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「鉄旅日記」2018年如月【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】最終日(直江津-六日町-大前-東京)その1-直江津、土底浜、犀潟、虫川大杉、六日町、塩沢(信越本線/北越急行ほくほく線/上越線)

公開日: : 最終更新日:2022/01/14 旅話, 旅話 2018年

鉄旅日記2018年2月11日
2018・2・11 6:25 直江津(なおえつ)駅(信越本線/えちごトキめき鉄道/北越急行ほくほく線 新潟県)
あたたかな雨。
積み上げられていた雪は、一晩でどれほど溶けたのだろう。

泊まったホテルは府中八幡宮の脇にあったが、上杉謙信も詣でた所縁のある八幡様らしい。

昨夜歩いたアーケード街を駅へ。

夜明けはまだだが、昨夜よりは明るい駅前を写す。


変わってしまった様々を想い、昨日の情念を捨て去る。

6:39 土底浜(どそこはま)駅(信越本線 新潟県)にて

7:11 犀潟(さいがた)駅(信越本線/北越急行ほくほく線 新潟県)
土底浜で降りると、あたりはカラスの声に包まれている。

雪の積まれた朝に出歩く者の姿はない。

福井豪雪で一昼夜立往生の車列ができた8号国道を、ひと駅歩く。
日本海は見えず、弱い雨の中を歩く。

その行為に理由があるわけじゃない。

たんに土底浜で降りたかっただけだ。
そして適当な時間に犀潟まで戻る列車がなかっただけだ。

途中、美しい景観を渡った。
ありふれたものかもしれない。
でも別れについて考えていたオレには、そう見えた。

犀潟駅は色が塗り変わっていた。

7:48 虫川大杉(むしかわおおすぎ)駅(北越急行ほくほく線 新潟県)
近くに杉の大木があるようだ。
それが駅名の由来。

暖房は入っていないが、シックな待ち合い室があり、スキー客が迎えの車を待っている。

どこに行くというわけにもいかず、ホーム脇の待合室にいる。

ひとつ手前の「うらがわら」は町だったが、人の気配が希薄な一帯を「ほくほく線」は往く。

北陸新幹線の開通で、越後湯沢を始発として、直江津から先の北陸本線区間を福井まで走っていた在来線特急が廃止となり、存在意義を問われもしただろうが、どうにか生き延びてほしい。

新潟はやはり美人が多い。

8:44 六日町(むいかまち)駅(上越線/北越急行ほくほく線 新潟県)
上杉謙信の義兄、長尾政景が築いた「湯のまち」。
彼の死は、領内の湖で溺死という不可解なもので、謀殺説など様々取り沙汰されている。

「ほくほく線」終点の町で2度目の下車。

17号国道まで続く商店街を往復。

ビジネスホテルがある。
いつかこの町に泊まるのもいいかもしれない。
夜にも風情があるだろう。

線区の半分がトンネルという豪雪地帯に敷かれた鉄道は、若者のスキー客をはじめ、地域の足として欠かせないものにはなっているようだ。

確かに直江津から1時間で六日町に至る方法を、人類は他に明示できていないし、そんな挑戦に首を突っ込む者が今後現れることもないだろう。

ボックスシートでの雪見酒。
車内ではそんな時間を過ごした。

麗しい時だった。

9:11 塩沢(しおざわ)駅(上越線 新潟県)
六日町から水上方面にひと駅。
そこで降りる。

そして次の長岡行がきたら、また六日町方面に引き返す。

牧之通りという観光通りがある。
でも2月のあたたかな雨は、町へと誘うことはなく、穏やかな時を待合室で過ごした。

谷間の一帯を塞ぐ全山は雪で覆われ、昨日の北アルプスの様子がまるで嘘のようだ。

六日町に着く。
「ほくほく線」を待つ列ができている。

子供が手を振っている。
その「ほくほく線」の到着の遅れがこの列車にも影響して、しばしの遅れ。

構わないさ。
オレは急がない。

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