*

2018年初秋 最終日(桑名-東京)その2-大垣、名古屋、金城ふ頭、豊橋、磐田、焼津(東海道本線/名古屋臨海高速鉄道あおなみ線) 【JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」でめぐる東海旅】

公開日: : 最終更新日:2025/06/12 旅話, 旅話 2018年

鉄旅日記2018年9月16日・・・大垣駅、名古屋駅、金城ふ頭駅、豊橋駅、磐田駅、焼津駅(東海道本線/名古屋臨海高速鉄道あおなみ線)

13:09 大垣(おおがき)駅(東海道本線/美濃赤坂支線/樽見鉄道/養老鉄道 岐阜県)
本日4度目の大垣。
初めて降りた頃には存在しなかった巨大モールがメイン出口の反対側にいつの頃からか出現して、人の流れは変わったようだ。

あそこに行けば望んでいた朝食が食べられたかもしれないが、オレの足はああいった施設には向かないようになっている。

去年の夏に宿泊した大垣。
あれからオレの人生は大きく変わり、今はすべてを受け止めて、人生における最終的な幸福を確信している。

一年前からすれば思ってもみなかった日々を生きているが、将来にわたる最大の悲しみを別にすれば、違和感なく生きているとも言える。

たった今、大垣にいる事実から導かれたこの感慨は、自宅にいても出てはこなかっただろう。

13:56 名古屋(なごや)駅(東海道新幹線/東海道本線/中央本線/関西本線/名古屋市営地下鉄東山線/名古屋市営地下鉄桜通線/名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 愛知県)
あおなみ線に乗り換える。
東京じゃ名古屋臨海高速鉄道という呼称しか目にしなかったため、漠然と地下鉄を想像していたが、乗り場は地上のJRホームの一番端のさらに先っぽにあった。

太閤通口に出たのは初めてかもしれない。
豊臣秀吉の生地中村はこの先にある。

ツインタワーが聳える広小路口と変わらぬ人波と街が続いていた。

14:43 金城ふ頭(きんじょうふとう)駅(名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 愛知県)
名古屋港にたたずむ。

名古屋にこんな場所があったのか。
高架から出荷前の車両の列や税関を見下ろし、港を跨ぐ高速道路橋の雄大さに目を見張る。

埠頭の先には巨大戦艦のような造船所が煙を上げている。



家族連れや若者たちは連絡橋でつながった施設を跳び跳ねるように進み、オレはひとり真っ正面の階段を下りて海に一番近い場所へと歩いた。

風はなく蒸し暑い広場にはなぜか年老いた男たちの姿しか見られず、一様にうつむいていた。

小さな子供たちが多く乗り込むこの高架線からの眺めはよく、名古屋駅を出て、列車は複雑に絡み合う線路の中を新たな道を見つけたかのように高い場所を進む。
気分もよかった。


16:22 豊橋(とよはし)駅(東海道新幹線/東海道本線/飯田線/名鉄本線 愛知県)
名古屋で新快速に乗り換え、豊橋で掛川行に乗り継ぐ。

秋雨に濡れた昨日の豊橋から一転、東京も曇天続きだったので今日は久々の晴れ。
暑く、空からは雲が消えつつある。

外には出ずにビールを購入。
ホームの向かいに停車していた23分発の岐阜行に座り、同じく23分発掛川行の入線を待つ。

この3連休は旅行シーズンを外しているらしい。
並ばずとも席は見つかり帰京。

名古屋方面に向かう線路を写す。
空に龍が姿を見せてくれた。

隣で酔っ払ってシャックリを連発する女を連れた男が困ったような嬉しそうな顔をしている。
熟女パブの常連がホステスを引っかけたという構図か。
ややこしそうなのは当人同士の勝手だが、公衆の面前では迷惑な話だ。
せめて近くに子供が乗っていないことだけが幸いだ。

子供好きというか、若者が好きな人生をオレは3年前から歩んでいる。

17:21 磐田(いわた)駅(東海道本線 静岡県)
まだ20代の頃、早朝にこの駅前に車を乗り付けたことがある。
目指したのは大阪茨木の友人宅だった。

まだ人の迷惑だのろくに考えられない愚かな時代で、関係する皆がオレを愛してくれていると思っていた。

駅は変わり、ロータリーのイメージは「確かにこんな感じだった」との感慨が湧くのみ。
あのロータリーを抜けると町の風景は終わってしまいそうた。

ゴンこと中山雅史選手がジュビロ磐田にいる頃はもう20年前になるのか。
フランスW杯のジャマイカ戦で日本人としてW杯初ゴールを決め、Jリーグ戦では3試合連続ハットトリックを決めてギネスブックにも載った偉大な男。
彼がいるジュビロと鹿島アントラーズのチャンピオンシップには燃えたよ。

この小さな町のどこかに2万人もの観客を収容するスタジアムがあり、実際に栄光の舞台でそれだけのサポーターを集めた実績がある。
リスペクトに価する。

ジュビロは現在のJリーグでどれほどの位置にいるのか。
残念に思うが詳しくない。

18:18 焼津(やいづ)駅(東海道本線 静岡県)
かつての土曜日の夕方、社員旅行で降り立った時の駅前は賑わっていた。

夏の帰りには花火大会の賑わいも見た。

今日は拍子抜けだった。
日暮れを迎えた町は静かで、アーケード街のシャッターはひとつ残らず下りていて、黒潮が流れる日本有数の港町の活気は見られなかった。

ロータリーを一巡して駅に戻る。


長い出張に出ていたと思われる父親を駅に迎えにきた幸せな家族の姿があった。
あの姿をこの身に照らしたことは一度としてないが、今生ではあの暮らしは叶わないのだと思う。

寂しいよ。
Facebookには、「やりたいことをやっていく」と投稿する。

【Facebookへの投稿より】
今日の東海地方はよく晴れて蒸し暑く、曇天続きの東京暮らしの身に久々に日差しを浴びました。

映画「男はつらいよ」で、車寅次郎が鄙びた駅で列車の到着を待つ場面が数多く見られますが、あれをしたいのでございます。

最後に降りた名古屋の金城ふ頭駅で、家族連れや若者たちが隣接する大型施設に向かう中、ひとり人気のない埠頭に足を向けますと、狭い広場に年老いた男たちが誰と話すわけでもなく、しんみりと座っております。

男とはそういう生き物かと、身に照らしてはみたものの違和感がございます。

やりたいことをして生きるのだ!と、手を振ってくれた小さな男の子に思いきり手を振り返して名古屋を後にいたしました。

現在、帰京中。
じきに富士に至ります。

関連記事

「車旅日記」2006年皐月 5日目(青森-安達)その2-宮古駅、吉里吉里駅、盛駅、大船渡駅、気仙沼駅、女川駅、石巻駅、利府駅、道の駅あだち 【東京から出かける最後の車旅。関東、東北を2,265㎞走った記録でございます。】

車旅日記2006年5月6日・・・宮古駅、吉里吉里駅、盛駅、大船渡駅、気仙沼駅、女川駅、石巻駅、利府駅

記事を読む

「車旅日記」2004年春 4日目(旭川-稚内)走行距離428㎞その2-雄武町日の出岬、マリーンアイランド岡島、千畳岩、神威岬、クッチャロ湖、さるふつ公園、宗谷岬、稚内駅 【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】

車旅日記2004年5月4日・・・雄武町日の出岬、マリーンアイランド岡島、千畳岩、神威岬、クッチャロ湖

記事を読む

「鉄旅日記」2015年春 最終日その1(宇治-東京)-宇治、山城多賀、玉水、上狛、木津、加茂、貴生川(奈良線/関西本線/草津線) 【朝に宇治を出て、近江鉄道に乗る一日】

鉄旅日記2015年3月22日その1・・・宇治駅、山城多賀駅、玉水駅、上狛駅、木津駅、加茂駅、貴生川駅

記事を読む

「車旅日記」2003年晩秋 初日(奈良-高野山-南紀白浜)走行距離204㎞ -橿原かっぱ寿司、橋本駅、九度山駅、高野山大伽藍、高野山金剛峰寺、龍神、南紀白浜 【紀伊半島に焦がれる日々。南海道を往くのは2度目でございます。】

車旅日記2003年11月22日・・・橿原かっぱ寿司、橋本駅、九度山駅、高野山大伽藍、高野山金剛峰寺、

記事を読む

「車旅日記」2003年晩秋 3日目(伊勢志摩-京都)走行距離239㎞ -大王崎、御座港、鵜方駅、飯高駅、天誅組終焉之地、吉野駅、吉野神宮駅、吉野口駅、京都ホーユウコンフォルト二条城 【紀伊半島に焦がれる日々。南海道を往くのは2度目でございます。】

車旅日記2003年11月24日・・・大王崎、御座港、鵜方駅、飯高駅、天誅組終焉之地、吉野駅、吉野神宮

記事を読む

「鉄旅日記」2022年新春 2日目(湯瀬温泉-三沢)その4 ‐板柳、川部、撫牛子、大釈迦、鶴ヶ坂(五能線/奥羽本線) 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】

鉄旅日記2022年1月9日・・・板柳駅、川部駅、撫牛子駅、大釈迦駅、鶴ヶ坂駅(五能線/奥羽本線)

記事を読む

「車旅日記」2003年夏 4日目(帯広-札幌)走行距離374㎞ -帯広東急イン、帯広緑ヶ丘公園、忠類、襟裳岬、様似駅、静内駅、恵庭中島公園、札幌東急イン 【北海道初上陸。2,300㎞を移動した5日間の記録でございます。】

車旅日記2003年8月16日・・・帯広東急イン、帯広緑ヶ丘公園、忠類、襟裳岬、様似駅、静内駅、恵庭中

記事を読む

「鉄旅日記」2006年晩秋 初日-掛川、尾奈(東海道本線/天竜浜名湖鉄道)/リステル浜名湖 【浜名湖へ。そして飯田線に乗って、友に会いにいったのでございます。】

鉄旅日記2006年11月3日・・・掛川駅、尾奈駅(東海道本線/天竜浜名湖鉄道)/リステル浜名湖 2

記事を読む

「鉄旅日記」2018年如月 初日(東京-直江津)その1-保谷、代々木、都留市、富士山、河口湖(西武池袋線/山手線/中央本線/富士急行) 【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】

鉄旅日記2018年2月10日・・・保谷駅、代々木駅、都留市駅、富士山駅、河口湖駅(西武池袋線/山手線

記事を読む

「鉄旅日記」2017年夏 初日(東京-大垣)その1-保谷、品川、三島、静岡、浜松、鷲津、豊橋、岐阜、蘇原、美濃太田(東海道本線/高山本線)【私鉄王国で過ごす夏】

鉄旅日記2017年8月11日・・・保谷駅、品川駅、三島駅、静岡駅、浜松駅、鷲津駅、豊橋駅、岐阜駅、蘇

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その3 ‐野里、香呂、仁豊野、溝口、鶴居、寺前(播但線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月14日・・・野里駅、香呂駅、仁豊野駅、溝口駅、

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その2 ‐法界院、野々口、津山、佐用、播磨新宮、姫路(津山線/姫新線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

2022年8月14日・・・法界院駅、野々口駅、津山線、佐用駅、播磨新

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その1 ‐高松、鬼無、坂出、岡山(予讃本線/本四備讃線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月14日・・・高松駅、鬼無駅、坂出駅、岡山駅(予

「鉄旅日記」2022年盛夏 3日目-友と過ごす一日をFacebookへの投稿より振り返ります ‐東浜恵美須神社、北浜恵美須神社、片原町駅、三津浜駅、梅津寺駅、高浜駅、龍神社、三津駅【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月13日・・・東浜恵美須神社、北浜恵美須神社、片

「鉄旅日記」2022年盛夏 2日目(伊那市-高松)その3 ‐相生、岡山、坂出、高松(山陽本線/本四備讃線/予讃本線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月12日・・・相生駅、岡山駅、坂出駅、高松駅(山

→もっと見る

    PAGE TOP ↑