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「鉄旅日記」2022年弥生vol.1 初日(東京-熱海)その2 ‐八景島、金沢八景、杉田、新杉田(金沢シーサイドライン/京浜急行本線) 【根岸線、湘南モノレール、横須賀線、大雄山線、鶴見線、南武線etc.駅旅人本領発揮の旅でございます。】

公開日: : 旅話, 旅話 2022年

鉄旅日記2022年3月5日・・・八景島駅、金沢八景駅、杉田駅、新杉田駅(金沢シーサイドライン/京浜急行本線) 

6:59  八景島(はっけいじま)駅(金沢シーサイドライン 神奈川県)

倉庫街を眺めれば小説や楽曲で描かれた決闘を想う。その先は海とつながっているものだ。

八景島が近づき、降りることを選んだ。シーパラダイスで一度遊んだことがある。一緒にいた女性は最も仲のいい友人といってもいい男と結婚して、オレは二人の披露宴の司会を務めている。どんなふうにしてあの島に渡ったのかよく覚えていない。

華のない20代だったと、その頃をリアルに生きていたオレは思うが、思い起こしてみれば、それほど悪くない。1980年代に完成した人口島の入口でそんなふうに思う。

シーパラダイスのゲートに、この場所ではない懐かしさと美しさを感じて写す。そういえば入場ゲートも好きだ。駅と同じような高揚感をもたらしてくれる。

思い出していたのはハワイで見た似たような光景。どこだかも、場所の特定につながる時間帯も覚えてはいないけれど。

海辺にたたずみ、ビールを購入してシーサイドラインの橋脚を目で追った。

小田和正さんの楽曲が発着音。新杉田に向かう車両が着いて、そして離れていく。

「言葉にできない」の切なく美しいメロディに耳を澄ます。

7:23  金沢八景駅(京浜急行本線/京浜急行逗子線/金沢シーサイドライン 神奈川県)

ひとつ手前の野島公園では、眼下に海辺の下町といった風情が覗けて心騒いだ。小型漁船が駅前の水路を行き交い、自転車姿の女子高生が橋を渡ってくる。

懐かしい風景を見れば昭和と表現したくなるが、その風景が令和にも生き延びて、文化財的に保存されているわけじゃなく、現在の町並として生きている。得がたいものを目にした。そんな思いで終点の金沢八景へ。

風光明媚な入江が続く景勝地として鎌倉時代にはすでに知られていた一帯は、干拓や都市開発による埋め立てで往時を偲ぶよすがを残していないが、替わりに未来都市横浜の面影を海辺の風情に残しながら穏やかに朝を迎えた。

海辺に出て、シーサイドラインが伝う橋脚の曲線を眺めていた。

7:43 杉田(すぎた)駅(京浜急行本線 神奈川県)にて

7:58  新杉田(しんすぎた)駅(京浜東北・根岸線/金沢シーサイドライン 神奈川県)

京急線で杉田駅へ。改札の先には東急ストアが入る商業施設があり、朝の準備に追われていた。あえて線路脇の入口階段に戻り駅を写す。

新杉田駅までは商店街が伸びている。なかなかよさそうな町だ。

新杉田駅は横に長い。あのシーサイドラインへとつながる長い回廊。

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