*

「鉄旅日記」2015年春【朝に宇治を出て、近江鉄道に乗る一日】最終日その2(宇治-東京)-水口、水口石橋、水口城南、八日市、近江八幡、高宮、多賀大社前、彦根(近江鉄道本線/近江鉄道八日市線/近江鉄道多賀線)

公開日: : 最終更新日:2023/06/20 旅話, 旅話 2015年

鉄旅日記2015年3月22日その2・・・水口駅、水口石橋駅、水口城南駅、八日市駅、近江八幡駅、高宮駅、多賀大社前駅、彦根駅(近江鉄道本線/近江鉄道八日市線/近江鉄道多賀線)
水口(みなくち)駅(近江鉄道本線 滋賀県)にて

水口~水口石橋間(徒歩)

水口石橋(みなくちいしばし)駅(近江鉄道本線 滋賀県)にて

水口石橋~水口城南間(徒歩)

10:23 水口城南(みなくちじょうなん)駅(近江鉄道本線 滋賀県)
2つ先の水口駅から歴史の町を歩き、1時間かけてここへ。
駅前の便所を借りて、そして水口での時をビールで締めた。

水口石橋駅を経由してここまでは約20分ほどの距離で、道に塗り込められたかのようなバス停と旧東海道水口宿の遺構の前で立ち止まる。

水口城は関ヶ原を境に所を変えていた。徳川三代将軍家光が立ち寄るにあたって建てられたのが一巡してきた城跡で、五奉行の長束正家が徳川家康暗殺を謀ったのは岡山城址と表示されているものらしい。
町に彼と奥方の悲劇が伝わっていて、姫塚は石橋駅近くにある。

その水口城は運動場になっていて、子供たちと応援にきた親の姿が多く見られた。そんな光景を眺めていると近くの学校の音楽室から練習の音が聞こえてくる。
ごくありふれた日曜日の風景。

20年以上前、1号国道走破を目論んで茨木の友人宅を何度か訪ねた際に水口を通ったことがあって、当時も何事かを感じたのを憶えている。
次の町は日野。近江商人と蒲生氏郷の町だ。
降りる時間はとっていないが、車窓を楽しみにしている。

「ホンマホンマ」と大声で連呼しながらうなだれ、謝り、愚痴るオッサンが乗っていた列車にいて、ワルいがとても笑えた。

11:15 八日市(ようかいち)駅(近江鉄道本線/近江鉄道八日市線 滋賀県)
街がある。そしてここはターミナル駅。
7分の時間しか用意していなかったのは、八日市に対してとても失礼だ。

車窓からは城址公園のようなものや、ぼんぼりの下がった桜の水路が望めて街への想像を掻き立てさせる。
駅を出ると正面に真っ直ぐに伸びていくメインストリートがある。
しばらくいたいと思える街だった。

近江八幡へ向けて列車が動き出すと、右手に宗教施設を思わせる横長の建造物が、抉られて岩肌が剥き出しになったみつくり山の中腹にへばりついている。
参集殿というらしい。

11:43 近江八幡(おうみはちまん)駅(東海道本線/近江鉄道八日市線 滋賀県)
ひとつ手前に武佐という駅がある。
中山道の宿場に数えられたところだという。
今じゃ一部の歴史好きにしかぴんとこないだろうが、そんな旧宿場町がある。

古い駅が多く見られる新八日市近江八幡間は開業100週年を迎えている。
当時この線が敷かれた背景には中山道に鉄道を通すという歴史的な使命があったのだろう。

ただ、人の流れは琵琶湖周遊道路に奪われてしまった。
現在びわ湖京阪奈線という計画が持ち上がっているらしい。
信楽から線路を伸ばして学研都市線につなげるというものだそうで、通っていく町並みのシブさと相まって、とても面白そうな計画だ。

ここから八日市に戻り、本線のさらに先へ行く。

12:40 高宮(たかみや)駅(近江鉄道本線/近江鉄道多賀線 滋賀県)
駅前で少年たちがサッカーボールで遊んでいる。
牧歌的でとても好ましい。

変則的な三角形ホームの中央には桜の古木がある。
蕾に変わるまでまだ少しかかりそうだ。

かつて徳島県の池谷駅で感動したこのホームの形。
大網、雀田、吉良吉田・・・。
あれから、こんな形の駅にたまに出会ってきた。
ここには近江鉄道の基地がある。

八日市からはまるで嫌味のように東海道新幹線の高架が寄り添っていた。
近江鉄道関係者から文句は出なかったのだろうか。
あるいは当時の国鉄から、新幹線との接続駅でも作るとの言質でも得ていたのだろうか。

ここ高宮も中山道の宿場町で、これから向かう多賀大社も当時は賑わったのだろう。

13:21 多賀大社前(たがたいしゃまえ)駅(近江鉄道多賀線 滋賀県)
絵馬通りを歩いて約10分。
大社様には威厳があり、深く祈る。
祈ることはいろいろある。

鉄道愛好者でもなければ関東からわざわざ訪れる者はいないと思うが、参道は趣に満ちて門前の店にも絶えず人の出入りがある。
大社様だから、出雲を思い出したりする。
東京に帰ったら由来を調べてみようか。

今日は初夏を思わせる上天気。
ビールが美味い。

多賀大社にて

13:55 彦根(ひこね)駅(東海道本線/近江鉄道本線 滋賀県)
彦根口と、石田三成の居城があった佐和山口と線を引いたような駅構内。
世の中は空前の戦国ブームらしい。
彦根はそういった文化財的な街ではある。

駅前の商圏は狭いが、彦根城周辺は観光地化されている。
かつての安土から彦根への道中を思い出す。
ひどい豪雨だった。

いま列車は佐和山を周り、当時の玄関口である鳥居本に到着しようとしている。
鳥居本もまた文化財的な駅舎を持ち、かつて中山道の宿場町だった。

終点の米原に着いたら、まっすぐに東京に帰る。

関連記事

「鉄旅日記」2008年初秋【秋になると北陸に行きたくなるものでございます。能登半島をはじめ、いくつもの終着駅へと行き着いたのでございます。】2日目(羽咋-福井)その2-松任、小松、あわら湯のまち、三国港、福大前西福井、田原町、福井(北陸本線/えちぜん鉄道三国芦原線/福井鉄道福武線)

鉄旅日記2008年9月14日・・・松任駅、小松駅、あわら湯のまち駅、三国港駅、福大前西福井駅、田原町

記事を読む

「鉄旅日記」2012年夏【青春18きっぷで、みちのくひとり旅】最終日(羽後本荘-東京)-羽後本荘、古口、袖崎、天童、漆山、かみのやま温泉、山形、左沢、寒河江、長町、太子堂、南仙台、名取、館腰、船岡(羽越本線、陸羽西線、山形線、左沢線、東北本線)

鉄旅日記2012年8月15日・・・羽後本荘駅、古口駅、袖崎駅、天童駅、漆山駅、かみのやま温泉駅、山形

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】最終日(北上-東京)その4‐米沢、福島、上野(奥羽本線/東北新幹線)

鉄旅日記2019年11月4日・・・米沢駅、福島駅、上野駅(奥羽本線/東北新幹線) 17:38 米沢(

記事を読む

「鉄旅日記」2015年春【ひらパーGo!Go!チケットで行く、京阪旅】初日その1(東京-宇治)-東福寺、祇園四条、伏見稲荷、稲荷、男山山上、八幡市、枚方市、私市、河内森、河内磐船、交野市(京阪本線/男山ケーブル/京阪交野線)

鉄旅日記2015年3月21日その1・・・東福寺駅、祇園四条駅、伏見稲荷駅、稲荷駅、男山山上駅、八幡市

記事を読む

「車旅日記」2006年初夏【これが最後の車旅でございます。鈴鹿山脈を回るように、終着駅を探して走ったのでございます。】最終日(近江八幡-長浜-揖斐-岐阜)-ホテルはちまん、近江八幡駅、安土駅、彦根駅、長浜駅、垂井駅、美濃赤坂駅、揖斐駅、木知原駅

鉄旅日記2006年7月17日 2006・7・17 8:26 ホテルはちまん607号 昨日、鈴鹿山

記事を読む

「鉄旅日記」2007年皐月【夜汽車に乗って東京を離れ、山陰山陽へ。鉄旅最初の長旅でございました。】初日(東京-米子)-静岡、豊橋、本竜野、播磨新宮、佐用、東津山、米子(東海道本線/姫新線/因美線/山陰本線)

鉄旅日記2007年5月3日・・・静岡駅、豊橋駅、本竜野駅、播磨新宮駅、佐用駅、東津山駅、米子駅(東海

記事を読む

「鉄旅日記」2009年皐月【四国へ、途中下車の旅】2日目(三ノ宮-琴電琴平)-三ノ宮、元町、和田岬、兵庫、須磨、西明石、加古川、網干、上郡、和気、高松、志度、琴電屋島、瓦町、一宮、琴平(山陽本線、山陽本線和田岬支線、瀬戸大橋線、予讃本線、高徳本線、琴平電鉄志度線、琴平電鉄琴平線)

鉄旅日記2009年5月2日・・・三ノ宮駅、元町駅、和田岬駅、兵庫駅、須磨駅、西明石駅、加古川駅、網干

記事を読む

「車旅日記」2004年春【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】2日目(紋別-釧路)走行距離367㎞その2-止別駅、緑駅、裏摩周、摩周駅、塘路駅、釧路湿原駅、細岡駅、釧路パシフィックホテル

車旅日記2004年5月2日 14:22 止別駅 (5月1日の旭川空港より518km) 思いがけず

記事を読む

「鉄旅日記」2018年弥生【秩父へ。西武線とのお別れでございます。】-練馬区役所、芦ヶ久保、西武秩父、御花畑、秩父、入間市(西武秩父線/秩父鉄道/西武池袋線)

鉄旅日記2018年3月24日・・・芦ヶ久保駅、西武秩父駅、御花畑駅、秩父駅、入間市駅(西武秩父線/秩

記事を読む

「車旅日記」2005年春【松本から富山へ。今にして思えば、なぜこの旅を思い立ったのか思い出せないのでございます。】最終日(富山-岩瀬浜-糸魚川-松本)走行距離218㎞ その2-泊駅、越中宮崎駅、市振駅、糸魚川駅、頸城大野駅、小滝駅、平岩駅、白馬大池駅、安曇追分駅

車旅日記2005年4月30日 13:43 泊駅(4月29日の松本駅より392㎞) いよいよ県境の

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2020年弥生【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】最終日(速星-東京)その3‐多治見、金山、豊橋、御厨(太多線/中央本線/東海道本線)

鉄旅日記2020年3月22日・・・多治見駅、金山駅、豊橋駅、御厨駅(太

「鉄旅日記」2020年弥生【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】最終日(速星-東京)その2‐猪谷、高山、久々野、古井、美濃川合(高山本線/太多線)

鉄旅日記2020年3月22日・・・猪谷駅、高山駅、久々野駅、古井駅、美

「鉄旅日記」2020年弥生【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】最終日(速星-東京)その1‐速星、越中八尾、楡原(高山本線)

鉄旅日記2020年3月22日・・・速星駅、越中八尾駅、楡原駅(高山本線

「鉄旅日記」2020年弥生【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】2日目(高山-速星)その5‐府中鵜坂、西富山、速星(高山本線)

鉄旅日記2020年3月21日・・・府中鵜坂駅、西富山駅、速星駅(高山本

「鉄旅日記」2020年弥生【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】2日目(高山-速星)その4‐富山大学前、丸ノ内、南富山駅前、南富山、電鉄富山駅前、富山(富山地方鉄道市内線)

鉄旅日記2020年3月21日・・・富山大学前電停、丸ノ内電停、南富山駅

→もっと見る

    PAGE TOP ↑