*

「鉄旅日記」2019年弥生Part.3【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】初日(東京-多治見)その2-西小坂井、三河三谷、愛知御津、三河安城、共和(東海道本線)

公開日: : 最終更新日:2023/06/25 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年3月23日・・・西小坂井駅、三河三谷駅、愛知御津駅、三河安城駅、共和駅(東海道本線)
13:07 西小坂井(にしこざかい)駅(東海道本線 愛知県)
浜松で乗り継ぎ、豊橋で各駅停車に乗り換える。

豊橋から飯田線、名鉄本線と別れていく車窓風景を見るのが好きで、いつも目を離さない。
その眺めは、今年はもうすでに2度目になる。

快速通過待ちで6分停車。
この駅は豊橋を出て最初の駅になる。

商店などない、ごくささやかな駅前風景だった。

新快速列車にはたくさんの東海人が乗り込んだことだろうが、各駅停車の乗客はほんのわずか。
三河地域は運行本数も少ない。

冬の名残のような寒さに見舞われた列島。
でもオレは恋人に「ちょうどいい」と書き送った。

ちょうど一週間前の土曜日。
彼女との初めてのデートに、薄着姿にマフラーを巻いて会いに行った。

今さらタフな男を気どるような年齢じゃないが、一張羅のジャケットのうまい着こなし方はあれしか知らない。

13:29 三河三谷(みかわみや)駅(東海道本線 愛知県)
「歓迎三谷温泉」の電飾看板が迎える改札口に駅員の姿はなく、花冷えの駅や町にも人の姿は少ない。

三河とはこういう国か。

駅前の酒屋は品薄で、商品棚にもガラスケースの中にも大きな空白ができている。
犬を可愛がるご主人は呑気な様子でテレビドラマを楽しんでいた。

行ったり来たりするのは最近の旅の中では珍しい。
豊橋方面に2駅引き返す。
途中駅の三河大塚駅にはかつて降りている。

13:43 愛知御津(あいちみと)駅(東海道本線 愛知県)
左手に見えた小高い御津山には展望台があるようで、そこに上がれば三河湾が見渡せるだろう。

駅に灯っていた灯に少し心をほころばせる。

滞在5分で再び名古屋方面へ。
これで豊橋~蒲郡間のすべての駅に降りたことになる。

ボックス席での東海旅。
酒を飲みながらのんびりした気分でいたが、蒲郡から声の大きな若者集団が乗り込んできた。

ベトナムカンボジアあたりを連想させる顔だ。
聞き馴染みのない言葉にグローバル化しているこの国の実情を認識する。

ワルくないと思っている。

彼等はなかなかにお洒落だ。
それにいい匂いをさせている。

これからまだ時間の許す限り愛知県内の駅に降りていく。

14:47 三河安城(みかわあんじょう)駅(東海道新幹線/東海道本線 愛知県)
東海道新幹線との連絡駅は周囲をマンションに囲まれている。
その住人の食糧庫にあたる店舗があるかとざっと見渡してみたが、駅周辺には見当たらない。

人の姿は見かけるが、人の気配が希薄だと感じた新幹線駅。
JRが運営するコンビニ以外には何もなく、改札の外はがらんとしていた。
そう言えば、在来線の新快速列車はこの駅を通過していく。

三河の空を眺めながらビールを飲んでいた。

いつの間にか空は晴れ、冷たい風もおそらく東へ去った。
ホームにできた日溜まりの下に待ち客が集まっている。

15:30 共和(きょうわ)駅(東海道本線 愛知県)
次の元号になってもおかしくないような駅名を持つ町。

ここは大府市。
駅前にレコード屋の名を冠したCDショップがあり、懐かしさに思わず店内を覗き見る。

「金メダルのまち」とも謳い、いずれも五輪王者でレスリングの吉田沙保里選手、柔道の吉田秀彦選手といった格闘競技出身者が名を連ねている。
いずれもこの町にゆかりを持つらしい。

大都市名古屋の匂いはまだ伝わらず、小さな駅前風景だった。

刈谷までが三河で、境川を越えて大府市に入ると尾張。
列車の運行本数が増えてきた。

三河地域は徳川御三家のひとつ尾張藩の版図ではなく、同じ愛知県でありながらまったく別の国柄と言われる。
厳密には、方言も違うらしい。

織田信長と徳川家康の関係性、あるいはその前の織田家と駿河遠江の今川家に挟まれた地域性から、三河人は我慢を強いられてきた。
三河岡崎出身の徳川家康の苦労話には、必ずそうした事情が描かれている。

恋人から便りが届いた。

関連記事

「鉄旅日記」2019年霜月【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】2日目(五所川原-北上)その3‐黒石、弘前、津軽新城、青森(弘南鉄道弘南線/奥羽本線)

鉄旅日記2019年11月3日・・・黒石駅、弘前駅、津軽新城駅、青森駅(弘南鉄道弘南線/奥羽本線)

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋【女川を目指した旅。ここには震災前の女川の姿が残されております。】初日(東京-新庄)松戸、取手、友部、上菅谷、常陸太田、高萩、いわき、郡山、福島、米沢、山形、新庄(常磐線/水郡線/水郡線常陸太田支線/磐越東線/東北本線/奥羽本線)

鉄旅日記2009年10月10日・・・松戸駅、取手駅、友部駅、上菅谷駅、常陸太田駅、高萩駅、いわき駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2018年秋【サンキューちばフリーパスでめぐる上総下総安房旅】初日(松戸-流山-潮来-銚子-東金-松戸)その4-飯岡、東金、大網、蘇我、海浜幕張、船橋法典、市川大野、東松戸(総武本線/東金線/内房線/京葉線/武蔵野線)

鉄旅日記2018年9月22日・・・飯岡駅、東金駅、大網駅、蘇我駅、海浜幕張駅、船橋法典駅、市川大野駅

記事を読む

「鉄旅日記」2019年如月【週末パスで東京から伊豆。そして上州、信州へ。友人は言ったものでございます。何気に大層な移動距離だと。】最終日(安中-東京)その2-屋代、坂城、小諸、三岡、中込、羽黒下、松原湖(しなの鉄道/小海線)

車旅日記2019年2月10日・・・屋代駅、坂城駅、小諸駅、三岡駅、中込駅、羽黒下駅、松原湖駅(しなの

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春【青春18きっぷで、甲斐駿河途中下車旅】その2-源道寺、入山瀬、下部温泉、塩之沢、甲斐常葉、市川大門、甲府、新府、穴山、東山梨、東所沢(身延線、中央本線、武蔵野線))

鉄旅日記2013年3月3日その2・・・源道寺駅、入山瀬駅、下部温泉駅、塩之沢駅、甲斐常葉駅、市川大門

記事を読む

「鉄旅日記」2009年皐月【四国へ、途中下車の旅】3日目(琴平-高知)-琴平、讃岐財田、阿波池田、大歩危、土佐山田、後免、後免町、安芸、奈半利、高知、桟橋通五丁目(土讃本線、土佐くろしお鉄道阿佐線、土佐電気鉄道桟橋線)

鉄旅日記2009年5月3日・・・琴平駅、讃岐財田駅、阿波池田駅、大歩危駅、土佐山田駅、後免駅、後免町

記事を読む

「車旅日記」2003年夏【北海道初上陸。2,300㎞を移動した5日間の記録でございます。】4日目(帯広-襟裳岬-苫小牧-札幌)走行距離374㎞ -帯広東急イン、帯広緑ヶ丘公園、忠類、襟裳岬、様似駅、静内駅、恵庭中島公園、札幌東急イン

車旅日記2003年8月16日 2003・8・16 帯広東急イン826号室(8月13日の函館空港より

記事を読む

「車旅日記」2005年初夏【長岡、会津、庄内。戊辰戦争ゆかりの地を巡りたかったのだと記憶しております。】初日(長岡-会津-福島-山形)走行距離388㎞ その1-長岡駅、小出駅、田子倉駅、只見駅、会津水沼駅、会津坂下駅、猪苗代駅

車旅日記2005年7月16日 2005・7・16 9:38 長岡駅 MAXトキ307号で北越の街

記事を読む

「車旅日記」2000年夏Part.2【友を訪ねて備後福山へ。長門宇部へ。2000㎞に及ぶ長大な旅路でございました。】初日(東京-琵琶湖志賀)デニーズ青砥店、方南町、日野駅、道の駅信州蔦木宿、峠の茶屋

車旅日記200年8月11~12日・・・デニーズ青砥店、方南町、日野駅、道の駅信州蔦木宿、峠の茶屋

記事を読む

「車旅日記」2000年春【一年のブランクを経て、旅再開。出発場所は東京町田から、下町葛飾へと変わっております。】2日目(新潟豊栄‐象潟)道の駅豊栄、道の駅神林、瀬波温泉龍泉、道の駅温海、立岩海底温泉、酒田南郊、象潟駅、象潟松籟館

車旅日記2000年5月4日 2000・5・4 8:09 7号国道-豊栄(道の駅) 路上で夜を明か

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】最終日(釜石-東京)その2‐小山田、土沢、花巻、石鳥谷(釜石線/東北本線)

鉄旅日記2020年2月24日・・・小山田駅、土沢駅、花巻駅、石鳥谷駅(

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】最終日(釜石-東京)その1‐釜石、遠野、宮守(釜石線)

鉄旅日記2020年2月24日・・・釜石駅、遠野駅、宮守駅(釜石線)

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その4‐宮古、陸中山田、釜石(三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・宮古駅、陸中山田駅、釜石駅(三陸鉄道

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その3‐宮古、蟇目、茂市(山田線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・宮古駅、蟇目駅、茂市駅(山田線)

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その2‐平田、釜石、陸中山田(三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・平田駅、釜石駅、陸中山田駅(三陸鉄道

→もっと見る

    PAGE TOP ↑