離とのこと。

日本最大の民間農場には確か中学校の修学旅行で寄っている。記憶の持ち合わせはもはやないが。

駅舎は以前のままペンキが塗り変わっていた。

駅への再訪もまた旅の楽しみではある。

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