*

「鉄旅日記」2019年弥生Part.1 最終日(紀伊田辺-東京)その2-吉野口、高田、畝傍、桜井、柳本(和歌山線/桜井線) 【和歌山電鐵に乗るために、青春18きっぷで紀伊半島一周を思い立ったのでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/10 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年3月3日・・・吉野口駅、高田駅、畝傍駅、桜井駅、柳本駅(和歌山線/桜井線)

10:46 吉野口(よしのぐち)駅(和歌山線/近鉄吉野線 奈良県)
行き違い4分の停車。

懐かしい駅だ。
駅も駅前も変わりはなかった。

ここは御所市になるのか。
高台に御所小学校があった。

眠気に負けていたけど、彼女から便りがきて気分を持ち直した。
おばあさまを亡くされて、彼女は今大変な思いをしている。

停車していた近鉄列車が吉野方面へとカーブを曲がり視界から去った。

「男はつらいよ」第39作「寅次郎物語」に吉野は登場する。
マドンナは秋吉久美子さん。

車寅次郎の別れの情景があった下市口駅への思いが募った。

11:07 高田(たかだ)駅(和歌山線/桜井線 奈良県)
この列車は和歌山線の終点王寺へは行かず、ここから桜井線に乗り入れる。
ターミナル駅の高田で6分の停車。

閑散とした駅前。
商店の類いも見当たらない。

そうだったか。
確か近鉄駅には人波があったように記憶しているが。
そう、この駅に降りるのも2度目になる。

あの日は近鉄高田駅まで歩き、近鉄線で大和郡山に至り、JR郡山駅まで歩いた。
大和大納言秀長が治めた大和郡山という街に興味があったんだ。

桜井へ向かう線路は、方向を転じるように敷かれている。

11:18 畝傍(うねび)駅(桜井線 奈良県)
行き違い3分の停車。

畝傍山に向かう川辺がきれいな旧街道になっていた。

奈良にはもう一度行くべきだ。
いや、何べんも行くべきだ。

あれが「百人一首」に詠まれた天香久山か。
たいして雅やかには見えないが、古代人には聖地だ。
敬意を持ちたい。

また一方には畝傍山。
麓には橿原神宮がある。
神武天皇を祀る「日本のはじまりの地」。
いつか参らなければならない。

後ろに目を転じれば耳成山。
大和三山は三角形を描いている。

古く格調高い駅舎は健在だった。


ここからしばらく歩けば近鉄の大和八木駅に至る。
近鉄旅をした際に降りた大和八木の夜明かりは賑やかだった。

かつて旅した頃より賑やかだと感じた「まほろばの里」。

次はまた冬あたりに目指すのもいい。

11:28 桜井(さくらい)駅(桜井線/近鉄大阪線 奈良県)
4分の停車。

桜井もかつて歩いた。
昼飯には三輪ソーメン。
味のある小路を歩いた。
懐かしい。

賢島から近鉄線を乗り継いで桜井を通ったこともある。

駅前と駅を写して戻る。

桜井線の駅名は桜井を挟んでこのように続く。
香久山、三輪、巻向。

古代史にまつわる奈良の地名には引かれる。

桜井線はここからほぼ直角に北へ転じる。

11:39 柳本(やなぎもと)駅(桜井線 奈良県)
行き違い3分の停車。

「崇神天皇陵」と刻まれた古びた石碑が立つ脇に小さな祠がある。


たいして魅力的景色があるわけじゃないが、奈良が持つそうした歴史的な事情には興味がある。

たんなる溜池も、あるいは歴史的背景を持つのではないかと注意を深めたりする。

【Facebookへの投稿より】
一番列車で紀州田辺を出まして、全国制覇の町として懐かしい箕島、猫の「たま」駅長がいる和歌山電鐵の貴志と降りて、現在帰京の途中でございます。

「たま」駅長のご出勤は10時とのことでお目にかかれなかったのですが、「いちご電車」「たま電車」を走らせて、鉄道文化をつなぐ地方鉄道の健闘に心からの敬意を持ったものでございます。

本日通ってまいりました御所、畝傍、香久山、三輪、巻向、櫟本、帯解、京終と、まるで百人一首を目にするような駅名が並ぶ奈良県を、あらためて魅力的に感じた帰り道でございます。

関連記事

「車旅日記」2004年春 初日(東京-旭川-紋別)走行距離339㎞-深川駅、留萌駅、おひら鰊番屋、士別駅、にしおこっぺ花夢、紋別セントラルホテル 【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】

車旅日記2004年5月1日・・・深川駅、留萌駅、おひら鰊番屋、士別駅、にしおこっぺ花夢、紋別セントラ

記事を読む

「車旅日記」1996年秋 初日 (東京‐新潟) 橋本、拝島、東松山、籠原駅、高崎、月夜野情報サービスセンター、猿ヶ京湖城閣、越後湯沢駅、堀之内パーキング、道の駅豊栄 【夏をあきらめきれず、秋。再び夏のルートへと向かったのでございます。】

車旅日記1996年11月1日 1996・11・1 12:13 東京町田 昨夜の決意は固かったけど、

記事を読む

「鉄旅日記」2022年弥生vol.1 最終日(熱海-東京)その6 ‐向河原、津田山、久地、宿河原、中野島、稲城長沼、府中本町(南武線) 【金沢シーサイドライン、根岸線、湘南モノレール、横須賀線、大雄山線、相模線、鶴見線etc.駅旅人本領発揮の旅でございます。】

鉄旅日記2022年3月6日・・・向河原駅、津田山駅、久地駅、宿河原駅、中野島駅、稲城長沼駅、府中本

記事を読む

「鉄旅日記」2022年新春 初日(東京-湯瀬温泉)その2 ‐竜田、原ノ町、鹿島、仙台、小牛田、一ノ関(常磐線/東北本線) 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】

鉄旅日記2022年1月8日・・・竜田駅、原ノ町駅、鹿島駅、仙台駅、小牛田駅、一ノ関駅(常磐線/東北

記事を読む

「車旅日記」2004年秋 2日目(宇野-城崎)走行距離377㎞ その1-宇野駅、児島駅、下津井港、倉敷駅、総社駅、備中高梁駅、新見駅 【瀬戸内から山陰へ。そんな旅がしたかったのでございます。】

車旅日記2004年11月21日・・・宇野駅、児島駅、下津井港、倉敷駅、総社駅、備中高梁駅、新見駅

記事を読む

「鉄旅日記」2022年文月 ツレと訪ねた佐久海ノ口温泉~諏訪湖旅でございます。初日(東京-佐久海ノ口) ‐甲府、小淵沢、清里、野辺山、佐久海ノ口(中央本線/小海線)【Facbookへの投稿より振り返ります。】

鉄旅日記2022年7月23日・・・甲府駅、小淵沢駅、清里駅、野辺山駅、佐久海ノ口駅(中央本線/小海

記事を読む

「鉄旅日記」2000年晩秋【京都の女性に恋をしていた頃がございました。その京都時代のはじまりでございます。】-京都タワーホテル

鉄旅日記2000年11月23日~24日 2000・11・23 0:03 京都タワーホテル924号室

記事を読む

2019年葉月 初日-金町駅、瀬戸大橋、高松駅、高松築港駅、高松港、宇多津ゴールドタワー 【讃州高松への旅をSNSへの投稿より振り返ります。】

鉄旅日記2019年8月10日・・・金町駅、高松駅、高松築港駅(常磐線/本四備讃線/予讃本線) 20

記事を読む

「鉄旅日記」2020年盛夏 2日目(防府-肥前鹿島)その5‐筑豊直方、直方、筑前大分、城戸南蔵院前、柚須(筑豊電気鉄道/筑豊本線/篠栗線) 【コロナ禍の内緒旅VOl.2。宮島へ。錦帯橋へ。筑豊へ。島原へ。千綿駅へ。そして若松~戸畑の渡船。日本晴れの4日間の記録でございます。】

鉄旅日記2020年8月14日・・・筑豊直方駅、直方駅、筑前大分駅、城戸南蔵院前駅、柚須駅(筑豊電気

記事を読む

「鉄旅日記」2001年初桜【京都の女性に恋をしていた頃がございました。そんなある3月の記憶でございます。】

鉄旅日記2001年3月31日 2001・3・31の記憶(京都編) 金曜日の夜は感動的だ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「車旅日記」2001年黄金週間 2日目その2(京都-志賀-京都)-祇園まで彼女をさらいに行ったのでございますが・・・【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月4日 大津方面に向かう161号国道は渋滞

「車旅日記」2001年黄金週間 2日目その1(京都-志賀-京都)-祇園まで彼女をさらいに行ったのでございますが・・・【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月4日 彼女は右手を投げ出してオレの体に置

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その4(東京-京都)-四条烏丸~祇園~桂川PAラブストーリー。【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・四条烏丸~祇園~桂川PA 26

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その3(東京-京都)-桂川PAから四条烏丸へ。恋焦がれた女性に会いにいく男の話でございます。【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・桂川PA 24:58 名神自動

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その2(東京-京都)-初狩PA、諏訪湖SA、恵那峡SA、養老SA、多賀SA【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・初狩PA、諏訪湖SA、恵那峡SA、養

→もっと見る

    PAGE TOP ↑