「鉄旅日記」2008年皐月 最終日(善通寺-東京)-善通寺、多度津、丸亀、坂出、岡山、京都、野洲、東京葛飾(土讃本線/予讃本線/本四備讃線/山陽本線/東海道本線) 【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】
鉄旅日記2008年5月6日・・・善通寺駅、多度津駅、丸亀駅、坂出駅、岡山駅、京都駅、野洲駅(土讃本線/予讃本線/本四備讃線/山陽本線/東海道本線)
2008・5・6 6:16 善通寺(ぜんつうじ)駅(土讃本線 香川県)
朝が来れば、夜には見えなかったものが見える。
通りの先で讃岐富士が日を浴びている。

市役所前を通り、その奥に見えた歴史的建造物に首をひねり、朝の列車に飛び乗る。
待ち時間はなかった。

この旅で迎えた一番気持ちのいい朝。
素直にお大師様に首を垂れる。
6:33 多度津(たどつ)駅(土讃本線/予讃本線 香川県)
四国の鉄道発祥の地、少林寺拳法発祥の地、四国霊場第七十七番札所道隆寺。
給水塔にSL。


駅前に商店はなく、始発の高松行に乗る。
「瀬戸の花嫁」が流れる地域へと戻ってきた。
7:04 丸亀(まるがめ)駅(予讃本線 香川県)
城下町丸亀。
駅に着いてまず目についたのが丸亀競艇の看板だった。
とみや町、通町、浜町。
ぽっこりとした讃岐富士を望み、お城を仰ぎ見る。


やがて宇多津。
「恋人たちの聖地」に立つゴールドタワー。
讃岐娘もまた美しい。
7:44 坂出(さかいで)駅(予讃本線/本四備讃線)
元町栄筋、本通商店街、サンロード大黒通り。
古くから栄えた街なのだろう。
讃岐富士はここでも望める。
そう言えば、坂出商業も最近甲子園で見ていない。
松山行の特急が駅を出て、やがて四国を出る海峡線がやってくる。

瀬戸内の景色との再会を待っている。
最後の日がこんなにも晴れてうれしい。
8:08~8:14 瀬戸大橋より



9:09 岡山(おかやま)駅(山陽新幹線/山陽本線/赤穂線/津山線/吉備線/伯備線/宇野線/本四備讃線 岡山県)
四国はもう遠い。
瀬戸内ともしばらくのお別れになるが、馴染みといえるものにはなった。
それだけオレも旅を重ねてきたのだろう。
去年の岡山は雨だった。
12:49 京都(きょうと)駅(東海道新幹線/東海道本線/山陰本線/湖西線/奈良線/近鉄京都線 京都府)にて

13:41 野洲(やす)駅(東海道本線 滋賀県)
ここが最後の停車駅。

平凡ともとれる駅前に身を置いて、漏れ聞こえてくる関西訛に微笑む。
晴天の下の近江平野が美しい。
23:15 東京葛飾金町
旅とともに「豊饒の海」4部作も終わった。
巨匠三島由紀夫が最後に言いたかったことを理解しようとしている。
今もその作業は続いている。
月修寺の門跡となった愛すべき聡子は信じがたいことを口にして、本田を苦しめる。
そんな光景で壮大な4部作は幕を閉じ、三島はその数か月後に市ヶ谷自衛隊駐屯地で割腹自殺した。
彼は老いを否定して、転生を信じていたのだろうか。
遺作からの彼の行動にはそうした推理が容易に立つが、謎なのだろう。
それにしても、朝に四国を出て、各駅停車を乗り継いでその日のうちに東京に帰れるとは。
その事実に驚いている。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2020年盛夏 2日目(防府-肥前鹿島)その5‐筑豊直方、直方、筑前大分、城戸南蔵院前、柚須(筑豊電気鉄道/筑豊本線/篠栗線) 【コロナ禍の内緒旅VOl.2。宮島へ。錦帯橋へ。筑豊へ。島原へ。千綿駅へ。そして若松~戸畑の渡船。日本晴れの4日間の記録でございます。】
鉄旅日記2020年8月14日・・・筑豊直方駅、直方駅、筑前大分駅、城戸南蔵院前駅、柚須駅(筑豊電気
-
-
「鉄旅日記」2018年如月 最終日(直江津-六日町-大前-東京)その2-八色、浦佐、五日町、水上、後閑、上牧、八木原(上越線) 【冬の町を見たくて、週末パスを買いました。】
鉄旅日記2018年2月11日・・・八色駅、浦佐駅、五日町駅、水上駅、後閑駅、上牧駅、八木原駅(上越線
-
-
「車旅日記」2005年春 最終日(富山-松本)走行距離218㎞ その1-アパホテル富山駅前、城川原駅、岩瀬浜駅、東富山駅、中滑川駅、滑川駅、魚津駅、石田駅、電鉄黒部駅、入善駅【松本から富山へ。今にして思えば、なぜこの旅を思い立ったのか思い出せないのでございます。】
車旅日記2005年4月30日・・・アパホテル富山駅前、城川原駅、岩瀬浜駅、東富山駅、中滑川駅、滑川駅
-
-
「鉄旅日記」2020年卯月 最終日(新津-東京)その1‐新津、馬下、津川、喜多方(磐越西線) 【緊急事態宣言発令直前のことでございます。常磐線全線運転再開を祝して人知れず旅に出たのでございます。】
鉄旅日記2020年4月5日・・・新津駅、馬下駅、津川駅、喜多方駅(磐越西線) 2020・4・5 5
-
-
「鉄旅日記」2012年春 その1-扇町、浅野、海芝浦、国道、大川、保土ヶ谷、東戸塚、網代、伊豆多賀、宇佐美、熱海(鶴見線、海芝浦支線、大川支線、東海道本線、伊東線) 【青春18きっぷで、鶴見線・伊豆・駿河途中下車旅】
鉄旅日記2012年4月8日その1・・・扇町駅、浅野駅、海芝浦駅、国道駅、大川駅、保土ヶ谷駅、東戸塚駅
-
-
「車旅日記」2004年夏 最終日(長崎-福岡空港)走行距離291㎞その1-長崎ニューポート、島原駅、沖田畷古戦場(龍造寺隆信戦死の地)、大村駅、千綿駅、高橋駅 【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】
車旅日記2004年8月15日・・・長崎ニューポート、島原駅、沖田畷古戦場(龍造寺隆信戦死の地)、大村
-
-
「車旅日記」2004年夏 2日目(別府-宮崎)走行距離337㎞その2-高森駅、高千穂駅、延岡駅、日向市駅、佐土原駅、アーバンキット宮崎 【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】
車旅日記2004年8月12日・・・高森駅、高千穂駅、延岡駅、日向市駅、佐土原駅、アーバンキット宮崎
-
-
「鉄旅日記」2014年春 初日(東京-紀伊勝浦)その2-山田上口、宮川、川添、伊勢柏崎、尾鷲、新鹿、熊野市、紀伊勝浦(参宮線、紀勢本線) 【青春18きっぷで、紀伊半島へ】
鉄旅日記2014年3月8日その2・・・山田上口駅、宮川駅、川添駅、伊勢柏崎駅、尾鷲駅、新鹿駅、熊野市
-
-
「鉄旅日記」2019年師走 初日(東京-酒田)その1‐金町、北千住、上野、高崎(常磐線/高崎線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】
鉄旅日記2019年12月7日・・・金町駅、北千住駅、上野駅、高崎駅(常磐線/高崎線) 2019・1
-
-
「鉄旅日記」2021年夏 初日(東京-上田)その4 ‐長野、御代田、小諸、上田(信越本線/しなの鉄道) 【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】
鉄旅日記2021年7月10日・・・長野駅、御代田駅、小諸駅、上田駅(信越本線/しなの鉄道)
