*

「鉄旅日記」2019年師走 最終日(酒田-東京)その4‐水上、高崎、籠原(上越線/高崎線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/06 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年12月8日・・・水上駅、高崎駅、籠原駅(上越線/高崎線)

18:36 水上(みなかみ)駅(上越線 群馬県)
小千谷、越後川口、小出、浦佐、六日町、越後湯沢。
乗客は減り続け、この水上駅までたどり着いた者ことごとくがこの先の高崎行に身を移した。

スキー場オープン前の沿線に明かりは乏しく、雪見酒とはならなかったが、のんびりとした列車旅を楽しんでいる。

水上駅前商店街はすべてシャッターが下りていて、一日が終わったことを示している。

さっきの列車が長岡方面から水上へ抜けられる最終列車だった。
上越国境は簡単に行き来できない。

12日に満月へと至る月がきれいに見えていた。

20:04 高崎(たかさき)駅(上越新幹線/北陸新幹線/信越本線/高崎線/両毛線/八高線/上越線/吾妻線/上信電鉄 群馬県)
来年のだるま市を告知する大だるまが置かれた高崎駅構内。
あれを見て師走を感じたよ。


渋川の夜景は美しかった。
行きに見ていた水辺の輪郭も感じることができた。

これまで特に行きの道中では眠ることを重視して、赤城山以外はたいして注意も払わずにいたが、高崎~水上間の景観が素晴らしいことを知った今回の旅。
12月の旅もこれから恒例化しそうだ。

20:52 籠原(かごはら)駅(高崎線 埼玉県)
列車増結のため数分の停車の案内に飛び出したものの、いつものルーティンをこなして戻れる自信を持てずにいたところ、9分後に平塚行の始発列車が出ることを知った。

この先、上野での常磐線への乗り換え時間は13分ある。
決断は早く、高崎から乗ってきた列車を降りることにした。

籠原に寄ったのは20年以上前。
鉄道事情に無知だった頃、上野駅に停車している籠原行を見て、籠原とはどこなのだろうと憧れに似た気持ちを持ったことが伏線としてある。
月夜野、猿ヶ京と過ぎて三国峠を越えて、この旅に沿うように北へ向かった。

何も知らなかったあの頃から50歳になって戻ってきた。
当時の記憶はもちろんない。

籠原駅前はおそらく当時と変わりはないが、少し寂しさを感じる風景だった。

【Facebookへの投稿より】
令和元年旅納め
東北の日本海側を旅しておりました。

荒く打ち寄せる波を眺め茫々とし、「奥の細道」の旧跡を訪ね歩いたりしたものでございます。

物好きにも寒い地方を選んでみたのですが、庄内平野にも越後平野にも雪はなく、鳥海山はごく薄い雪化粧を施しておりました。

来年はどこへまいりましょう。
どこへいっても、この国は美しゅうございます。

関連記事

「鉄旅日記」2018年如月 最終日(直江津-六日町-大前-東京)その2-八色、浦佐、五日町、水上、後閑、上牧、八木原(上越線) 【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】

鉄旅日記2018年2月11日・・・八色駅、浦佐駅、五日町駅、水上駅、後閑駅、上牧駅、八木原駅(上越線

記事を読む

「鉄旅日記」2008年皐月 初日(東京-出雲)-静岡、豊橋、京都、亀岡、福知山、上夜久野、豊岡、浜坂、鳥取、青谷、倉吉、米子、出雲市(東海道本線/山陰本線) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】

鉄旅日記2008年5月2日・・・静岡駅、豊橋駅、京都駅、亀岡駅、福知山駅、上夜久野駅、豊岡駅、浜坂駅

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月 3日目(萩-三次)その2‐益田、三保三隅、浜田、波子(山陰本線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】

鉄旅日記2020年7月25日・・・益田駅、三保三隅駅、浜田駅、波子駅(山陰本線) 10:03

記事を読む

「車旅日記」2004年夏 4日目(鹿児島-田原坂-長崎)走行距離384㎞その2-田原坂古戦場跡、大牟田駅、肥前山口駅、長崎ニューポート 【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】

車旅日記2004年8月14日・・・田原坂古戦場跡、大牟田駅、肥前山口駅、長崎ニューポート 2004

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋 2日目(新山口-大分)その2-香春、田川伊田、田川後藤寺、日田、豊後森、豊後中村、野矢、由布院、大分(日田彦山線/久大本線) 【遅い夏休みをとり、長崎までの切符を買いました。】

鉄旅日記2009年9月19日・・・香春駅、田川伊田駅、田川後藤寺駅、日田駅、豊後森駅、豊後中村駅、野

記事を読む

「鉄旅日記」2016年夏 3日目(小樽-富良野)その1-小樽、発寒中央、琴似、石狩当別、石狩月形、新十津川、滝川、茶志内、美唄(函館本線/学園都市線) 【じきに廃線を迎える留萌~増毛に用がありました】

鉄旅日記2016年8月12日・・・小樽駅、発寒中央駅、琴似駅、石狩当別駅、石狩月形駅、新十津川駅、滝

記事を読む

「鉄旅日記」2018年卯月 その3-佐和、友部、下館、騰波ノ江、下妻、石下(常磐線/水戸線/関東鉄道常総線) 【ときわ路パスでめぐる常陸旅でございます。】

鉄旅日記2018年4月25日・・・佐和駅、友部駅、下館駅、騰波ノ江駅、下妻駅、石下駅(常磐線/水戸線

記事を読む

「車旅日記」1996年黄金週間【友を訪ねて大阪へ。そして約束の地、金沢へ。夢を見ながら国道を走った日々でございます。】初日(東京-大阪茨木 R246→R1→名神高速)その2-掛川、磐田駅、浜松、音羽町、岡崎、知立、名古屋渋滞、佐屋町、弥冨町

車旅日記1996年5月3日 6:25 1号国道‐掛川 あれから1時間か。 始まるよ、これから。

記事を読む

「鉄旅日記」2020年初秋 初日(東京-高松)その3 ‐坂本比叡山口、びわ湖浜大津、大津(京阪石山坂本線/東海道本線)/大津港 【時空の友を訪ねて讃州高松へ。金比羅さん、瀬戸大橋、大歩危、小歩危などを友とめぐり、義仲寺に寄り、直島に渡り、水島臨海鉄道にも乗った4日間の記録でございます。】

鉄旅日記2020年9月19日・・・坂本比叡山口駅、びわ湖浜大津駅、大津駅(京阪石山坂本線/東海道本

記事を読む

「車旅日記」2004年夏 最終日(長崎-福岡空港)走行距離291㎞その2-厳木駅、西唐津駅、唐津駅、筑前前原駅、葛飾金町【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】

車旅日記2004年8月15日・・・厳木駅、西唐津駅、唐津駅、筑前前原駅、葛飾金町 2004・8・1

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年水無月 最終日(中山平温泉-東京)その1 ‐中山平温泉、鳴子温泉(陸羽東線)/旅館三之丞湯【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】

鉄旅日記2022年6月12日・・・中山平温泉駅、鳴子温泉駅(陸羽東線

「鉄旅日記」2022年水無月 初日(東京-中山平温泉)その3 ‐小牛田、古川、上野目、池月、鳴子温泉、中山平温泉(陸羽東線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】

2022年6月11日・・・小牛田駅、古川駅、上野目駅、池月駅、鳴子温

「鉄旅日記」2022年水無月 初日(東京-中山平温泉)その2 ‐いわき、竜田、原ノ町、鹿島、新地、仙台(常磐線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】

鉄旅日記2022年6月11日・・・いわき駅、竜田駅、原ノ町駅、鹿島駅

「鉄旅日記」2022年水無月 初日(東京-中山平温泉)その1 ‐金町、石岡、友部、水戸(常磐線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】

鉄旅日記2022年6月11日・・・金町駅、石岡駅、友部駅、水戸駅(常

「鉄旅日記」2022年皐月 ツレと訪ねた下部温泉~富士宮~田子の浦旅でございます。最終日(下部温泉-東京) ‐下部温泉、波高島、身延、甲斐大島、内船、西富士宮、富士宮、東田子の浦(身延線/東海道本線)/富士浅間神社【Facbookへの投稿より振り返ります。】

鉄旅日記2022年5月29日・・・下部温泉駅、波高島駅、身延駅、甲斐

→もっと見る

    PAGE TOP ↑