「鉄旅日記」2020年睦月 最終日(鷹ノ巣-東京)その1‐鷹ノ巣、二ツ井、鷹巣、阿仁合(奥羽本線/秋田内陸縦貫鉄道) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】最終日(鷹ノ巣-東京)
鉄旅日記2023年1月13日・・・鷹ノ巣駅、二ツ井駅、鷹巣駅、阿仁合駅(奥羽本線/秋田内陸縦貫鉄道)
2020・1・13 6:19 鷹ノ巣(たかのす)駅(奥羽本線 秋田県)
今朝も北秋田地方にしばれる寒さはなく、テレビがついた暖かな待合室で一番列車を待っている。
秋田方面に2駅を往く。
内陸線の改札はまだ閉じている。
夜は長く、朝を迎えたこの時刻も、朝よりは夜を感じるほど静まりかえっている。

6:41 二ツ井(ふたつい)駅(奥羽本線 秋田県)
世界遺産白神山地の玄関口を謳う能代市二ツ井町。
特急「つがる」停車駅でもあり、降りてみたい駅だった。



凍りついた駅前通りを歩くと、ひとつ目の角で商圏は終わっていた。
すぐに駅に戻ってきたオレを、元気な駅長さんが歓迎するかのように迎えてくれた。
ふたたび鷹ノ巣に戻っている。
ふと気づくと、あたりが白い。
米代川の堤防が近づいたり遠ざかったり。
11月にもここを通ったオレは、確か当時は雪のなかったこの景色を愛でた。
6:57 鷹巣(たかのす)駅(秋田内陸縦貫鉄道 秋田県)
直径3.7メートルの日本一の大太鼓がある町。
太鼓好きだと聞く「最愛の存在」の顔が浮かぶ。
駅を写し、内陸線駅を写す。
運転士が駅頭で57分発車を告げていた。



国鉄当時は鷹ノ巣~比立内間の阿仁合線と、角館~松葉間の角館線に分かれていた線区で、比立内~松葉間がつながったのは第三セクターの内陸線として再生してから。
当初から鷹角線として計画されていた悲願は叶い、それに伴い鷹ノ巣駅は鷹巣駅となった。
町中では見なかった雪景色。
河川敷の広い米代川に人が立ち入る気配はなく、従って遊歩道も見られず、靄を湛えて悠久を感じさせる。
列車は人気のない密林地帯を走っている。
やがて真っ白な平原の中に民家を見た。
到着した合川は町だった。

8:02 阿仁合(あにあい)駅(秋田内陸縦貫鉄道 秋田県)
米内沢も町で、町を抜けて桂瀬に至る途中、雄大な米代川の景観に遭遇する。
その桂瀬には四十八滝がある。
無人の荒れ地を往くかのように想像していた内陸線沿線。
また町が近づいてきた。
阿仁前田は大きな町だ。
駅舎も現代的で大きく、温泉施設でも併設されていそうな造りだった。
ここで11分の停車。
阿仁合駅は変わっていた。
車で訪ねて以来15年振りになる。
あの当時は「駅そば」があったよ。
レストランはまだ開店前だったが、土産物売場は商品も含めて充実して、ビールの共に購入したドーナツの美味しさには仰天した。
駅前通りのどんつきにあった民宿は営業しているのだろうか。



米代川と沿いながら列車は進む。
高所からその澄んだ水を眺め、この沿線に宿泊する旅を思い描いている。
気温は-2度。
肺の歓喜あるいは悲鳴を感じる内陸線道中。



阿仁マタギを過ぎると長いトンネルに入った。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2019年弥生Part.3 最終日(多治見-東京)その2-中津川、坂下、落合川、南木曽、十二兼、洗馬、塩尻(中央本線) 【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】
鉄旅日記2019年3月24日・・・中津川駅、坂下駅、落合川駅、南木曽駅、十二兼駅、洗馬駅、塩尻駅(中
-
-
「車旅日記」2004年春 3日目(釧路-旭川)走行距離533㎞-釧路パシフィックホテル、阿寒丹頂の里、阿寒湖、足寄駅、池田駅、十勝清水駅、樹海ロード日高、夕張駅、熊追橋付近、藤田観光ワシントンホテル旭川 【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】
車旅日記2004年5月3日・・・釧路パシフィックホテル、阿寒丹頂の里、阿寒湖、足寄駅、池田駅、十勝清
-
-
「鉄旅日記」2018年弥生 初日(東京-会津若松)その3-只見、会津川口、会津本郷、南若松、会津若松(只見線/会津鉄道) 【青春18きっぷを握り、目指したのはまたしても会津。練馬から旅立つ最後の旅でございます。】
鉄旅日記2018年3月3日・・・只見駅、会津川口駅、会津本郷駅、南若松駅、会津若松駅(只見線/会津鉄
-
-
「鉄旅日記」2022年水無月 初日(東京-中山平温泉)その1 ‐金町、石岡、友部、水戸(常磐線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】
鉄旅日記2022年6月11日・・・金町駅、石岡駅、友部駅、水戸駅(常磐線) 2022・6・1
-
-
「鉄旅日記」2019年師走 最終日(酒田-東京)その3‐押切、帯織、長岡(信越本線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】
鉄旅日記2019年12月8日・・・押切駅、帯織駅、長岡駅(信越本線) 15:35 押切(おしきり)
-
-
「鉄旅日記」2016年春 2日目(下北-石巻)その2-金田一温泉、斗米、二戸、好摩、いわて沼宮内、厨川、矢幅、日詰、小牛田、涌谷、石巻(IGRいわて銀河鉄道、東北本線、石巻線) 【下北半島から東日本大震災被災地へ】
鉄旅日記2016年3月20日その2・・・金田一温泉駅、斗米駅、二戸駅、好摩駅、いわて沼宮内駅、厨川駅
-
-
「鉄旅日記」2017年冬 初日(東京-会津若松)その2-会津荒海、会津田島、会津下郷、塔のへつり、湯野上温泉、西若松(会津鉄道) 【会津へ。会津へ行きたかったのでございます。】
鉄旅日記2017年12月2日・・・会津荒海駅、会津田島駅、会津下郷駅、塔のへつり駅、湯野上温泉駅、西
-
-
「鉄旅日記」2014年冬 初日(東京-鬼怒川温泉)-下今市、新藤原、川治湯元、川治温泉、湯西川温泉、龍王峡、鬼怒川公園、新高徳、鬼怒川温泉(東武鬼怒川線/野岩鉄道) 【まるごと日光・鬼怒川 東武フリーパスで、野州旅】
鉄旅日記2014年12月6日・・・下今市駅、新藤原駅、川治湯元駅、川治温泉駅、湯西川温泉駅、龍王峡駅
-
-
「鉄旅日記」2020年如月 初日(東京-大船渡)その5‐奇跡の一本松、陸前高田、大船渡(大船渡線)/居酒屋膳/やきとり香善 【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】
鉄旅日記2020年2月22日・・・奇跡の一本松駅、陸前高田駅、大船渡駅(大船渡線)/居酒屋膳/やきと
-
-
「鉄旅日記」2003年冬 最終日(博多-宇部)その2-門司港にて 【ご縁と別れがあり、34歳の誕生日を北九州で迎えた日の記憶でございます。】
鉄旅日記2003年2月16日 2003・2・16日の記憶 門司港行の鹿児島本線に乗る。 門司港レト
