*

「鉄旅日記」2021年秋 初日(東京-飯坂温泉)その3 ‐槻木、角田、あぶくま、丸森、梁川(阿武隈急行)「鉄旅日記」2021年秋 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】

公開日: : 最終更新日:2025/06/12 旅話, 旅話 2021年

鉄旅日記2021年10月9日・・・槻木駅、角田駅、あぶくま駅、丸森駅、梁川駅(阿武隈急行)

12:41 槻木(つきのき)駅(東北本線/阿武隈急行 宮城県)

大きな駅に着いたと感じた20代の車旅。岩沼からはひと駅。阿武隈急行に乗るために降りる。

この駅にいるのは、あの時も含めて3度目になる。雨が上がった町は岩沼よりも断然あたたかく感じた。

初めて訪ねた当時は新しく感じた駅舎には錆が目立つ。

駅前には伊達政宗騎馬像のタイル絵。

駅前を離れて、曲線を描くささやかな繁華街を歩く。前回は11年前。あの日もそうしたかったが時間がなかった。

NEWDAYSがあったからまたビールを一本。オレの旅はこれでいい。

国鉄時代、この線は槻木~丸森間のみが通じており、線名は丸森線。福島まで通じたのは現在の第三セクター「阿武隈急行」になってからだと知った。

台風被害で止まった過去もある。この線の未来もまた見にきた。

13:08 角田(かくだ)駅(阿武隈急行 宮城県)

列車行き違い3分の停車。角田は仙台文化圏の街。下りホームに列ができている。

11年ぶりに駅舎を収めようと思ったが、後ろ姿にとどめた。それに時間もない。

JAXA|宇宙航空研究開発機構の宇宙センターを持ち、宇宙の入口を謳う街。駅から徒歩10分の台山公園にはH-2ロケットの実物大模型が置かれている。

思い出したけど、あの日は雨だった。

13:41 あぶくま駅(阿武隈急行 宮城県)

細かい雨が降っている。やがて冬へと導く雨が降っている。

季節を語るのならこれで足りるだろう。東京標準の装いでは寒い。もともとオレは薄着なこともある。

周囲に民家の見られない秘境駅にいる。インターネットはつながらない。

事前に地図を眺めて、阿武隈川に近いことから降りてみたが、川は眼下を流れ接近を許さない。

さっきも触れたが、この線は一昨年の台風で寸断され、おそらく廃線もささやかれたのだろう。復興を喜ぶ関係者が掲げたものが沿線随所に見られる。

自然は音を持つ。雨音、瀬音、鳥の声。オレが発する音もそのひとつ。人は特別な存在などでは決してない。

パートナーにメッセージを送る。彼女はいま日光中禅寺湖にいる。

14:27 丸森(まるもり)駅(阿武隈急行 宮城県)

ひと駅戻る。そしてこの列車は折り返しの梁川行になる。

許された滞在時間は9分。川下りの船着き場へは1.3km。。沿線の中核駅らしい堂々とした駅舎を写すのがせいぜい。

細かな雨が停車中の列車へと追い立てる。

10数分前、鉄橋脇の川辺のお宅で列車に向けて手を振る屈強な姿が2体あった。そして今度はご家族全員の姿。皆さんで手を振っておられる。

いいなあ。車内ではオレが手を振っている。

人同士が作りだす清々しい光景だと自賛している。

15:13 梁川(やながわ)駅(阿武隈急行 福島県)

車掌さんに起こされて着いた駅。そんなにも深く眠っていたのか。

時計台は時を刻む任務を外され、駅前のコンビニは新聞販売所になり、カフェの入った店も出ていって、手打ちそばを謳う駅ナカの店もまた無人。

ここは福島県伊達市。さてと。

ドラッグストアの看板を見つけた。

酒を買いに歩き出す。

関連記事

「車旅日記」2003年晩秋 3日目(伊勢志摩-京都)走行距離239㎞ -大王崎、御座港、鵜方駅、飯高駅、天誅組終焉之地、吉野駅、吉野神宮駅、吉野口駅、京都ホーユウコンフォルト二条城 【紀伊半島に焦がれる日々。南海道を往くのは2度目でございます。】

車旅日記2003年11月24日・・・大王崎、御座港、鵜方駅、飯高駅、天誅組終焉之地、吉野駅、吉野神宮

記事を読む

「鉄旅日記」2009年晩秋 初日(東京-倉敷)その1-東京、円町、園部、安栖里、山家、市島、柏原、谷川、西脇市、粟生(東海道新幹線/山陰本線/福知山線/加古川線) 【陰陽を行き来した3日間。この国の秋は美しゅうございました。】

鉄旅日記2009年11月21日・・・東京駅、円町駅、園部駅、安栖里駅、山家駅、市島駅、柏原駅、谷川駅

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月 初日(東京-盛岡)その2-郡山、福島、曽根田、仙台、一ノ関(東北本線) 【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】

鉄旅日記2019年9月21日・・・郡山駅、福島駅、曽根田駅、仙台駅、一ノ関駅(東北本線) 11:0

記事を読む

「鉄旅日記」2020年卯月 最終日(新津-東京)その1‐新津、馬下、津川、喜多方(磐越西線) 【緊急事態宣言発令直前のことでございます。常磐線全線運転再開を祝して人知れず旅に出たのでございます。】

鉄旅日記2020年4月5日・・・新津駅、馬下駅、津川駅、喜多方駅(磐越西線) 2020・4・5 5

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春【青春18きっぷで、甲斐駿河途中下車旅】その2-源道寺、入山瀬、下部温泉、塩之沢、甲斐常葉、市川大門、甲府、新府、穴山、東山梨、東所沢(身延線、中央本線、武蔵野線)

鉄旅日記2013年3月3日その2・・・源道寺駅、入山瀬駅、下部温泉駅、塩之沢駅、甲斐常葉駅、市川大門

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初夏 最終日(松阪-東京)-松阪、鳥羽、伊勢市、宇治山田、亀山、名古屋、豊橋、浜松、熱海(近鉄山田線/参宮線/紀勢本線/関西本線/東海道本線) 【まほろばの路から紀州へ。紀伊半島で過ごした短い夏の記憶でございます。】

鉄旅日記2008年7月21日・・・松阪駅、鳥羽駅、伊勢市駅、宇治山田駅、亀山駅、名古屋駅、豊橋駅、浜

記事を読む

「鉄旅日記」2018年師走 2日目(津-松阪-伊勢奥津-鳥羽-神島)その3-神島にて・・・八代神社、神島灯台、監的哨、ニワの浜、神島山海荘あじさい 【伊勢のいくつもの終着駅に降りまして、神島で2018年最後の満月を眺めたのでございます。】

鉄旅日記2018年12月23日・・・八代神社、神島灯台、監的哨、ニワの浜、神島山海荘あじさい 14

記事を読む

「鉄旅日記」2014年春 初日(東京-西舞鶴)その1-西岐阜、京都、二条、日吉、胡麻、下山、和知、綾部、高津(東海道本線/山陰本線) 【青春18きっぷで、丹後若狭から北陸、信州へ】

鉄旅日記2014年3月21日その1・・・西岐阜駅、京都駅、二条駅、日吉駅、胡麻駅、下山駅、和知駅、綾

記事を読む

「鉄旅日記」2021年秋 最終日(飯坂温泉-東京)その1 ‐飯坂温泉駅、福島駅(福島交通飯坂線/奥羽本線) 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】

鉄旅日記2021年10月10日・・・飯坂温泉駅、福島駅(福島交通飯坂線/奥羽本線) 2021

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月 最終日(三次-東京)その1‐三次、上下、府中(福塩線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】

鉄旅日記2020年7月26日・・・三次駅、上下駅、府中駅(福塩線) 2020・7・26&nb

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その4 ‐新井、和田山、下夜久野、上川口、石原(播但線/山陰本線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2025年8月14日・・・新井駅、和田山駅、下夜久野駅、上川

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その3 ‐野里、香呂、仁豊野、溝口、鶴居、寺前(播但線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月14日・・・野里駅、香呂駅、仁豊野駅、溝口駅、

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その2 ‐法界院、野々口、津山、佐用、播磨新宮、姫路(津山線/姫新線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

2022年8月14日・・・法界院駅、野々口駅、津山線、佐用駅、播磨新

「鉄旅日記」2022年盛夏 4日目(高松-大津)その1 ‐高松、鬼無、坂出、岡山(予讃本線/本四備讃線)【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月14日・・・高松駅、鬼無駅、坂出駅、岡山駅(予

「鉄旅日記」2022年盛夏 3日目-友と過ごす一日をFacebookへの投稿より振り返ります ‐東浜恵美須神社、北浜恵美須神社、片原町駅、三津浜駅、梅津寺駅、高浜駅、龍神社、三津駅【讃州高松に時空の友を訪ねて。小海線、津山線、播但線、山陰本線の駅旅も印象深い旅でございます。】

鉄旅日記2022年8月13日・・・東浜恵美須神社、北浜恵美須神社、片

→もっと見る

    PAGE TOP ↑