*

「鉄旅日記」2020年晩秋 初日(東京-砺波)その3 ‐氷見、雨晴、越中国分、伏木、中伏木(氷見線/万葉線)/義経岩/伏木神社 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/04 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年11月21日・・・氷見駅、雨晴駅、越中国分駅、伏木駅、中伏木駅(氷見線/万葉線)/義経岩/伏木神社

12:40  氷見(ひみ)駅(氷見線 富山県)
雨晴に差し掛かる頃、車窓に絶景が現れる。富山湾の背後に立山連山が壁のように連なり、人々は浮き立ち車窓に向かう。只見線などでも見られた車窓風景だった。

終点の氷見での滞在は12分。かつてと変わらぬ鉄筋の駅舎の前に瓦を乗せた庇ができていた。

歩きだす時間もなく、再訪の感慨もなく、雨晴駅で降りた先のことを考えている。

願ってもない快晴の下で旅をしている。

12:53 雨晴(あまはらし)駅(氷見線 富山県)にて

13:05 義経岩にて

13:27 越中国分(えっちゅうこくぶ)駅(氷見線 富山県)にて

13:44 伏木神社にて

13:57 伏木(ふしき)駅(氷見線 富山県)にて

14:34  中伏木(なかふしき)駅(万葉線 富山県)
景勝雨晴で降りる。中国人カップルが立山連山を前に大声で話している。男は女を置いてさらに立山を写す。
氷見方面に見えていた大陸は能登半島らしい。

線路に沿って海岸道路が敷かれている。

これからそれなりに遠大な道を往く。これがやりたいこと。ただし計画通りに目的地に到着できるかは分からない。自信ならある。

義経岩は観光地でもあり、向かいには道の駅がある。線路を渡ると、そこに多くの先客があった。

平泉への逃避行の途中、義経主従がこの大岩の下で雨宿りをしたという伝説がある。

勧進帳の舞台として名高い小松での苦難を乗り越えた先に待ち受けたにわか雨。英雄伝説とは詩的でもある。

鳥居の先、岩場の上に義経社が鎮座する。

海辺の岩づたいに進み女岩が浮かぶ富山湾を写す。万葉集にも収められているまさに絶景。富山湾の先に立山の壁がある。

観光客の目当ては英雄伝説よりもむしろこの絶景だろう。

義経岩を離れ、歩きながらも撮影は続いた。鉄路と海と立山。すべてが揃っていた。

国道のトンネルを抜けた先、目立たない場所に越中国分駅がある。線路は海から離れたが、雨晴方面の先には青い広がり。高岡方面に目を向けると工場の煙突から煙が上がっている。

それからしばらく線路に沿って。

神功皇后を御祭神とする伏木神社は威厳に満ちている。まるで必然のように足が向く。

まさに厳かな神社で、本殿に参拝するとほのかに雅な音楽が聞こえている。

祓い清め祈る。雑念が消えていくのが分かった。石段を下りると近所のお年寄りが鳥居前で2礼2拍手1礼を行っていた。

伏木は古国府。角に石柱が立つ。伏木駅にも中核駅としての威厳があり、駅員さんの姿もある。駅前通りは広く、ちょっとした都会を思わせる家並。

踏切で高岡行を見送り、錆びた鉄道基地にはSLが止まり、その脇に架かる伏木万葉大橋を渡る。

小矢部川が海に到達する姿と川辺の工場群。立山を前にした絶景は雨晴の鄙から街へと姿を変え、渡り終わる頃には万葉線の雄姿が見えた。

そこは路面区間。誰ともすれ違わない道を歩き、中伏木駅へ。

橋にも駅にも歌人で越中国主だった大伴家持の歌がある。ここは万葉の里。

ガタゴトと乗ると軽妙な路線案内が流れる。声の主は噺家の立川志の輔さん。彼の生家が沿線にあるという。

関連記事

「鉄旅日記」2022年水無月 最終日(中山平温泉-東京)その4 ‐土浦、ひたち野うしく、亀有(常磐線)【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】/葛西神社~江戸川堤葛飾情緒

鉄旅日記2022年6月12日・・・土浦駅、ひたち野うしく駅、亀有駅(常磐線)/葛西神社~江戸川堤葛

記事を読む

「鉄旅日記」2019年霜月 最終日(北上-東京)その1‐北上、横手、醍醐、十文字、下湯沢(北上線/奥羽本線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

鉄旅日記2019年11月4日・・・北上駅、横手駅、醍醐駅、十文字駅、下湯沢駅(北上線/奥羽本線)

記事を読む

「車旅日記」2003年晩秋 2日目(南紀白浜-伊勢志摩)走行距離421㎞ -白良浜、白浜駅、見老津駅、潮岬、紀伊大島樫野灯台、湯川駅、瀞峡街道・熊野川、十津川、熊野きのくに、紀伊長島駅、伊勢志摩 【紀伊半島に焦がれる日々。南海道を往くのは2度目でございます。】

車旅日記2003年11月23日・・・白良浜、白浜駅、見老津駅、潮岬、紀伊大島樫野灯台、湯川駅、瀞峡街

記事を読む

「鉄旅日記」2020年睦月 初日(東京-湯沢)その2‐新白河、郡山、福島、仙台、あおば通(東北本線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

鉄旅日記2020年1月11日・・・新白河駅、郡山駅、福島駅、仙台駅、あおば通駅(東北本線) 8:2

記事を読む

「鉄旅日記」2022年新春 初日(東京-湯瀬温泉)その1 ‐松戸、神立、友部、水戸、いわき(常磐線) 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】

鉄旅日記2022年1月8日・・・松戸駅、神立駅、友部駅、水戸駅、いわき駅(常磐線) 2022

記事を読む

「車旅日記」2006年皐月 3日目(仙台-大曲)その1-ホテルイーストワン仙台、陸前落合駅、愛子駅、作並駅、山寺駅、高瀬駅、蔵王駅、北大石田駅、舟形駅 【東京から出かける最後の車旅。関東、東北を2,265㎞走った記録でございます。】

車旅日記2006年5月4日・・・ホテルイーストワン仙台、陸前落合駅、愛子駅、作並駅、山寺駅、高瀬駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2009年皐月【四国へ、途中下車の旅】3日目(琴平-高知)-琴平、讃岐財田、阿波池田、大歩危、土佐山田、後免、後免町、安芸、奈半利、高知、桟橋通五丁目(土讃本線、土佐くろしお鉄道阿佐線、土佐電気鉄道桟橋線)

鉄旅日記2009年5月3日・・・琴平駅、讃岐財田駅、阿波池田駅、大歩危駅、土佐山田駅、後免駅、後免町

記事を読む

「鉄旅日記」2022年新春 2日目(湯瀬温泉-三沢)その3 ‐川部、五所川原、木造(五能線)/神武食堂 【巨大な土偶が貼りつく木造駅を見たくて冬の東北を旅しました。】

鉄旅日記2022年1月9日・・・川部駅、五所川原駅、木造駅(五能線)/神武食堂 12:53&

記事を読む

「鉄旅日記」2019年師走 初日(東京-酒田)その2‐新前橋、水上、長岡(上越線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】

鉄旅日記2019年12月7日・・・新前橋駅、水上駅、長岡駅(上越線) 7:24 新前橋(しんまえば

記事を読む

「鉄旅日記」2012年春 その2-川原湯温泉、岩島、群馬藤岡、高麗川、拝島、昭島、中神、武蔵溝ノ口、武蔵中原、鹿島田、尻手(吾妻線、八高線、青梅線、南武線) 【青春18きっぷで、ダム湖に水没する鉄路へ】

鉄旅日記2012年4月1日その2・・・川原湯温泉駅、岩島駅、群馬藤岡駅、高麗川駅、拝島駅、昭島駅、中

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

「車旅日記」2001年盛夏 2日目(琵琶湖西-高松)その2-淡路島南PA、道の駅瀬戸の松原、高松東急イン【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月12日・・・淡路島南PA、道の駅瀬戸の松原、高

「車旅日記」2001年盛夏 2日目(琵琶湖西-高松)その1-レイクサイド琵琶湖、四条烏丸、長岡京駅、淡路SA【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月12日・・・レイクサイド琵琶湖、四条烏丸、長岡

「車旅日記」2001年盛夏 初日(東京-琵琶湖西)その4-道の駅びわ湖大橋米プラザ、レイクサイド琵琶湖【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

2001年8月11日・・・道の駅びわこ大橋米プラザ、レイクサイド琵琶

「車旅日記」2001年盛夏 初日(東京-琵琶湖西)その3-御嵩町次月、新鵜沼駅、岐阜駅、醒ヶ井駅【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月11日・・・御嵩町次月、新鵜沼駅、岐阜駅、醒ヶ

「車旅日記」2001年盛夏 初日(東京-琵琶湖西)その2-駒ヶ根駅、道の駅信州平谷、阿木湖【思い出深き四国初上陸でございます。福山に帰省していた友と待ち合わせ、いつも想っていたのは京都の彼女のことでございます。】

車旅日記2001年8月11日・・・駒ヶ根駅、道の駅信州平谷、阿木湖

→もっと見る

    PAGE TOP ↑