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「鉄旅日記」2023年新春 初日(東京-泉佐野)その3 ‐みさき公園、多奈川、紀ノ川(南海本線/南海多奈川線)【南海各支線、水間鉄道、阪堺電気軌道、泉北高速鉄道、信楽高原鉄道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2023年

鉄旅日記2023年1月7日・・・みさき公園駅、多奈川駅、紀ノ川駅(南海本線/南海多奈川線)

16:44 みさき公園(みさきこうえん)駅(南海本線/南海多奈川線 大阪府)

尾崎で普通切符で乗れる特急サザンに乗り換える。

鳥取ノ荘を出るとしばらく海辺に沿う。不意の海との遭遇に気持ちが沸き立つ。

そしてひと駅。

駅前には見覚えがある。かつて車で通っている。記憶違いということもあるが、おそらく外れていない。

その名もみさき公園。そんな公園前駅。他に記せるものは特にない。

みさき公園は、かつて南海電鉄が開設したレジャー施設で、3年前に町に無償で譲渡されたとのこと。

ここから3駅からなる多奈川線が分岐している。その線に乗る。

潜水艦や海防艦を建造していた川崎重工業泉州工場への通勤の足として1944年に開業している。

2駅目の深日港駅には潮錆びた旧い駅舎が残っている。

かつてはその港から淡路航路、徳島航路が伸びていて、大阪から淡路島、徳島を結ぶ最短ルートかつメインルートとして賑わい、難波から連絡急行も出ていたが、大阪港、神戸港の充実および明石海峡大橋の開通により、ここ25年の内に両航路とも廃止されていった。

16:55 多奈川(たながわ)駅(南海多奈川線 大阪府)

大阪湾に面した岬町。わずか4名を乗せた2両編成の列車が、全長2.6キロの旅路を終えて終着駅に着く。

行き止まりの駅を出れば車通りの多い道。その岬加太港線に古街道を感じてスマホを向ける。

鐘の音が聞こえる。厳かな音。駅前を車が通りすぎる。その音もなぜだか静かに聞こえる。

過ぎ去っていったものを見送ったあとのような、夕暮れ時の静かな時。

最果ての地に立つ駅舎と、使われることのなくなったホーム、線路に哀愁を感じて、滞在6分で折り返す。

そんな時間しか用意できなかったけど、味わい深く忘れがたい時を過ごした。

17:29 紀ノ川(きのかわ)駅(南海本線/南海加太線 和歌山県)

みさき公園に戻ると特急サザンが到着する。次に止まるのは和歌山大学前。間には孝子駅を挟むのみだが、駅間は長くなっている。

孝子駅を過ぎて和歌山県に入る。

和歌山大学前で降りて普通列車の到着を待つ。この駅の開業は2012年で、歴史は新しい。

やってきた列車は高台を往く。ちらちらとした夜景を眺めながらそしてまたひと駅。

大河紀ノ川を冠した駅とはどんな駅か興味があった。滞在時間は16分ある。でも駅前の田舎道が紀ノ川へと誘うわけもなく、あるいはビールでも買えないものかとしばらく歩くが、すぐに引き返すしかなかった。

この駅から加太線が分岐する。

先の多奈川線もそうだが、この線に乗るのが今回の大いなる目的。こうして終着駅めぐりをするのが喜び。

終着駅には何があるのか。それを目にするまでの高揚感がたまらない。

そうして行き着いた終着駅は100を超えている。明日またそこに4駅が加わる。

多奈川線と同じく2両編成の加太行は、次の和歌山市から乗客を乗せてやってきた。

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