*

「鉄旅日記」2020年睦月 2日目(湯沢-鷹ノ巣)その3‐驫木、風合瀬、大戸瀬、千畳敷、北金ヶ沢(五能線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/05 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年1月12日・・・驫木駅、風合瀬駅、大戸瀬駅、千畳敷駅、北金ヶ沢駅(五能線)

13:05 驫木(とどろき)駅(五能線 青森県)にて



13:43 風合瀬(かそせ)駅(五能線 青森県)にて

14:51 大戸瀬(おおどせ)駅(五能線 青森県)にて



15:40 千畳敷(せんじょうじき)駅(五能線 青森県)
映画「男はつらいよ 奮闘篇」で、さくらさんが兄の寅次郎を探しに降りた驫木駅。
海辺の寒村といった風情は映画公開当時の49年前と何も変わっていない。

101号国道、西浜街道を風合瀬、大戸瀬と歩いてきて、大戸瀬の奇岩を前に立ち尽くす。

千畳敷駅に着いて、駅前にある民宿を訪ね、ビールを購入。
ご主人がイカを焼いてくれた。
これにビールは合うだろう。

話は驫木駅に降りた約2時間半ほど前に戻る。

歩き始め、海を統べるスサノオに力を貰い、お地蔵様に頭を下げて、さらに歩き進める。

空でカモメが歌い、見渡せる限りの海岸線を見つめる。
これからあそこを越えていくのかと。









風合瀬駅はあるお宅の庭先にあった。
わずかな集落が見えて、たまたまそこにホームらしきものを見た。
国道には駅を示す表示はなかった。

庭先との境のない駅の在り方に新鮮な気持ちになる。
ここで暮らしたらどうだろうと思う。

さて次の駅へ。
海辺に下り、前方から上り列車が向かってくるのを発見して待ち構える。










大戸瀬駅もわずかな集落の中に存在していた。
バス停があり、小さなロータリーがある。

風合瀬からは長い距離を歩いていた。
腰に痛みを感じていた。

でももうひと駅。
次の列車には千畳敷で乗る。
まだ歩かなきゃ。


千畳敷は寛政の時代の大地震で海底が隆起してできた奇景で、津軽候が領内巡視の際に1000畳を敷き、幕を張り巡らして賞美したことから命名されたとのこと。
太宰治の「津軽」にも登場することから石碑が建っていた。
厳ついゴリラを想わせる巨岩に圧倒された。










民宿のご主人の話じゃ、ここから秋田にかけては風が強く、雪は吹き飛ばされて積もらないとのこと。
関西からきた客にも雪はないのかとこぼされたらしい。

積もるのは岩木山のムコウ。
五所川原、弘前。
なるほど、箱根と富士山が多くのケースで関東を台風から守るように、山の役割というのは人智を超えるようだ。

千畳敷は天下の景勝で、11月には目当ての団体客と乗り合わせた。
確かその区間では列車は徐行して彼等の目を楽しませたはずだ。
オレは見なかったよ。

視界の先には線路と海しかない。
その構図を気に入ったのは、遥かな昔。

やがて朝がきて、愛する女性を乗せた列車が通る線路を眺めた日の出前。
オレが見ていたのは線路と防風林とその先の日本海だった。

大切にしていたつもりはないが、そんなことを記憶しながら生きてきて、これ以上ない構図でその風景が目の前にあり続けた。

15:51 北金ヶ沢(きたかねがさわ)駅(五能線 青森県)
行き違い5分の停車。
古く威厳のある駅舎に興奮した。

駅前通りとあわせて写し、列車に戻る。

イカの匂いを心配したが、オレが乗る先頭車両の客はオレのみ。
イカとビールが待ってる。

細かい雨が降り始め、線路は徐々に海から遠ざかる。

鰺ヶ沢に着いたが、乗客はいない。

関連記事

「鉄旅日記」2019年師走 最終日(酒田-東京)その1‐酒田、象潟、砂越(羽越本線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】

鉄旅日記2019年12月8日・・・酒田駅、象潟駅、砂越駅(羽越本線) 2019・12・8 5:34

記事を読む

「鉄旅日記」2011年秋【再びみちのくひとり旅】最終日(長井-東京)-長井、荒砥、赤湯、羽前千歳、作並、東照宮、槻木、角田、福島、飯坂温泉、本宮、宇都宮、雀宮(山形鉄道/仙山線/阿武隈急行/福島交通飯坂線/東北本線)

鉄旅日記2011年11月6日・・・長井駅、荒砥駅、赤湯駅、羽前千歳駅、作並駅、東照宮駅、槻木駅、角田

記事を読む

「鉄旅日記」2018年卯月 その2-阿字ヶ浦、那珂湊、勝田、大津港、日立、常陸多賀(ひたちなか海浜鉄道湊線/常磐線)【ときわ路パスでめぐる常陸旅でございます。】

鉄旅日記2018年4月25日・・・阿字ヶ浦駅、那珂湊駅、勝田駅、大津港駅、日立駅、常陸多賀駅(ひたち

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月 最終日(三次-東京)その5‐京福嵐山、阪急嵐山、嵐電嵯峨、トロッコ嵯峨、嵯峨嵐山、京都(京福電鉄嵐山本線/東海道新幹線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】

鉄旅日記2020年7月26日・・・京福嵐山駅、阪急嵐山駅、嵐電嵯峨駅、トロッコ嵯峨駅、嵯峨嵐山駅、

記事を読む

「車旅日記」1997年夏 3日目(田沢湖近辺-男鹿半島-鳴子)-和田駅、入道崎、八望台、男鹿駅、道川駅、矢島駅、鳴子サンハイツ【男鹿半島を目指した夏。友と過ごし、旧友と再会したみちのく旅でございます。】

車旅日記1997年8月15日 1997・8・15 9:04 和田駅 855㎞ 友と19時間をともに

記事を読む

「鉄旅日記」2020年初秋 初日(東京-高松)その5 ‐岡山、児島、高松(本四備讃線/予讃本線)/児島の民話 【時空の友を訪ねて讃州高松へ。金比羅さん、瀬戸大橋、大歩危、小歩危などを友とめぐり、義仲寺に寄り、直島に渡り、水島臨海鉄道にも乗った4日間の記録でございます。】

鉄旅日記2020年9月19日・・・岡山駅、児島駅、高松駅(本四備讃線/予讃本線)/児島の民話

記事を読む

「鉄旅日記」2001年祇園会【京都の女性に恋をしていた頃がございました。そんなある宵宵々山の記憶でございます。】

鉄旅日記2001年7月15日 2001・7・15の記憶(京都編) 今頃は店に入って彼女

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 2日目(五所川原-北上)その2‐大館、大鰐温泉、大鰐、中央弘前、弘前(奥羽本線/弘南鉄道大鰐線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月3日・・・大館駅、大鰐温泉駅、大鰐駅、中央弘前駅、弘前駅(奥羽本線/弘南鉄道

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月 最終日(宮古-東京)その2‐陸前赤崎、大船渡、気仙沼、一ノ関(三陸鉄道リアス線/大船渡線) 【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】

鉄旅日記2019年9月23日・・・陸前赤崎駅、大船渡駅、気仙沼駅、一ノ関駅(三陸鉄道リアス線/大船渡

記事を読む

「鉄旅日記」2020年晩秋 最終日(武生-東京)その3‐西金沢、新西金沢、野町、鶴来、金沢、上野(北陸鉄道石川線/北陸新幹線) 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】

鉄旅日記2020年11月23日・・・西金沢駅、新西金沢駅、野町駅、鶴来駅、金沢駅、上野駅(北陸鉄道

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その4 ‐小淵沢、甲斐大和、四方津、新宿(中央本線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

2023年1月9日・・・小淵沢駅、甲斐大和駅、四方津駅、新宿駅(中央

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その3 ‐中津川、塩尻、辰野、上諏訪(中央本線/中央本線辰野支線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

2023年1月9日・・・中津川駅、塩尻駅、辰野駅、上諏訪駅(中央本線

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その2 ‐近江長岡、木曽川、枇杷島、勝川(東海道本線/JR東海交通事業城北線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月9日・・・近江長岡駅、木曽川駅、枇杷島駅、勝川

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その1 ‐彦根、鳥居本、米原、柏原(近江鉄道近江本線/東海道本線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月9日・・・彦根駅、鳥居本駅、米原駅、柏原駅(近

「鉄旅日記」2023年新春 2日目(泉佐野-彦根)その6 ‐信楽、安土、彦根(信楽高原鐡道/草津線/東海道本線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月8日・・・信楽駅、安土駅、彦根駅(信楽高原鐡道

→もっと見る

    PAGE TOP ↑