*

「鉄旅日記」2017年秋【湘南へ向かう休日。江ノ電に乗りに行ったのでございます。】その1-東長崎、本鵠沼、鵠沼海岸、藤沢、石上、柳小路、鵠沼、湘南海岸公園、鎌倉(西武池袋線/小田急電鉄江ノ島線/江ノ島電鉄)

公開日: : 最終更新日:2024/05/09 旅話, 旅話 2017年

鉄旅日記2017年11月12日・・・東長崎駅、本鵠沼駅、鵠沼海岸駅、藤沢駅、石上駅、柳小路駅、鵠沼駅、湘南海岸公園駅、鎌倉駅(西武池袋線/小田急電鉄江ノ島線/江ノ島電鉄)
2017・11・12 8:52 東長崎(ひがしながさき)駅(西武池袋線 東京都)
江ノ島、鎌倉フリー切符購入のために下車。

大泉学園で購入するより安く上がる。
浮いたわずかな金は湘南海岸でのビール代にあてられる。

東長崎という土地の名は気になっていた。
調べたわけじゃないが、
奈良県民における新十津川などのように、長崎県からの入植者が拓いた町なのだろう。

線路に沿って商店街が続く南北口。
生活していく上で申し分のない町だが、何かが足りないと思ったらMcDonald’sやスタバといった存在だった。

そうした存在を今まで必要としてきたことはないが、町の風景にとって欠かせないものだと位置づけていたのだろうか?

池袋まで2駅。
大都会に連なる町までが都会であるわけがないが、町に対してそんな錯覚というか、幻想を常に持つ自身を感じている。

海を除けば、この世に果てのないものは存在しない。

その果てない存在をこれから見に行く。
おそらく今年最後の機会になるだろう。

この身はすでに小田急線内。
スルメの匂いがすると思ったら、若く見える女性がお茶うけにしていた。

10:50 本鵠沼(ほんくげぬま)駅(小田急電鉄江ノ島線 神奈川県)
江ノ島へと続く空に陰りが見える。

グレーを帯びた雲が覆い始め、都心より1度は気温が高い地域の風は冷たい。
元気な男の子を連れた父親が肩をすぼめている。

駅と十字に交差する狭い通りに商店はほぼ見られず、成りの大きなコンビニの存在感は際立っている。

11:01 鵠沼海岸(くげぬまかいがん)駅(小田急電鉄江ノ島線 神奈川県)
4半世紀前に酔っぱらって終電車を乗り過ごし、目覚め、その事実に驚愕して、焦って降りた駅。

終点の片瀬江ノ島まで行けばさっさとタクシーもつかまったであろうに。

駅前には何もなかったと記憶している。
そして海岸道路へ出て、とぼとぼと歩いたどうでもいい記憶は今も消えていない。

L字の狭い駅前通りへの出店は少なく、威嚇的なクラクションを鳴らした外国車のオーナーの人相は悪く、ベビーカーを押した若い母親が気の毒だった。

ここじゃ、そんな記憶しか残らないのか。

11:25 江ノ電藤沢(えのでんふじさわ)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
小田急線藤沢駅は終着駅の構造で行き止まりになり、江ノ島方向には来た道を戻るように進行していく。
何度も通った道だけど、そんなことは忘れていた。

「らんぶる繁華街」を歩いて、小田急百貨店内の江ノ電乗り場へ。

一本やり過ごしてベンチに座ってこうしているが、続々と人がやってくる。

生活列車であり観光列車でもある江ノ電の面目は保たれ、大昔に廃線が検討されたことなど冗談としか思えない人波に呑まれかけた。

リンゴを丸かじりする女性と乗り合わせている。
いくらなんでも日本人にそんな習性はない。

藤沢(ふじさわ)駅(東海道本線/小田急電鉄江ノ島線 神奈川県)にて

11:40 石上(いしがみ)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
狭いホームに単線の線路。
地上に下りた江ノ電が最初に止まる駅は住宅街の中で、商店街などはなくコンビニもない。

鉄道とは、これくらいの幅の要地を確保すれば敷けるのかと考え込みたくなるほど狭い。

ただ、世界中からどんな大男を連れてきて寝かせてみても、頭のてっぺんから爪先まで、この要地幅を上回るほどの男はいないことも確かだ。

11:56 柳小路(やなぎこうじ)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
青空の下に映える涼しげな坂道が見えた。
理髪店が一軒あった。

そんな沿線風景を見るうちに次の停車駅。
ホームは右に移動し、ここにも商店コンビニの類いはなく、駅前通りの先を鵠沼高校が塞ぐ。

女子高生の元気で楽しそうな声が静かな住宅街に音を提供している。

12:12 鵠沼(くげぬま)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
行き違い可能で傾斜地に設けられた駅は、ちょっとした高架駅でもあり、鉄道員の姿がある。

すぐ脇の賀来神社では餅つきが行われていて賑わいを見せていた。

商店コンビニ類はここにも見られず、住宅街の中で駅だけが音を発しているが、たいていの人々はただ通りすぎていく。

12:23 湘南海岸公園(しょうなんかいがんこうえん)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
鵠沼を出ると境川を渡る。
記憶に留めるほどの流れじゃないが、久しぶりに風景に変化を見た。

商店コンビニ事情はここも変わらず、昼食から見放されている。

駅のホームで中国の若者集団に取り巻かれている。
どんな経緯があって彼等はここにいるのか。

風がやんでいる。

13:19 江ノ電鎌倉(えのでんかまくら)駅(江ノ島電鉄 神奈川県)
ひと駅ひと駅降りて鎌倉へ向かうつもりでいたが、乗客の多さに辟易して、先に終点の鎌倉まで行き、そこから逆にたどることにしたが、鎌倉からの方がより人海だ。

この晴れた日曜日、人々は湘南海岸へと繰り出し、江ノ島腰越間の路面通行区間で車との摩擦が生じて遅れが出ている。

しかし、この騒ぎはひどい。
江ノ島鎌倉が世界的観光地区として認知されている証かもしれないが、この人海に幼子は紛れこませたくはない。
親はそう考えるべきだ。

鎌倉観光は見合わせる。

湘南を身近に感じていたのは8年前まで。
8年も遠ざかれば世界は変わる。

オバマ大統領からトランプ大統領という流れを見れば分かるように。

関連記事

「鉄旅日記」2014年春【青春18きっぷで、丹後若狭から北陸、信州へ】初日(東京-西舞鶴)その2-東雲、宮津、天橋立、豊岡、国府、和田山、梁瀬、福知山、西舞鶴(北近畿タンゴ鉄道宮津線/山陰本線)

鉄旅日記2014年3月21日その2・・・東雲駅、宮津駅、天橋立駅、豊岡駅、国府駅、和田山駅、梁瀬駅、

記事を読む

「車旅日記」2004年夏【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】2日目(別府-阿蘇-宮崎)走行距離337㎞その1-別府日名子、大分駅、菅尾駅、三重町駅、豊後竹田駅、阿蘇駅

車旅日記2004年8月12日・・・別府日名子、大分駅、菅尾駅、三重町駅、豊後竹田駅、阿蘇駅 200

記事を読む

「鉄旅日記」2018年神無月【北陸へ。信州へ。友を訪ねての巡礼旅でございます】2日目(越前大野-福井-米原-名古屋-松本)その1-越前大野、南今庄、敦賀、武並(越美北線/北陸本線/東海道本線/中央本線)

鉄旅日記2018年10月7日・・・越前大野駅、南今庄駅、敦賀駅、武並駅(越美北線/北陸本線/東海道本

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春【青春18きっぷで、房総途中下車旅】その2-上総興津、安房小湊、安房天津、安房鴨川、和田浦、九重、若井、竹岡、上総湊、佐貫町、青堀、稲毛海岸、新習志野(外房線、内房線、京葉線)

鉄旅日記2013年3月9日その2・・・上総興津駅、安房小湊駅、安房天津駅、安房鴨川駅、和田浦駅、九重

記事を読む

「鉄旅日記」2018年如月【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】初日(東京-河口湖-新島々-長野-直江津)その1-保谷、代々木、都留市、富士山、河口湖(西武池袋線/山手線/中央本線/富士急行)

鉄旅日記2018年2月10日・・・保谷駅、代々木駅、都留市駅、富士山駅、河口湖駅(西武池袋線/山手線

記事を読む

「車旅日記」2006年皐月【東京から出かける最後の車旅。関東、東北を2,265㎞走った記録でございます。】5日目(青森-八戸-気仙沼-女川-安達)その2-宮古駅、吉里吉里駅、盛駅、大船渡駅、気仙沼駅、女川駅、石巻駅、利府駅、道の駅あだち

車旅日記2006年5月6日・・・宮古駅、吉里吉里駅、盛駅、大船渡駅、気仙沼駅、女川駅、石巻駅、利府駅

記事を読む

「鉄旅日記」2019年弥生Part.1【和歌山電鐵に乗るために、青春18きっぷで紀伊半島一周を思い立ったのでございます。】初日(東京-紀伊田辺)その3-周参見、椿、白浜、紀伊田辺(紀勢本線)

鉄旅日記2019年3月2日・・・周参見駅、椿駅、白浜駅、紀伊田辺駅(紀勢本線) 19:12 周参見(

記事を読む

「鉄旅日記」2019年弥生Part.3【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】最終日(多治見-東京)その1-多治見、瑞浪、明智、岩村、極楽、恵那(中央本線/明知鉄道)

鉄旅日記2019年3月24日・・・多治見駅、瑞浪駅、明智駅、岩村駅、極楽駅、恵那駅(中央本線/明知鉄

記事を読む

「鉄旅日記」2005年初冬【鉄旅に目覚め、銚子へと向かったのでございます。】その2-外川、犬吠、本銚子、観音、仲ノ町、銚子、千葉(銚子電鉄/総武本線)

鉄旅日記2005年12月10日・・・外川駅、犬吠駅、本銚子駅、観音駅、仲ノ町駅、銚子駅、千葉駅(銚子

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】最終日(宮古-東京)その3‐白石、郡山、黒磯、宇都宮(東北本線)

鉄旅日記2019年9月23日・・・白石駅、郡山駅、黒磯駅、宇都宮駅(東北本線) 15:49 白石(し

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】最終日(三次-東京)その1‐三次、上下、府中(福塩線)

鉄旅日記2020年7月26日・・・三次駅、上下駅、府中駅(福塩線)

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】3日目(萩-三次)その5‐備後落合、備後庄原、三次(芸備線)

鉄旅日記2020年7月25日・・・備後落合駅、備後庄原駅、三次駅(芸

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】3日目(萩-三次)その4‐宍道、加茂中、出雲横田、出雲坂根(木次線)

鉄旅日記2020年7月25日・・・宍道駅、加茂中駅、出雲横田駅、出雲

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】3日目(萩-三次)その3‐黒松、仁万、出雲市、荘原(山陰本線)

鉄旅日記2020年7月25日・・・黒松駅、仁万駅、出雲市駅、荘原駅(

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】3日目(萩-三次)その2‐益田、三保三隅、浜田、波子(山陰本線)

鉄旅日記2020年7月25日・・・益田駅、三保三隅駅、浜田駅、波子駅

→もっと見る

    PAGE TOP ↑