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「鉄旅日記」2008年初秋 2日目(羽咋-福井)その1-羽咋、七尾、穴水、和倉温泉、北鉄金沢、内灘、粟ヶ崎、金沢(七尾線/のと鉄道/北陸鉄道浅野川線) 【秋になると北陸に行きたくなるものでございます。能登半島をはじめ、いくつもの終着駅へと行き着いたのでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/19 旅話, 旅話 2008年

鉄旅日記2008年9月14日・・・羽咋駅、七尾駅、穴水駅、和倉温泉駅、北鉄金沢駅、内灘駅、粟ヶ崎駅、金沢駅(七尾線/のと鉄道/北陸鉄道浅野川線)

2008・9・14 6:40 羽咋(はくい)駅(七尾線 石川県)
呑気なおばちゃんに宿泊費を払って街を出る。

昨日の祭の熱はまだ残っている。

いい街だった。
いい駅だった。

7:30 七尾(ななお)駅(七尾線 石川県)
能登島に渡った日に、この駅前を通っている。

この9月の旅では一番大きな街に着いた。

ここまでの風景はなかなかに雄大で、田園地帯には朝日が差し、山の端まで平野が広がっていた。

能登半島とは広い。

街を歩く時間を持たず、これ以上の印象は記せないが、今回七尾に宿泊する選択肢を持たなかったことも不思議だ。

この街にもかつてプロレスがやってきて印象的なカードが組まれている。
大横綱輪島がインドの狂虎タイガー・ジェット・シンを相手にプロレス・デビューを果たし、長州力、谷津喜章はザ・ファンクスと闘った。

駅員の会話は訛がひどくて理解を外した。

8:39 穴水(あなみず)駅(のと鉄道 石川県)
七尾からのと鉄道に乗って、この終着駅で降りた。

かつてここから先に線路は延びていた。
輪島へ。
蛸島へ。

廃線となり、穴水はターミナル駅としての地位を失い、終着駅となった。

海が見えている。
小さいながらも商店街を持ち、スナックなどの灯も見られた。

穴水大宮で引き返す。

ここから金沢までは2時間以上を要する。
能登もまた遠い。

3人組の少女はこれから金沢まで行くのだろうか。
七尾に彼女たちの目当ての品があるとは思えない。

学校へ向かう少女は田鶴浜で降りるのだろうか。
行きに七尾から一緒だった子供たちがそこで降りたから。

9:27 和倉温泉(わくらおんせん)駅(七尾線/のと鉄道 石川県)
穴水から一緒だった3人組の少女はここで降りて、温泉街を目指して歩いていった。

その道はまるで空港道路のように広く、先に温泉街は見えるが、歩くには遠い。

特急サンダーバードに乗り込む。
自由席を求める列が長くなった。

10:59 北鉄金沢(ほくてつかなざわ)駅(北陸鉄道浅野川線 石川県)
サンダーバードは快走した。

七尾からは素敵な香りを放つ能登娘が隣に座り、少し緊張した。

七尾線からは海は見えなかった。

満席だった自由席も大方は金沢で降りた。
穴水からの3人娘の姿も結局その中にあった。

駅前では何やら盛大にやっている。
そして接続よく浅野川線に乗り込んでいる。

アナウンスにあったが、終着駅の内灘を除けば、すべてが無人駅だという。

昨日に続いて、多少なりとも北鉄の役に立てることはうれしい。

内灘(うちなだ)駅(北陸鉄道浅野川線 石川県)にて

11:46 粟ヶ崎(あわがさき)駅(北陸鉄道浅野川線 石川県)
今日も暑い。
強烈な日差しを浴びる。

さっきまでサンダーバードで一緒だった能登娘の香りが鼻に残っていたけど、残念だな。
今しがた消えた。

金沢から内灘駅までは約15分の短い旅。

内灘海岸を目指して住宅道路をしばらく歩いたが断念した。
ちょっと遠すぎる。
もう少し海辺近くまで線路を延ばす計画はなかったのだろうか。

内灘からひと駅を歩く。
この駅は川べりにあり趣を持つ。

ホームの端から心許ない鉄橋を眺める。
台風がきたら、おそらく列車は止まるのだろう。

あるいは大風は白山に阻まれて、金沢に達することはないのだろうか。

12:26 金沢(かなざわ)駅(北陸本線/七尾線 石川県)
雅やかな音楽がホームに流れている。
100万石の街はよく晴れて人の流れは止まらない。

改札口へと歩いていくと、かつてそこであった思い出がよみがえる。
今も思い出している。
震えがきたよ。

金沢には去年も下りている。
もはや馴染みの街だ。

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