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「鉄旅日記」2008年皐月【旅は京都から始まり、山陰から下関へ。そして四国へと渡ったのでございます。】最終日(善通寺-東京)-善通寺、多度津、丸亀、坂出、岡山、京都、野洲、東京葛飾(土讃本線/予讃本線/瀬戸大橋線/山陽本線/東海道本線)

公開日: : 最終更新日:2023/07/25 旅話, 旅話 2008年

鉄旅日記2008年5月6日・・・善通寺駅、多度津駅、丸亀駅、坂出駅、岡山駅、京都駅、野洲駅(土讃本線/予讃本線/瀬戸大橋線/山陽本線/東海道本線)
2008・5・6 6:16 善通寺(ぜんつうじ)駅(土讃本線 香川県)
朝が来れば、夜には見えなかったものが見える。

通りの先で讃岐富士が日を浴びている。

市役所前を通り、その奥に見えた歴史的建造物に首をひねり、朝の列車に飛び乗る。
待ち時間はなかった。

この旅で迎えた一番気持ちのいい朝。

素直にお大師様に首を垂れる。

6:33 多度津(たどつ)駅(土讃本線/予讃本線 香川県)
四国の鉄道発祥の地、少林寺拳法発祥の地、四国霊場第七十七番札所道隆寺。

給水塔にSL。

駅前に商店はなく、始発の高松行に乗る。

「瀬戸の花嫁」が流れる地域へと戻ってきた。

7:04 丸亀(まるがめ)駅(予讃本線 香川県)
城下町丸亀。
駅に着いてまず目についたのが丸亀競艇の看板だった。

とみや町、通町、浜町。
ぽっこりとした讃岐富士を望み、お城を仰ぎ見る。

やがて宇多津。
「恋人たちの聖地」に立つゴールドタワー。

讃岐娘もまた美しい。

7:44 坂出(さかいで)駅(予讃本線/瀬戸大橋線)
元町栄筋、本通商店街、サンロード大黒通り。

古くから栄えた街なのだろう。
讃岐富士はここでも望める。

そう言えば、坂出商業も最近甲子園で見ていない。

松山行の特急が駅を出て、やがて四国を出る海峡線がやってくる。

瀬戸内の景色との再会を待っている。

最後の日がこんなにも晴れてうれしい。

8:08~8:14 瀬戸大橋より


9:09 岡山(おかやま)駅(山陽新幹線/山陽本線/赤穂線/津山線/吉備線/伯備線/宇野線/瀬戸大橋線 岡山県)
四国はもう遠い。

瀬戸内ともしばらくのお別れになるが、馴染みといえるものにはなった。
それだけオレも旅を重ねてきたのだろう。

去年の岡山は雨だった。

12:49 京都(きょうと)駅(東海道新幹線/東海道本線/山陰本線/湖西線/奈良線/近鉄京都線 京都府)にて

13:41 野洲(やす)駅(東海道本線 滋賀県)
ここが最後の停車駅。

平凡ともとれる駅前に身を置いて、漏れ聞こえてくる関西訛に微笑む。

晴天の下の近江平野が美しい。

23:15 東京葛飾金町
旅とともに「豊饒の海」4部作も終わった。

巨匠三島由紀夫が最後に言いたかったことを理解しようとしている。
今もその作業は続いている。

月修寺の門跡となった愛すべき聡子は信じがたいことを口にして、本田を苦しめる。
そんな光景で壮大な4部作は幕を閉じ、三島はその数か月後に市ヶ谷自衛隊駐屯地で割腹自殺した。

彼は老いを否定して、転生を信じていたのだろうか。

遺作からの彼の行動にはそうした推理が容易に立つが、謎なのだろう。

それにしても、朝に四国を出て、各駅停車を乗り継いでその日のうちに東京に帰れるとは。
その事実に驚いている。

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