*

「鉄旅日記」2019年霜月【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】初日(東京-五所川原)その2‐郡山、福島、仙台、品井沼、松島(東北本線)

公開日: : 最終更新日:2024/04/13 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年11月2日・・・郡山駅、福島駅、仙台駅、品井沼駅、松島駅(東北本線)
9:25 郡山(こおりやま)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/磐越東線/磐越西線/水郡線 福島県)
乗り換え時間22分。
改札を抜けて「あさか」そばへ。

最近の馴染みのコースとなり、楽しみにしている味だ。
そして期待が裏切られることもない。

郡山在住の友人Eさんに台風の後に電話したら、数日をおいて絵葉書が届いた。
古風なやりとりに、かつてのよかった頃を思い出した。

磐越東線はちょうど3週間前の台風19号の影響により未だに不通で、この先の本宮もまた甚大な被害を受けている。

10:25 福島(ふくしま)駅(東北・北海道新幹線/山形新幹線/東北本線/奥羽本線/阿武隈急行/福島交通飯坂線 福島県)
新幹線ホームの発車音は「栄冠は君に輝く」。
夏の甲子園のテーマ曲。
作曲をした故古関裕而さんは福島市生まれとのこと。

ヒグラシの声とともに、オレにとっては懐かしい夏を偲ぶ大切なメロディー。

馴染みのない新幹線口からは奥羽山脈が見える。
あの一角にかつて家族で訪れた土湯温泉もある。

駅の手前、荒川河川敷は泥沼と化していた。
台風19号に続く豪雨の影響はしばらく残る。

地元葛飾の江戸川河川敷もまた姿を変えて、おそらく旧に復することはない。

11:08 仙台(せんだい)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/仙山線/仙石線/仙台市地下鉄南北線/仙台市地下鉄東西線 宮城県)
やまびこ号で福島仙台間22分。
在来線ばかり利用してきた身には驚異的な速さだ。

乗車率は100%を超えて、座席は得られず景色を眺めていた。
新幹線目線の風景は一見に値する。
名取川、広瀬川を過ぎて、山上のテレビ塔に懐かしさを覚える。


駅そば「杜」の大判きつねそばのキツネは肉厚で、薄口の汁もなかなか美味。
その汁は、そば、キツネ、ネギがよそわれた器にウォーターサーバーから注がれていた。
番号札を渡され、とてもシステマティックかつ現代的な「駅そば」だった。

恋人に「萩の月」を買う。
賞味期限前に会う口実ができた。

11:48 品井沼(しないぬま)駅(東北本線 宮城県)
品井沼干拓の際に掘られた排水路が、「元禄潜穴」として遺されていることが旧跡案内に記されている。
「元禄潜穴」は小牛田方面へ向かう右手に見かけたよ。

駅は改装中。
日本家屋風の様子のいい駅舎があったはずだが、間に合わなかったか。
とても残念だ。



田園に気持ちのいい風が吹いている。

12:09 松島(まつしま)駅(東北本線 宮城県)
仙台方面に2駅戻る。
1駅目の愛宕には降りたことがある。

松島の地名の由来には諸説あるらしい。
その説には聖徳太子や鳥羽天皇、北条政子が登場する。

松島駅開業は昭和31年。
案外新しい。
そしてこの駅は二代目松島駅とのこと。


初代は愛宕駅近くにあったらしい。

東北本線開業当時、岩切~品井沼間は山寄りを走っていた。
その途中に利府駅があり、利府支線はその山岳ルートの名残りと言える。

利府から先は廃線となり、かつて訪ねたことのある利府駅は今じゃ終着駅。
その先に線路が延びていたことを当時は知らない。

ここは景勝地からは離れ、駅前には旅館とラーメン屋がそれぞれ一軒。
高城川に架かる高架橋を往く仙石線の鉄道風景はとてもレトロ的だった。

松島にはいくつか記憶があるが、ここに来ない限り思い出すこともないほどの過去になった。

関連記事

「車旅日記」1998年夏【伊那、木曽から志賀高原へ。気乗りのしない旅で選んだ行き先は、初夏の信濃路でございました。】初日(東京-伊那-木曽)-東京町田、相模湖駅、鳥沢駅、道の駅甲斐大和、勝沼、長坂、伊那市駅、道の駅日義 木曽駒高原

車旅日記1998年7月18日 1998・7・18 12:48 東京町田 久しぶりに空がよく晴れて

記事を読む

「鉄旅日記」2014年春【青春18きっぷで、丹後若狭から北陸、信州へ】初日(東京-西舞鶴)その2-東雲、宮津、天橋立、豊岡、国府、和田山、梁瀬、福知山、西舞鶴(北近畿タンゴ鉄道宮津線/山陰本線)

鉄旅日記2014年3月21日その2・・・東雲駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅、国府駅、和田山駅、梁瀬駅、

記事を読む

「車旅日記」1996年1月【旅を友として生きていくことにした27歳。年頭の誓いでございます。】-町田、伊勢原駅、山北駅、沼津駅、富士駅、道の駅富士川、吉原駅、田子の浦

車旅日記1996年1月1日 1996・1・1 20:43 東京町田 始動だ。 久し振りに動かし

記事を読む

「車旅日記」2000年春【一年のブランクを経て、旅再開。出発場所は東京町田から、下町葛飾へと変わっております。】初日(東京‐足利‐鬼怒川‐会津若松‐新潟豊栄)その1‐葛飾金町、幸手駅、古河駅、渡良瀬遊水地北エントランス、藤岡駅、佐野厄除け大師、足利駅

車旅日記2000年5月3日 2000・5・2 東京葛飾金町 前夜祭 旅に出る前夜。 これほどの

記事を読む

「鉄旅日記」2009年晩秋【陰陽を行き来した3日間。この国の秋は美しゅうございました。】2日目(倉敷-和田山)その2-郡家、若桜、智頭、京口、福崎、寺前、和田山(因美線/智頭急行/播但線)

鉄旅日記2009年11月22日・・・郡家駅、若桜駅、智頭駅、京口駅、福崎駅、寺前駅、和田山駅(因美線

記事を読む

「車旅日記」2004年夏【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】2日目(別府-阿蘇-宮崎)走行距離337㎞その2-高森駅、高千穂駅、延岡駅、日向市駅、佐土原駅、アーバンキット宮崎

車旅日記2004年8月12日・・・高森駅、高千穂駅、延岡駅、日向市駅、佐土原駅、アーバンキット宮崎

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】初日(東京-盛岡)その1-金町、水戸、上菅谷、常陸大子(常磐線/水郡線)

鉄旅日記2019年9月21日・・・金町駅、水戸駅、上菅谷駅、常陸大子駅(常磐線/水郡線) 2019・

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋【関東ぶらぶら旅その2-武蔵から相模へ】-川口、浦和、深谷、倉賀野、寄居、東飯能、飯能、寒川、茅ヶ崎、辻堂、新橋(京浜東北線/高崎線/八高線/相模線/東海道本線)

鉄旅日記2009年10月27日・・・川口駅、浦和駅、深谷駅、倉賀野駅、寄居駅、東飯能駅、飯能駅、寒川

記事を読む

「鉄旅日記」2011年秋【再びみちのくひとり旅】最終日(長井-東京)-長井、荒砥、赤湯、羽前千歳、作並、東照宮、槻木、角田、福島、飯坂温泉、本宮、宇都宮、雀宮(山形鉄道/仙山線/阿武隈急行/福島交通飯坂線/東北本線)

鉄旅日記2011年11月6日・・・長井駅、荒砥駅、赤湯駅、羽前千歳駅、作並駅、東照宮駅、槻木駅、角田

記事を読む

「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その2‐平田、釜石、陸中山田(三陸鉄道リアス線)

鉄旅日記2020年2月23日・・・平田駅、釜石駅、陸中山田駅(三陸鉄道リアス線) 8:52 平田(ひ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2020年晩秋【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】最終日(武生-東京)その3‐西金沢、新西金沢、野町、鶴来、金沢、上野(北陸鉄道石川線/北陸新幹線)

鉄旅日記2020年11月23日・・・西金沢駅、新西金沢駅、野町駅、鶴

「鉄旅日記」2020年晩秋【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】最終日(武生-東京)その2‐敦賀、北鉄金沢、内灘、金沢、野々市(北陸本線/北陸鉄道浅野川線)

鉄旅日記2020年11月23日・・・敦賀駅、北鉄金沢駅、内灘駅、金沢

「鉄旅日記」2020年晩秋【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】最終日(武生-東京)その1‐越前武生、武生、三方、美浜(北陸本線/小浜線)

鉄旅日記2020年11月23日・・・越前武生駅、武生駅、三方駅、美浜

「鉄旅日記」2020年晩秋【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】2日目(砺波-武生)その6‐三国港、田原町、福井駅(えちぜん鉄道三国芦原線/福井鉄道)

鉄旅日記2020年11月22日・・・三国港駅、田原町駅、福井駅電停(

「鉄旅日記」2020年晩秋【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】2日目(砺波-武生)その5‐福井、新福井、勝山、福井口(えちぜん鉄道勝山永平寺線)

鉄旅日記2020年11月22日・・・福井駅、新福井駅、勝山駅、福井口

→もっと見る

    PAGE TOP ↑