*

2018年初秋 初日(東京-桑名)その4-新瀬戸、瀬戸市、高蔵寺、新守山、勝川、枇杷島、蟹江、桑名(愛知環状鉄道/中央本線/東海交通事業常北線/東海道本線/関西本線) 【JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」でめぐる東海旅】

公開日: : 最終更新日:2025/06/12 旅話, 旅話 2018年

鉄旅日記2018年9月15日・・・新瀬戸駅、瀬戸市駅、高蔵寺駅、新守山駅、勝川駅、枇杷島駅、蟹江駅、桑名駅(愛知環状鉄道/中央本線/東海交通事業常北線/東海道本線/関西本線)

18:55 新瀬戸(しんせと)駅(名鉄瀬戸線 愛知県)にて

18:58 瀬戸市(せとし)駅(愛知環状鉄道 愛知県)
名鉄新瀬戸駅まで3分。
ビールを飲み干して、行きに急いだ連絡橋を下りる。
4分後に高蔵寺行がやってくる。

瀬戸との出会いは日暮れの中で慌ただしく、互いの理解も求めずに終わった。

長い人生にはそんな一幕があるが、前世や来世で縁があるのだろう。
現世でこうしてわずかながらも接点があった事実が、さっきからオレにそう言っている。

瀬戸の街らしい一帯はおそらくこっちであろう。

ただし一見したところ繁華街らしきものは見当たらない。

19:15 高蔵寺(こうぞうじ)駅(中央本線/愛知環状鉄道 愛知県)
従兄弟の結婚式に向かう途中でこの駅に降りている。
列車旅に目覚める重要な道中だった。

瀬戸での時間を削ったのは、確実にこの駅にいた記憶を得たかったからに違いない。

オレにもオレの行動が掴めない時がある。
そんな時は心に従う。
最近はそうしている。

高蔵寺商店街と書かれた街路に出てみた。
改札口からやたらに歩いて到達するあの日と同じロータリー。

懐かしさよりも「高蔵寺駅」とどこにも記されていない駅舎にも、なぜか名古屋を感じた。

19:35 新守山(しんもりやま)駅(中央本線 愛知県)
常北線の発車まで時間がある。
勝川を通り越してひと駅。

新守山に降りたことはない。
賑やかそうな駅に着いたと思ったよ。

光りは駅前ロータリーを囲む一帯にしかなく、中央本線から解き放たれた人々は「さも当然」と散り散りに分かれていく。

そうした名古屋事情に納得して、ここもまた足早に離れていく。

19:45 勝川(かちがわ)駅(中央本線 愛知県)にて


20:02 勝川(かちがわ)駅(東海交通事業常北線 愛知県)
勝川で余裕をとっておいてよかった。

城北線とは漠然と地下駅だと思っていたオレを、勝川という駅は存分に弄ぶ。

線路沿いの矢印を信じて真っ直ぐに進めばよかったのだが、あの廃れた駐車場の先に鉄道の入口があるとは、たぶん誰も思うまい。

そんな鉄路へ続く階段は闇に浮いて、まるで選ばれた者にしか開かれていない道のように見えた。

やがて名古屋城北を走るワンマンカーは走り出す。
ずいぶん高い場所を走っていて街外れを思わせる仄かな夜景が続き、車窓風景に飽きることはない。

乗る人がオレ以外いなくなったブレードランナー的未来世界を思わせた鉄道は、ディーゼル車だった。

20:27 枇杷島(びわじま)駅(東海道本線/東海交通事業常北線 愛知県)
どこに着くかと危ぶんだ城北線は意外やJR駅に入線した。

どんな事情があって、あんなにも運行本数の少ない鉄路が開かれたのかは知らないが、鉄道風景中の一景観ではあった。

わずか16分の乗車で惜しくはあったが、乗っている時はとても楽しかった。

ここ枇杷島を出れば次は名古屋。
だけど駅前には何もない。
徒歩1分のところにコンビニの灯は見えた。

名古屋という都会はどうも分からない。
結局のところ栄一帯だけが栄えているのだろうか。

断定するにはまだ早い気がするけれど。

21:06 蟹江(かにえ)駅(関西本線 愛知県)
名古屋で関西本線に乗り換える。

名古屋から3駅目。
大勢の名古屋人とともに降りて改札を抜けると、暗闇の中で動物が唸るように迎えの車が連なっている。

やがてすべてが乗車し終えると、まったく静かなものだ。

駅前には何もなく、ホームで次の桑名行を待つオレの耳に秋の虫が慰めをくれる。
どうやら下り列車は遅れている。

踏切が鳴った。
たいした遅れじゃない。

愛知県海部郡蟹江町。
そしてここはもう名古屋市内ではない。

22:50 桑名パークホテル711
オレは伊勢人を信用している。
桑名に降りて、伊勢人に接してその事実を思い出した。

駅からこのホテルに面した1号国道に至る徒歩2分圏内に歓楽街は集中して、3連休初日の伊勢人の出足は思わしくない。

9月の雨は冷たくはないけど、出足を鈍らせるには十分な条件を与えている。

この暑かった夏に戻りたい者は若者の中にはいるだろうが、オレはそうじゃない。
戻りたい場所などもうどこにもない。

だから思いを言霊にして、毎朝を紡いでいる。

鑑定師先生たちの言じゃ、その時は近いらしい。

実はオレもそう思っていた。
今年が終わるまでには、オレの幸せな未来はほぼ形をなしているだろう。

関連記事

「鉄旅日記」2020年弥生 初日(東京-高山)その1‐金町、東京、高尾、藤野(常磐線/中央本線) 【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】

鉄旅日記2020年3月20日・・・金町駅、東京駅、高尾駅、藤野駅(常磐線/中央本線) 2020・3

記事を読む

「鉄旅日記」2019年師走 最終日(酒田-東京)その3‐押切、帯織、長岡(信越本線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】

鉄旅日記2019年12月8日・・・押切駅、帯織駅、長岡駅(信越本線) 15:35 押切(おしきり)

記事を読む

「鉄旅日記」2021年皐月 最終日-勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野駅、養老渓谷駅、五井駅(外房線/いすみ鉄道/小湊鉄道)/養老渓谷2階建てトンネル 【ツレと房総に出かけました。宿泊地は勝浦でございます。房総横断鉄道に乗り、養老渓谷でも思い出深い時を過ごしたのでございます。】

鉄旅日記2021年5月23日・・・勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野駅、養老渓谷駅、五井駅(外房線

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 最終日(北上-東京)その4‐米沢、福島、上野(奥羽本線/東北新幹線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月4日・・・米沢駅、福島駅、上野駅(奥羽本線/東北新幹線) 17:38 米沢

記事を読む

「鉄旅日記」2019年年始 最終日(一ノ関-東京)その1-一ノ関、陸中門崎、千厩、猊鼻渓、気仙沼(大船渡線) 【雪が見たくて北へ向かいました。そして初めて仙台空港線に乗ったのでございます。】

鉄旅日記2019年1月6日・・・一ノ関駅、陸中門崎駅、千厩駅、猊鼻渓駅、気仙沼駅(大船渡線) 20

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 2日目(五所川原-北上)その3‐黒石、弘前、津軽新城、青森(弘南鉄道弘南線/奥羽本線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月3日・・・黒石駅、弘前駅、津軽新城駅、青森駅(弘南鉄道弘南線/奥羽本線)

記事を読む

「鉄旅日記」2019年如月 最終日(安中-東京)その3-海尻、八千穂、信濃川上、佐久海ノ口、甲斐小泉、小淵沢(小海線)/海尻城址 【週末パスで東京から伊豆。そして上州、信州へ。友人は言ったものでございます。何気に大層な移動距離だと。】

鉄旅日記2019年2月10日・・・海尻駅、八千穂駅、信濃川上駅、佐久海ノ口駅、甲斐小泉駅、小淵沢駅(

記事を読む

「鉄旅日記」2020年初秋 最終日(高松-東京)その1 ‐高松港3番乗場、直島宮浦海の駅、宇野港、宇野駅(高松→直島宮浦フェリー/直島宮浦→宇野フェリー) 【時空の友を訪ねて讃州高松へ。金比羅さん、瀬戸大橋、大歩危、小歩危などを友とめぐり、義仲寺に寄り、直島に渡り、水島臨海鉄道にも乗った4日間の記録でございます。】

鉄旅日記2020年9月22日・・・高松港3番乗場、直島宮浦海の駅、宇野港、宇野駅(高松→直島宮浦フ

記事を読む

「鉄旅日記」2008年皐月 4日目(徳島-善通寺)その1-徳島、中田、旧小松島駅、南小松島、阿南、牟岐、海部、甲浦(牟岐線/安佐海岸鉄道) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】

鉄旅日記2008年5月5日・・・徳島駅、中田駅、旧小松島駅、南小松島駅、阿南駅、牟岐駅、海部駅、甲浦

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初夏 2日目(和歌山-松阪)その2-串本、新宮、尾鷲、紀伊長島、三瀬谷、多気、松阪(紀勢本線)【まほろばの路から紀州へ。紀伊半島で過ごした短い夏の記憶でございます。】

鉄旅日記2008年7月20日・・・串本駅、新宮駅、尾鷲駅、紀伊長島駅、三瀬谷駅、多気駅、松阪駅(紀勢

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「車旅日記」2001年黄金週間 2日目その2(京都-志賀-京都)-祇園まで彼女をさらいに行ったのでございますが・・・【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月4日 大津方面に向かう161号国道は渋滞

「車旅日記」2001年黄金週間 2日目その1(京都-志賀-京都)-祇園まで彼女をさらいに行ったのでございますが・・・【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月4日 彼女は右手を投げ出してオレの体に置

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その4(東京-京都)-四条烏丸~祇園~桂川PAラブストーリー。【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・四条烏丸~祇園~桂川PA 26

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その3(東京-京都)-桂川PAから四条烏丸へ。恋焦がれた女性に会いにいく男の話でございます。【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・桂川PA 24:58 名神自動

「車旅日記」2001年黄金週間 初日その2(東京-京都)-初狩PA、諏訪湖SA、恵那峡SA、養老SA、多賀SA【目指したのは彼女が暮らす京都。この時からしばらく、向かう先は劇的なまでに西になったのでございます。】

車旅日記2001年5月3日・・・初狩PA、諏訪湖SA、恵那峡SA、養

→もっと見る

    PAGE TOP ↑