*

「鉄旅日記」2019年弥生Part.3【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】初日(東京-多治見)その3-笠寺、熱田、熱田神宮、神宮前、大江、名古屋東港、金山(東海道本線/名鉄常滑線/名鉄築港線/名鉄名古屋本線)

公開日: : 最終更新日:2024/04/13 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年3月23日・・・ 笠寺駅、熱田駅、神宮前駅、大江駅、名古屋東港駅、金山駅(東海道本線/名鉄常滑線/名鉄築港線)
15:50 笠寺(かさでら)駅(東海道本線 愛知県)
日本ガイシスポーツプラザの他に特に目につくものはなく、脇を新幹線が音速で通りすぎる町。


日本ガイシホールは、オレには旧称レインボーホールの方が通りがいい。
音楽コンサートのこけら落としはオフコース。
プロレス興行でも何度かその名を目にしている。

こんなところにあったのか。

夕暮れの町はどこか気だるく、まだ冷たさを失っていない風を避けるように、人々は跨線橋で次の列車の到着を待つ。

オレもそこに混じる。
そして彼女へ送る返事を考えていた。

16:03 熱田(あつた)駅(東海道本線 愛知県)にて

16:13 熱田神宮にて

16:22 神宮前(じんぐうまえ)駅(名鉄名古屋本線/名鉄常滑線 愛知県)
笠寺から1駅。
熱田で降りる。

神宮商店街を歩きながら、桶狭間に向かう際に熱田神宮に立ち寄った織田信長や、源氏のことを漠然と考えていた。
源義朝の正妻は熱田神宮大宮司の娘由良姫で、源頼朝を産んでいる。


熱田の杜は広い。
恋人に桜色の「なでしこ守り」を購入してすぐに引き返す。

大人の女性に渡すお守りとしては相応しいものではなかったのかもしれない。
でも熱田の神様は、そんな些細なことに拘泥しないだろう。

オレの波動をこめて恋人に渡す。
きっと彼女を守る。

16:32 大江(おおえ)駅(名鉄常滑線/名鉄築港線 愛知県)
中部国際空港に向かう急行列車で1駅。
名古屋東港へ向かう線が分岐する駅に降りた。

駅前は特に何があるわけでもない。
用を済ませて駅を写せば乗換時間の8分は過ぎる。

名鉄旅をしたのは4年前。
2日間を乗り鉄に徹して、8つの終着駅へ行き着いたが、瀬戸線の尾張瀬戸駅と名古屋東港だけは計画に組み込むことはできなかった。

尾張瀬戸には去年の9月に降りている。
名古屋東港へはここからひと駅。

名鉄築港線は日中9:00~15:00台の運行はない。

17:07 名古屋東港(なごやひがしこう)駅(名鉄築港線 愛知県)
大江に戻る列車がやってきた。
一人の客も運んでこなかった。

発車時刻が近づくとどこからともなく人々が現れる。
三菱重工へと向かう引き込み線が延び、空地には裁断された車両が放置されている。

関係者以外立入禁止と書かれた埠頭に出る。

名古屋港は都会の海で、左手には港を横断する大橋が架かっている。
去年の9月に降りた金城ふ頭のあたり。

あれから最愛の存在とは会えなくなり、心の支えにしていた女性も年の暮れに静かに去り、そして彼女が劇的なまでに現れた。

一週間後にオレたちは深く愛し合う。
誰もいない港で、そんな恋人のことを考えていた。


17:17 大江(おおえ)駅(名鉄常滑線/名鉄築港線 愛知県)にて

17:37 金山(かなやま)駅(東海道本線/中央本線/名鉄名古屋本線/名古屋市営地下鉄名城線/名古屋市営地下鉄名港線 愛知県)
大江に戻り、急行列車で2駅。
神宮前の次が金山総合駅になる。

改札を出ると人波の中。
これほどの往来を持つこの街は、愛知県では名古屋に次ぐ地位を持つのではないだろうか。

商業施設は音楽ライブの最中で、あまり上手いとは思えない演奏が聞こえてくる方を向けば、人々が跳び跳ねている。
まるでそこだけが別世界のような景観だった。

再び駅へ。
人波へ。

かき分けるように進むうちに、オレと彼女が出会った奇跡を思った。

関連記事

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その3‐宮古、蟇目、茂市(山田線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・宮古駅、蟇目駅、茂市駅(山田線) 13:25 宮古蛇の目寿司 宮古

記事を読む

「鉄旅日記」2005年秋【軽井沢で挙式する身内を祝うために、初めて鉄道で旅をいたしました。ここから鉄旅が始まったのでございます。】初日(東京-名古屋)-根府川、島田、豊橋、岡崎、名古屋(東海道本線)

鉄旅日記2005年11月5日・・・根府川駅、島田駅、豊橋駅、岡崎駅、名古屋駅(東海道本線) 200

記事を読む

2019年葉月【讃州高松への旅をSNSへの投稿より振り返ります。】2日目その2-八栗駅、道の駅源平の里むれ(房前公園)、四方見展望台、大鳴門橋、小松島ステーションパーク(小松島駅跡)、史跡旗山、屋島駅。

鉄旅日記2019年8月12日・・・八栗駅、道の駅源平の里むれ(房前公園)、四方見展望台、大鳴門橋、小

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】2日目(盛岡-宮古)その4-陸奥湊、白銀、鮫、久慈、宮古(八戸線/三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2019年9月22日・・・陸奥湊駅、白銀駅、鮫駅、久慈駅、宮古駅(八戸線/三陸鉄道リアス線)

記事を読む

「鉄旅日記」2018年春【伊那谷へ。長篠へ。安曇野へ。木曽へ。青春18きっぷを握ったそんな旅でございます。】最終日(飯田-安曇野-木曽-東京)その1-飯田、伊那大島、伊那松島、辰野、松本、柏矢町、豊科(飯田線/中央本線辰野支線/篠ノ井線/大糸線)

鉄旅日記2018年4月8日・・・飯田駅、伊那大島駅、伊那松島駅、辰野駅、松本駅、柏矢町駅、豊科駅(飯

記事を読む

「車旅日記」2000年春【一年のブランクを経て、旅再開。出発場所は東京町田から、下町葛飾へと変わっております。】4日目(鳴子温泉‐米沢‐猪苗代‐郡山)鳴子サンハイツ、道の駅むらやま、金渓ワイン、日布峠、こたかもりドライブイン、郡山スターホテル

車旅日記2000年5月6日 2000・5・6 7:19 鳴子サンハイツ 1011㎞ 低調な朝だ。

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】2日目(香住-東萩)その1‐香住、柴山、餘部(山陰本線)

鉄旅日記2020年7月24日・・・香住駅、柴山駅、餘部駅(山陰本線)/余部鉄橋 2020・7

記事を読む

「車旅日記」2003年夏【北海道初上陸。2,300㎞を移動した5日間の記録でございます。】3日目(北見-羅臼-根室-帯広)走行距離682㎞ -北見東急イン、美幌駅、摩周湖、知床斜里駅、羅臼、根室駅、納沙布岬、釧路駅

車旅日記2003年8月15日・・・北見東急イン、美幌駅、摩周湖、知床斜里駅、羅臼、根室駅、納沙布岬、

記事を読む

「車旅日記」1998年夏【20代最後の旅でございます。青森港から北海道上陸を目指して北へ向かったのでございますが・・・。】最終日(鳴子温泉-高畠ー郡山-東京)-鳴子サンハイツ、潟沼、瀬見駅、道の駅むらやま、羽前中山駅、高畠、道の駅七ヶ宿、道の駅安達、郡山文化センター前、須賀川駅、西那須野三島セブンイレブン、与板ラーメンとん太、築地電通前、東京町田

車旅日記1998年8月14日 1998・8・16 8:26 鳴子サンハイツ 5日目。 一番遅い

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】2日目(盛岡-宮古)その1-盛岡、仙北町、花巻、遠野、足ヶ瀬(東北本線/釜石線)

鉄旅日記2019年9月22日・・・盛岡駅、仙北町駅、花巻駅、遠野駅、足ヶ瀬駅(東北本線/釜石線)

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その4 ‐長野、御代田、小諸、上田(信越本線/しなの鉄道)

鉄旅日記2021年7月10日・・・長野駅、御代田駅、小諸駅、上田駅(

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その3 ‐しんざ、十日町、越後鹿渡、津南、戸狩野沢温泉(北越急行ほくほく線/飯山線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・しんざ駅、十日町駅、越後鹿渡駅、津

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その2 ‐湯檜曽、水上、越後湯沢、六日町(上越線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・湯檜曽駅、水上駅、越後湯沢駅、六日

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その1 ‐金町、上野、高崎、水上(常磐線/高崎線/上越線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・金町駅、上野駅、高崎駅、水上駅(常

「鉄旅日記」2021年皐月【ツレと房総に出かけました。宿泊地は勝浦でございます。房総横断鉄道に乗り、養老渓谷でも思い出深い時を過ごしたのでございます。】最終日-勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野駅、養老渓谷駅、五井駅(外房線/いすみ鉄道/小湊鉄道)/養老渓谷2階建てトンネル

鉄旅日記2021年5月23日・・・勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野

→もっと見る

    PAGE TOP ↑