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「鉄旅日記」2020年睦月【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】2日目(湯沢-鷹ノ巣)その4‐五所川原、川部、弘前、大館、鷹ノ巣(五能線/奥羽本線)

公開日: : 最終更新日:2024/04/13 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年1月12日・・・五所川原駅、川部駅、弘前駅、大館駅、鷹ノ巣駅(五能線/奥羽本線)
16:46 五所川原(ごしょがわら)駅(五能線 青森県)
行き違い4分の停車。
一気に乗客が増えて沿線に明かりが増した。

でもそれもひととき。
街は過ぎて、家並と夕闇の津軽平野を見る。

雪がまばらに残っている。

そうか。
岩木山は見えないな。

17:19 川部(かわべ)駅(奥羽本線/五能線 青森県)
乗っていた五能線から、先に川部駅を出発する奥羽本線に乗り換える。
こうしなければ弘前での乗り継ぎに間に合わず、そうなった場合は次の秋田行まで2時間待たなければならない。

雪の残る川部駅。
でもたいした量じゃない。

それよりもこの2ヶ月で、東京から遠く離れたこの駅を2度も利用している人生を面白いと思っている。

17:29 弘前(ひろさき)駅(奥羽本線/五能線/弘南鉄道弘南線 青森県)
乗り継ぎ時間3分。
津軽三味線の発車音が聞けることをうれしく思う。

東北の佑都だが、列車が到着しても構内はとても静かで、まるで一日の終わりを感じさせるようだ。

気温は0度。
天が泣けば雪になる。

18:12 大館(おおだて)駅(奥羽本線/花輪線 秋田県)にて

18:36 鷹ノ巣(たかのす)駅(奥羽本線 秋田県)にて

21:11 ホテル八木305
アーケードが続く町並は覚えていたよ。
あの日は冷たい雨が降っていた。
15年近く前の話だ。

アーケード街は95%シャッターが下りていた。
食べ物屋も何もかも。

開いていたのは時計屋くらい。
コンビニも見当たらない。

アーケードが尽きる頃、酒場の灯を見かけた。
人の気配のない店で陽気なおかみさんが顔を出した。

たいした意味もなくジンギスカンを始めて、今じゃ看板料理になったと朗らかに笑う。
秋田弁丸出しの言葉がうれしく、また馴染み客も秋田弁で、会話の意味がまるで分からない。

北海道から沖縄まであらゆる地域の酒場にいたことがあるが、実はそんなことは初めてだった。

これも縁だ。
あのおかみさんと鷹ノ巣との縁を喜んだ。

あの店から少し先にあるテレビ塔を見て、そう言えばあったなとかつての記憶が蘇る。

近くの公園ではSLが電球をまとっていた。

しばれる寒さがないという今年。
オレも心から寒いと感じたことのないみちのく旅が続いている。

【Facebookへの投稿より】
-秋田から津軽へ-
雪の少ない「みちのく」でございます。
内陸に残っていた雪も海辺では消えて、八郎潟では十分な日差しを浴びました。
豪雪地域と思い込んでいた日本海に面した町は風が強く、実は例年積もるのはまれとのこと。
それにしても今年は暖かく、しばれる寒さを経験してないとのことでございます。

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