「鉄旅日記」2020年晩秋 初日(東京-砺波)その1 ‐金町、東京、黒部宇奈月温泉、新黒部(常磐線/北陸新幹線/富山地方鉄道本線) 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】
鉄旅日記2020年11月21日・・・金町駅、東京駅、黒部宇奈月温泉駅、新黒部駅(常磐線/北陸新幹線/富山地方鉄道本線)
2020・11・21 5:17 金町(かなまち)駅(常磐線 東京都)
新型コロナウイルス感染拡大を報じあうメディア。他人事のように話題に挙げる人々。早朝の町を酔って歩く若者たち。医師会は警鐘を鳴らす。
3番目の列車は金町到着前に席はほぼ埋まり、Go toトラベル利用者が金町、亀有とホームに列を作る。
コロナ禍が変えた世界と普遍的に存在する人の世の不都合について考えていた。悩みは澱のように蓄積して心を乱し、夢に歯止めをかける。神社で祓い清めた時だけが救いだった。
今オレも混沌の中にいる。鑑定師はそんなオレに心配するなと毎日のように伝えてくる。
季節外れの暖かさは今日も続き、晩秋にしては薄着で家を出て、着替えの中に厚手のものは入れていない。
これが今年の旅納め。北千住に5:26に着き、常磐線快速に乗り換えて5:32発。駅に酔人の大声が響いている。
6:28 東京(とうきょう)駅(東海道・山陽新幹線/東北・北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線/東海道本線/中央本線/山手線/京浜東北・根岸線/横須賀線/総武線快速/京葉線/成田エクスプレス/上野東京ライン/東京メトロ丸の内線 東京都)
東海道・山陽新幹線改札口の混雑は6時前にしては想像を絶した。
新幹線ホームに上がると、今日の指定席は売り切れのアナウンス。Go to トラベルの影響なのだろう。でもこれでいい。人々は節度を失わずに移動している。


オレは思うんだ。みんなよく頑張っている。だから新型コロナウイルスの正体を正確に暴いてほしい。
6:28発はくたか551号金沢行に乗る。
9:03 黒部宇奈月温泉(くろべうなづきおんせん)駅(北陸新幹線 富山県)
富士山や秩父連山を見渡せた新幹線の旅。時に天空を往くが如く、晴天の関東平野を愛でる。
東京駅から軽井沢まで1時間。これを日常とするのも悪くはないと思う。
信州信濃もうららかで、千曲川は青く、雪はない。
長野盆地では暗雲に覆われ、上越妙高は雨に濡れていた。
長いトンネルを抜けて糸魚川に着くと日本海の荒波を見渡せる。
雨雲はすでに過ぎているが、北陸上空は曇り空。雪の気配はない。

9:15 新黒部(しんくろべ)駅(富山地方鉄道本線 富山県)
新幹線ホームから見えた日本海。下れば真新しい駅前。北陸新幹線延伸に合わせて黒部宇奈月温泉駅の真向かいに5年前に開業した駅。


名水の里を謳う黒部。寒さに険しさはなく、地鉄はしばらく平野を往く。
揺れの激しい列車に文字通り揺られ、3両の特急列車は電鉄黒部に着く。
黒部にいるのは5度目になるのだろう。浅からぬ縁といえる。
旧北陸本線を跨ぐ際に黒部駅を見る。滔々と川は流れ、魚津が近い沿線に日本海が見え隠れする。
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