「鉄旅日記」2018年弥生-小手指、西所沢、西武遊園地、小川、東村山、西武園、西武遊園地、萩山、小平(池袋線/狭山線/山口線/多摩湖線/国分寺線/拝島線/西武園線/新宿線)【西武線を楽しむ日。いくつかのターミナル駅に降りてみたかったのでございます。】
鉄旅日記2018年3月17日・・・小手指駅、西所沢駅、西武遊園地駅、小川駅、東村山駅、西武園駅、西武遊園地駅、萩山駅、小平駅(池袋線/狭山線/山口線/多摩湖線/国分寺線/拝島線/西武園線/新宿線)
2018・3・17 11:51 小手指(こてさし)駅(西武池袋線 埼玉県)
新しい住処の契約に行かなきゃならない。
今日の予定はそれのみ。
まさか葛飾金町まで行って帰ってくるのに丸一日もかからない。
晴天の春3月。
所沢方面に向かうホームに降りた。

小手指という駅名は西武池袋線を日頃利用する者にはお馴染みで、よく小手指行という表示を目にする。
新田義貞の鎌倉攻めの際にこの地で激戦が行われたことは知っていた。
この「小手指原の戦い」で幕府軍は引き、南下する新田義貞軍を迎え撃つべく、数日後に分倍河原でさらなる激戦が展開された。
分倍河原もまたJR南武線と京王線の駅名になっている。
小手指駅にそうした記述はなく、何も知らずに降りた者にはそんな故事を知る由もない。
12:18 西所沢(にしところざわ)駅(西武池袋線/西武狭山線 埼玉県)
小手指駅からひと駅を歩く。
道中特に印象に残るものもなく、たいした時間を要さずにターミナル駅に到着する。

この駅から西武球場前に向かう狭山線が分かれる。
球場には何度か行ったことがあるからこの駅も通っているわけだが、記憶にはない。
13:02 西武遊園地(せいぶゆうえんち)駅(西武山口線/西武多摩湖線 東京都)
西所沢から2駅で終点の西武球場前。
改札を抜けることなく、少し小高い場所にホームを持つ山口線へ。
すでにおもちゃのような車両が入線している。
かつて少年の頃に親父に連れられて球場入りした時は、この線を利用したのだろう。
遊園地のアトラクションに乗るような気分で閑散とした車内を楽しんだ。
トンネルの先に山口線の終着駅。
この先に線路は続いているが、レオライナーはこの先には行かない。
国分寺行の多摩湖線の到着を待つ。

13:45 小川(おがわ)駅(西武国分寺線/西武拝島線 東京都)
武蔵大和八坂間で国分寺線と交差する。
終点の国分寺まで乗って、引き返すように国分寺線に乗る。
多摩湖線と国分寺線は非常に狭い一帯を並行するように進み、共に入線する駅を持たずに前述の交差地点を過ぎると、まったく別の方向を目指す。
小川はターミナル駅。
ささやかな駅前風景を写し、拝島へ。

14:49 東村山駅(西武新宿線/西武国分寺線/西武西武園線 東京都)
小川から拝島線の終点拝島までは片道約15分。
往復して再び小川駅に降り立ち、国分寺線でひと駅約2分。
西武線3線が交わる大ターミナル駅、東村山。
「ドリフターズ世代」には懐かしい地名だ。
志村けんさんの故郷で、「東村山音頭」はオレが小学生時分に全国的に流行ったものと思われる。
少なくともオレがいた小学校で、オレの周りでは流行っていた。
「いっちょめいっちょめ、ワ~オ」。
ソウルフルな音楽は、志村けんさんが音楽好きなことから生まれたと知ったのはずいぶん後のこと。
全日本プロレスもザ・グレート・カブキやテリー・ゴディ、マイケル・ヘイズのザ・フリーバーズを伴って東村山で興行を打ち、その大会はテレビ放送されている。
そんなことからどんな街なのかと楽しみにしていた。
駅も駅前も特に印象に残るようなものを持たず、すぐに西武園線が出るホームへ下りた。

15:13 西武園駅(西武西武園線 東京都)
東村山からひと駅。
乗車時間約3分で終着の西武園駅。
他にどれほどの乗客がいたのだろうか。
哀しいような気持ちで降り立つ。
遊園地と競輪場の複合施設。
あたりは住宅街。


娯楽施設と公営ギャンブル場の組み合わせは後楽園や川崎でも見られて、是非はともかくとして、そこではある種の熱気を感じてきた。
敷地に沿って歩いていく。
2時間近く前に通った西武遊園地駅を目指して。
地図を見る限りでは10分もあれば着くだろう。
15:22 西武遊園地(せいぶゆうえんち)駅(西武山口線/西武多摩湖線 東京都)
外周道路では特に印象に残るものを見いだせず、やがて目的地。
遊園地の中が賑わっているのかどうかも分からない道中だった。
長い階段を下りた先に駅舎が見える。

子供にとって、あるいは大人にとってもそうかもしれないが、夢の国からの出口はとてもひっそりとしていた。

多摩湖が隣接しているはずだが、ここからは窺い知れない。
15:36 萩山(はぎやま)駅(西武多摩湖線/西武拝島線 東京都)
西武遊園地から3駅。
ここで小平に出るために拝島線に乗り換える。

駅前をジョギングで通ったことがある。
大泉から東伏見に出て、西武柳沢、田無、花小金井、小平と西武新宿線沿線をたどり、やがて萩山。
ターミナル駅の駅前に商業施設などを見た記憶はなく、かえって強い印象を残した。
東京にもいろいろな町がある。
15:44 小平(こだいら)駅(西武新宿線/西武拝島線 東京都)
萩山からひと駅。
ここで新宿線に乗り換える。
萩山でも触れたが、あの日のジョギングで小平駅前も通っている。
萩山ほど閑散とした駅前じゃなかったが、賑やかさとはかけ離れた駅前だった。

ふた駅前の田無には繁華街があった。
小平とはこうした町か。
その印象は萩山に引き継がれ、その後にオレの姿は多摩湖線の八坂駅、新宿線の久米川駅へと現れ、広大な小平霊園を横目に見て、魔宮のような田無タワーに驚きつつ走り帰った。
これから所沢、池袋と出て葛飾に向かう。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2019年如月 最終日(安中-東京)その3-海尻、八千穂、信濃川上、佐久海ノ口、甲斐小泉、小淵沢(小海線)/海尻城址 【週末パスで東京から伊豆。そして上州、信州へ。友人は言ったものでございます。何気に大層な移動距離だと。】
鉄旅日記2019年2月10日・・・海尻駅、八千穂駅、信濃川上駅、佐久海ノ口駅、甲斐小泉駅、小淵沢駅(
-
-
「車旅日記」2005年冬 2日目(都城-人吉)走行距離284㎞ その2-伊集院駅、串木野駅、川内駅、薩摩高城駅、大隅横川駅、吉松駅、人吉駅前ホテル 【どこへ行こうか。まっさきに浮かんだのが、昨夏に旅した南九州でございました。】
車旅日記2005年2月12日・・・伊集院駅、串木野駅、川内駅、薩摩高城駅、大隅横川駅、吉松駅、人吉駅
-
-
「鉄旅日記」2011年夏【みちのくひとり旅】最終日(花巻-東京)-花巻、平泉、一ノ関、仙台、白石、福島、郡山、矢吹、黒磯、宝積寺、古河、蓮田、西川口(東北本線)
鉄旅日記2011年8月17日・・・花巻駅、平泉駅、一ノ関駅、仙台駅、白石駅、福島駅、郡山駅、矢吹駅、
-
-
「鉄旅日記」2018年神無月 最終日(松本-辰野-天竜峡-岡谷-東京)その3-勝沼ぶどう郷、大月(中央本線) 【北陸へ。信州へ。友を訪ねての巡礼旅でございます】
鉄旅日記2018年10月8日・・・勝沼ぶどう郷駅、大月駅(中央本線) 17:25 勝沼ぶどう郷(か
-
-
「鉄旅日記」2008年皐月 3日目(柳井-徳島)-柳井、大畠、西条、岡山、高松、高松築港、オレンジタウン、引田、池谷、鳴門、徳島(山陽本線/本四備讃線/高徳本線/鳴門線) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】
鉄旅日記2008年5月4日・・・柳井駅、大畠駅、西条駅、岡山駅、高松駅、高松築港駅、オレンジタウン駅
-
-
「鉄旅日記」2008年皐月 4日目(徳島-善通寺)その1-徳島、中田、旧小松島駅、南小松島、阿南、牟岐、海部、甲浦(牟岐線/安佐海岸鉄道) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】
鉄旅日記2008年5月5日・・・徳島駅、中田駅、旧小松島駅、南小松島駅、阿南駅、牟岐駅、海部駅、甲浦
-
-
「鉄旅日記」2013年夏 2日目(徳山-南宮崎)その1-徳山、長府、西小倉、城野、行橋、新田原、中津、中山香、高城、佐志生、熊崎、上臼杵、臼杵(山陽本線、日豊本線) 【青春18きっぷで、鹿児島県志布志へ】
鉄旅日記2013年8月11日その1・・・徳山駅、長府駅、西小倉駅、城野駅、行橋駅、新田原駅、中津駅、
-
-
「鉄旅日記」2008年皐月 4日目(徳島-善通寺)その2-海部、桑野、阿南、穴吹、佃、琴平、善通寺(牟岐線/徳島本線/土讃本線) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】
鉄旅日記2008年5月5日・・・海部駅、桑野駅、阿南駅、穴吹駅、佃駅、琴平駅、善通寺駅(牟岐線/徳島
-
-
2018年初秋 初日(東京-桑名)その3-駅前、赤岩口、井原、運動公園前、駅前大通、豊橋、岡崎、三河豊田、尾張瀬戸(豊橋鉄道市内線/東海道本線/愛知環状鉄道/名鉄瀬戸線)【JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」でめぐる東海旅】
鉄旅日記2018年9月15日・・・駅前停留所、赤岩口停留所、井原停留所、運動公園前停留所、駅前大通停
-
-
「鉄旅日記」2005年秋 最終日(小諸-東京)その1-小諸、軽井沢、横川(しなの鉄道) 【軽井沢で挙式する身内を祝うために、初めて鉄道で旅をいたしました。】
鉄旅日記2005年11月7日・・・小諸駅、軽井沢駅、横川駅(しなの鉄道) 2005・11・7 東京
