*

「鉄旅日記」2018年如月 最終日(直江津-東京)その1-直江津、土底浜、犀潟、虫川大杉、六日町、塩沢(信越本線/北越急行ほくほく線/上越線) 【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/13 旅話, 旅話 2018年

鉄旅日記2018年2月11日・・・直江津駅、土底浜駅、犀潟駅、虫川大杉駅、六日町駅、塩沢駅(信越本線/北越急行ほくほく線/上越線)

2018・2・11 6:25 直江津(なおえつ)駅(信越本線/えちごトキめき鉄道/北越急行ほくほく線 新潟県)
あたたかな雨。
積み上げられていた雪は、一晩でどれほど溶けたのだろう。

泊まったホテルは府中八幡宮の脇にあったが、上杉謙信も詣でた所縁のある八幡様らしい。

昨夜歩いたアーケード街を駅へ。

夜明けはまだだが、昨夜よりは明るい駅前を写す。


変わってしまった様々を想い、昨日の情念を捨て去る。

6:39 土底浜(どそこはま)駅(信越本線 新潟県)にて

7:11 犀潟(さいがた)駅(信越本線/北越急行ほくほく線 新潟県)
土底浜で降りると、あたりはカラスの声に包まれている。

雪の積まれた朝に出歩く者の姿はない。

福井豪雪で一昼夜立往生の車列ができた8号国道を、ひと駅歩く。
日本海は見えず、弱い雨の中を歩く。

その行為に理由があるわけじゃない。

たんに土底浜で降りたかっただけだ。
そして適当な時間に犀潟まで戻る列車がなかっただけだ。

途中、美しい景観を渡った。
ありふれたものかもしれない。
でも別れについて考えていたオレには、そう見えた。

犀潟駅は色が塗り変わっていた。

7:48 虫川大杉(むしかわおおすぎ)駅(北越急行ほくほく線 新潟県)
近くに杉の大木があるようだ。
それが駅名の由来。

暖房は入っていないが、シックな待ち合い室があり、スキー客が迎えの車を待っている。

どこに行くというわけにもいかず、ホーム脇の待合室にいる。

ひとつ手前の「うらがわら」は町だったが、人の気配が希薄な一帯を「ほくほく線」は往く。

北陸新幹線の開通で、越後湯沢を始発として、直江津から先の北陸本線区間を福井まで走っていた在来線特急が廃止となり、存在意義を問われもしただろうが、どうにか生き延びてほしい。

新潟はやはり美人が多い。

8:44 六日町(むいかまち)駅(上越線/北越急行ほくほく線 新潟県)
上杉謙信の義兄、長尾政景が築いた「湯のまち」。
彼の死は、領内の湖で溺死という不可解なもので、謀殺説など様々取り沙汰されている。

「ほくほく線」終点の町で2度目の下車。

17号国道まで続く商店街を往復。

ビジネスホテルがある。
いつかこの町に泊まるのもいいかもしれない。
夜にも風情があるだろう。

線区の半分がトンネルという豪雪地帯に敷かれた鉄道は、若者のスキー客をはじめ、地域の足として欠かせないものにはなっているようだ。

確かに直江津から1時間で六日町に至る方法を、人類は他に明示できていないし、そんな挑戦に首を突っ込む者が今後現れることもないだろう。

ボックスシートでの雪見酒。
車内ではそんな時間を過ごした。

麗しい時だった。

9:11 塩沢(しおざわ)駅(上越線 新潟県)
六日町から水上方面にひと駅。
そこで降りる。

そして次の長岡行がきたら、また六日町方面に引き返す。

牧之通りという観光通りがある。
でも2月のあたたかな雨は、町へと誘うことはなく、穏やかな時を待合室で過ごした。

谷間の一帯を塞ぐ全山は雪で覆われ、昨日の北アルプスの様子がまるで嘘のようだ。

六日町に着く。
「ほくほく線」を待つ列ができている。

子供が手を振っている。
その「ほくほく線」の到着の遅れがこの列車にも影響して、しばしの遅れ。

構わないさ。
オレは急がない。

関連記事

「鉄旅日記」2017年秋 その3-腰越、江ノ島、湘南江の島、片瀬江ノ島、新宿(江ノ島電鉄/小田急電鉄江ノ島線)/龍ノ口寺 【湘南へ向かう休日。江ノ電に乗りに行ったのでございます。】

鉄旅日記2017年11月12日・・・腰越駅、江ノ島駅、湘南江の島駅、片瀬江ノ島駅、新宿駅(江ノ島電鉄

記事を読む

「鉄旅日記」2022年盛夏 最終日(大津-東京)その2 ‐大垣、尾張一宮、清洲(東海道本線)/清洲城【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月15日・・・大垣駅、尾張一宮駅、清洲駅(東海道本線)/清洲城 9:10

記事を読む

「鉄旅日記」2017年夏 初日(東京-大垣)その2-郡上八幡、北濃、美濃白鳥、郡上八幡、関、美濃太田、岐阜(長良川鉄道/高山本線)【私鉄王国で過ごす夏】

鉄旅日記2017年8月11日・・・郡上八幡駅、北濃駅、美濃白鳥駅、関駅、美濃太田駅、岐阜駅(長良川鉄

記事を読む

「鉄旅日記」2015年夏 3日目(鹿児島中央-西鉄柳川)その1-指宿、枕崎、入野、開聞、山川、喜入、瀬々串、慈眼寺、南鹿児島、郡元(指宿枕崎線) 【日本最南端の終着駅、枕崎までの往復旅】

鉄旅日記2015年8月14日その1・・・指宿駅、枕崎駅、入野駅、開聞駅、山川駅、喜入駅、瀬々串駅、慈

記事を読む

「車旅日記」2003年晩秋 3日目(伊勢志摩-京都)走行距離239㎞ -大王崎、御座港、鵜方駅、飯高駅、天誅組終焉之地、吉野駅、吉野神宮駅、吉野口駅、京都ホーユウコンフォルト二条城 【紀伊半島に焦がれる日々。南海道を往くのは2度目でございます。】

車旅日記2003年11月24日・・・大王崎、御座港、鵜方駅、飯高駅、天誅組終焉之地、吉野駅、吉野神宮

記事を読む

「鉄旅日記」2019年年始 初日(東京-一ノ関)その2-新津、新発田、坂町、小国、今泉、西米沢~上杉家御廟~上杉神社~南米沢(信越本線/羽越本線/米坂線) 【雪が見たくて北へ向かいました。そして初めて仙台空港線に乗ったのでございます。】

鉄旅日記2019年1月5日・・・新津駅、新発田駅、坂町駅、小国駅、今泉駅、西米沢駅、南米沢駅(信越本

記事を読む

「車旅日記」1996年黄金週間【友を訪ねて大阪へ。そして約束の地、金沢へ。夢を見ながら国道を走った日々でございます。】最終日 北陸より東京へ‐その3(R20)諏訪湖、韮崎、道の駅甲斐大和

車旅日記1996年5月6日 16:28 諏訪湖 松本市内を通過して塩尻峠を下りていく。 塩尻峠は

記事を読む

「鉄旅日記」2020年弥生 初日(東京-高山)その4‐多治見、坂祝、美濃太田(太多線/高山本線)【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】

鉄旅日記2020年3月20日・・・多治見駅、坂祝駅、美濃太田駅(太多線/高山本線) 14:19 多

記事を読む

「鉄旅日記」2007年如月 2日目(天王寺-奈良)その1-南霞町、浜寺駅前、浜寺公園、羽衣、春木、和泉大宮、岸和田、和歌山市、和歌山港、堺(阪堺電気軌道/南海電鉄南海線) 【初日天王寺、2日目奈良。宿泊地だけを決めて、心のままに移動した記録でございます。】

鉄旅日記2007年2月11日・・・南霞町駅、浜寺駅前駅、浜寺公園駅、羽衣駅、春木駅、和泉大宮駅、岸和

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初夏 2日目(和歌山-松阪)その1-和歌山市、和歌山、海南、西御坊、御坊、紀伊田辺、白浜(紀勢本線/紀州鉄道) 【まほろばの路から紀州へ。紀伊半島で過ごした短い夏の記憶でございます。】

鉄旅日記2008年7月20日・・・和歌山市駅、和歌山駅、海南駅、西御坊駅、御坊駅、紀伊田辺駅、白浜駅

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年盛夏 最終日(大津-東京)その3 ‐稲沢、名古屋、豊橋、二川(東海道本線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

2022年8月15日・・・稲沢駅、名古屋駅、豊橋駅、二川駅(東海道本

「鉄旅日記」2022年盛夏 最終日(大津-東京)その2 ‐大垣、尾張一宮、清洲(東海道本線)/清洲城【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月15日・・・大垣駅、尾張一宮駅、清洲駅(東海道

「鉄旅日記」2022年盛夏 最終日(大津-東京)その1 ‐大津、関ヶ原(東海道本線)/ホテルアルファーワン大津【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月15日・・・大津駅、関ヶ原駅(東海道本線)/ホ

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その5 ‐立木、船岡、園部、京都、大津(山陰本線/東海道本線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月14日・・・立木駅、船岡駅、園部駅、京都駅、大

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その4 ‐新井、和田山、下夜久野、上川口、石原(播但線/山陰本線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2025年8月14日・・・新井駅、和田山駅、下夜久野駅、上川

→もっと見る

    PAGE TOP ↑