「鉄旅日記」2020年晩秋 2日目(砺波-武生)その6‐三国港、田原町、福井駅(えちぜん鉄道三国芦原線/福井鉄道) 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】
鉄旅日記2020年11月22日・・・三国港駅、田原町駅、福井駅電停(えちぜん鉄道三国芦原線/福井鉄道)
16:37 三国港(みくにみなと)駅(えちぜん鉄道三国芦原線 福井県)
初めてここにきた時、駅は閉鎖されていたよ。前身の京福電鉄が半年間に2度の衝突事故を起こしたことから国交省より運行停止命令を受けて、鉄路はそのままに電車の運行がされてなかったんだ。
勝山で触れた友人が運転する車で東尋坊から三国へと回り、その夜は芦原温泉に泊まった。
2度目が12年前。第三セクターのえちぜん鉄道として営業は再開されていて、閉鎖されていたあの駅舎の健在を喜んだ。たまたま居合わせた小さな子供と心温まるやりとりをしたのを覚えている。
そうか。あの頃にはオレは子供が好きだったのか。思い返してみて、そう思う。
駅舎は生まれ変わっていた。黒く塗られてシックな装いとなり、寂しかった周辺にも食べ物屋ができて、市場にも明かりがついている。







用意していた時間は11分。下りるを得ずにすでに列車は福井に向けて出発しているが、勝山に続き変化を喜んだ。
ひとつ手前の三国駅には町がある。こうして気になる駅が増えていく。
冬枯れた田野を眺めていたら不意に温泉旅館が見えてきた。芦原温泉、あわら湯のまち。
到着するまで降りたいなどと思っていなかったが、駅に着くと慕情が募った。
どうやら雨。日暮れが早くなった。
17:24 田原町(たわらまち)駅(えちぜん鉄道三国芦原線/福井鉄道 福井県)
福井が新しくなっていく。下りですでにその変貌は目にしていたが、田原町駅も12年前とはだいぶ変わっていた。
福大前西福井駅から月を眺めて歩いた道は場末の感があったが、シックな灯が周辺にいくつか点り、大人の街を思わせる。


福井鉄道への乗り換え。時間は3分。
17:37 福井駅(ふくいえき)電停(福井鉄道 福井県)
福井城址大名町から大きく左にカーブした路面電車はかつての福井駅前電停があった場所を過ぎて、さらに左に大きくカーブしてJR福井駅の正面に平行する形で止まった。


福井駅の進化が止まらない。かつては見られなかった商業区域もできて、北陸新幹線の延伸が実現すれば、さらに変貌を遂げるのだろう。
福井駅電停を折り返すと再び福井城址大名町に着き、そこから方向を変えて武生に向かう。ワンマンカーゆえに運転士さんは2度運転席を入れ替わる。
路面を離れるとにわかに速度が上がり、ベル前を過ぎると町明かりが少なくなった。
こっちを向いてにっこりする2歳くらいのかわいらしい男の子の相手をしていた。なに、オレが遊んでもらっていたんだよ。
降りる際には手を振ってくれて、さらに投げキッスまで。マスクをしていたが、オレがくしゃくしゃな顔をしていたのは分かっただろう。
武生へ。12年前に降りた時は武生新という名だった駅は、越前武生駅へと名称変更されている。
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