*

「鉄旅日記」2021年夏 初日(東京-上田)その1 ‐金町、上野、高崎、水上(常磐線/高崎線/上越線) 【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/03 旅話, 旅話 2021年

鉄旅日記2021年7月10日・・・金町駅、上野駅、高崎駅、水上駅(常磐線/高崎線/上越線)

2021・7・10 4:27 金町(かなまち)駅(常磐線 東京都)
長雨の7月。しばらく月を見ていない。

心の中に雑草が蔓延っているのを感じて引き抜いた金曜日。仕事ははかどり18時には上がり、今朝は2:30起き。筋トレで汗を流し、朝飯前に部屋を出てきた。顔には笑みが浮かんでいる。

心は旅を求めていた。早起きした体もいきいきとしていた。

カラオケ屋の前で若者たちが大声でいがみあっていた。コンビニで朝食と酒と水を購入して店を出ると、いがみあっていた輪は解かれ、小さな輪が3つ。彼等の理性はひとまず酒を抑え込んだようだ。

ガールズバーからも声が聞こえる初夏早朝。明後日12日から東京には4度目の緊急事態宣言が発令される。

5:12 上野(うえの)駅(東北・北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線/東北本線/山手線/京浜東北・根岸線/常磐線/上野東京ライン/東京メトロ銀座線/東京メトロ日比谷線 東京都)
始発の高崎行は13分発。朝食はホームのベンチで。眠たげな男や疲れきったように見える男が背中を丸めている。

列車は動き出して、上野の山を眺めていた。鶯谷に差しかかる頃に看板に書かれた寛永寺霊園の文字に、約150年前のある一日にここが戦場になったことを想った。

戦争当日、離れたところでは江戸市民の日常に変化はなく、湯屋も開いていたという。上野の彰義隊戦争は一日で方が付いた。

目を上げると見慣れない景色の中にいる。田端を過ぎている。やがて大操車場に紛れ込み尾久駅に着く。

左右に体を揺らす酔っ払いは赤羽に着いても正気に戻らず、豊満なアジア系娘が向かいの男たちと視線を交わす。

乗客の誰もがマスクを外せば、ありきたりの気だるい朝。

7:06 高崎(たかさき)駅(上越新幹線/北陸新幹線/信越本線/高崎線/上越線/両毛線/吾妻線/上信電鉄 群馬県)

「高崎だるま」で有名な縁起のいい街。駅構内の模様替えを実は毎回それなりに楽しみにしている。

巨大なだるまさんはいなくなり、上野三碑という飛鳥~奈良時代に建てられた日本最古の石碑のモニュメントが置かれていた。

関東に現れた久々の青空は美しく、高崎の空を写す。

その下では、高崎祭りやだるま市で人で埋め尽くされた駅前通りの写真が目を引いた。こうした光景はこの先見られるのだろうか。

8:23 水上(みなかみ)駅(上越線 群馬県)

東京も晴天らしい。恋人からそんな連絡が入った。

多くの学生たちが乗る列車で北へ向かった。赤城山は美しく、国定忠治の最期の時を脳裏に浮かべる。

利根川には川霧が立ち、雨が上がった青空はこんなにも美しい。

水上に泊まったのは去年の2月だった。あの雪の降る日よりも利根川は澄んで、これまで目にしてきたいかなる日よりも幽谷の趣を見せている。

関連記事

「鉄旅日記」2021年春 最終日(松本-東京)その2 ‐神城、千国、南小谷、小滝(大糸線)【週末パスで信濃へ。妙高高原駅で引き返し、松本の友人を訪ね、大糸線を旅して思い出の白馬へ。先の旅から一週間後のことでございました。】

鉄旅日記2021年4月25日・・・神城駅、千国駅、南小谷駅、小滝駅(大糸線) 7:53 神城

記事を読む

2020年水無月【緊急事態宣言から解放された週末。石和温泉につかりにいった記憶をSNS風に綴ります。】-甲府、善光寺、酒折、石和温泉、大月(中央本線/身延)

鉄旅日記2020年6月20日~21日・・・甲府駅、善光寺駅、酒折駅、石和温泉駅、大月駅(中央本線/

記事を読む

「鉄旅日記」2020年睦月 最終日(鷹ノ巣-東京)その4‐中条、新発田、新津、長岡(羽越本線/信越本線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

鉄旅日記2020年1月13日・・・中条駅、新発田駅、新津駅、長岡駅(羽越本線/信越本線) 17:3

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春 最終日(和歌山-東京)その1-打田、妙寺、高野口、橋本、五条、吉野口、法隆寺、平城山、木津、京田辺、四條畷、住道(和歌山線、関西本線、学研都市線) 【爆弾低気圧襲来日、青春18きっぷで西へ】

鉄旅日記2013年4月7日その1・・・打田駅、妙寺駅、高野口駅、橋本駅、五条駅、吉野口駅、法隆寺駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月 最終日(宮古-東京)その2‐陸前赤崎、大船渡、気仙沼、一ノ関(三陸鉄道リアス線/大船渡線) 【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】

鉄旅日記2019年9月23日・・・陸前赤崎駅、大船渡駅、気仙沼駅、一ノ関駅(三陸鉄道リアス線/大船渡

記事を読む

「鉄旅日記」2020年如月 最終日(釜石-東京)その1‐釜石、遠野、宮守(釜石線) 【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】

鉄旅日記2020年2月24日・・・釜石駅、遠野駅、宮守駅(釜石線) 2020・2・24 5:39

記事を読む

「鉄旅日記」2011夏【みちのくひとり旅】2日目(秋田-函館)-秋田、男鹿、追分、八郎潟、北金岡、大館、浪岡、新青森、青森、中沢、郷沢、蟹田、三厩、五稜郭、函館(男鹿線/奥羽本線/津軽線/津軽海峡線/江差線)

鉄旅日記2011年8月14日・・・秋田駅、男鹿駅、追分駅、八郎潟駅、北金岡駅、大館駅、浪岡駅、新青森

記事を読む

「車旅日記」1995年秋【恋に病んで・・・西へ。1号国道をひたすら、大阪の友に会いにいく。】その2-東寺、五条大橋、琵琶湖湖岸道路、米原、関ヶ原・・・・-

車旅日記1995年11月5日 1996・11・5 9:19 1号国道-東寺 京都乱入。 晴天。

記事を読む

「鉄旅日記」2006年晩夏-伊勢崎、桐生、西桐生、下仁田、上州富岡、高崎(高崎線/両毛線/上信電鉄) 【ふと誘われるように、上州へ向かう列車に乗ったのでございます。】

鉄旅日記2006年9月2日・・・伊勢崎駅、桐生駅、西桐生駅、下仁田駅、上州富岡駅、高崎駅(高崎線/両

記事を読む

「鉄旅日記」2020年弥生 初日(東京-高山)その4‐多治見、坂祝、美濃太田(太多線/高山本線)【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】

鉄旅日記2020年3月20日・・・多治見駅、坂祝駅、美濃太田駅(太多線/高山本線) 14:19 多

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

「車旅日記」2001年盛夏 2日目(琵琶湖西-高松)その2-淡路島南PA、道の駅瀬戸の松原、高松東急イン【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月12日・・・淡路島南PA、道の駅瀬戸の松原、高

「車旅日記」2001年盛夏 2日目(琵琶湖西-高松)その1-レイクサイド琵琶湖、四条烏丸、長岡京駅、淡路SA【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月12日・・・レイクサイド琵琶湖、四条烏丸、長岡

「車旅日記」2001年盛夏 初日(東京-琵琶湖西)その4-道の駅びわ湖大橋米プラザ、レイクサイド琵琶湖【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

2001年8月11日・・・道の駅びわこ大橋米プラザ、レイクサイド琵琶

「車旅日記」2001年盛夏 初日(東京-琵琶湖西)その3-御嵩町次月、新鵜沼駅、岐阜駅、醒ヶ井駅【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月11日・・・御嵩町次月、新鵜沼駅、岐阜駅、醒ヶ

「車旅日記」2001年盛夏 初日(東京-琵琶湖西)その2-駒ヶ根駅、道の駅信州平谷、阿木湖【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月11日・・・駒ヶ根駅、道の駅信州平谷、阿木湖

→もっと見る

    PAGE TOP ↑