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「鉄旅日記」2020年如月【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】2日目(大船渡-釜石)その1‐大船渡、盛、綾里、唐丹(大船渡線/三陸鉄道リアス線)

公開日: : 最終更新日:2024/04/13 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年2月23日・・・大船渡駅、盛駅、綾里駅、唐丹駅(大船渡線/三陸鉄道リアス線)
2020・2・23 7:37 大船渡(おおふなと)駅(大船渡線 岩手県)
雨。
部屋からの大船渡の眺めはよかった。
山と海に囲まれた町だ。
大浴場に浸かり、たらふく朝食も摂って、快適な朝だった。


こうして眺めると暮らしはかなり戻ってることを感じる。
4年前はもっと何もなかった。

ささやかな商店街を抜けて駅にいる。
川縁にはライブハウスまであったよ。

一般道も走るBRTだが、ほぼ定時運行を保っている。
これが日本人。
オレは日本人の仕事を信用している。

そしてオレもそういう仕事をしなければと思う。

7:54 盛(さかり)駅(大船渡線/三陸鉄道リアス線 岩手県)
盛は今日も雨。
4年前はもう少し激しかった。
変わらぬ駅前風景を写して、ほんの少しだけ雨に濡れてロータリーの外まで歩いた。





去年の9月は陸前赤崎駅から大船渡駅までを歩いたが、大船渡湾を横断したから盛を通っていない。

今、雲が割れて日差しがオレを照らしてる。
雨も上がりそうだ。

大船渡には野球界を騒がせる怪物が現れた。
佐々木朗希投手が甲子園のマウンドを踏むことはなかったが、入団が決まった千葉は沸いている。

出身は陸前高田で、あの震災でお父上、ご祖父母を亡くされたとのこと。
きっと彼は不屈を体現するスーパースターになることだろう。

この大船渡から。
町と人のドラマを感じる。

盛を発車。
大船渡線と分かれていくポイントで在りし日を想像した。

やがて跨線橋を渡る。
下をセメント列車の線路が見えた。

大船渡湾を挟んで、大船渡の町を感動的に眺めた。
背後の山がうっすらと白かった。

8:19 綾里(りょうり)駅(三陸鉄道リアス線 岩手県)
行き違い3分の停車。
大急ぎで駆け上がり駆け下り、駅前と駅舎を写し、また駆け上がり駆け下りて列車に戻る。

NHKの「ブラタモリ」で、釜石までの道中は半分以上がトンネルだと知った。
そのことはあまり印象になかった。

ただ、小さな湾にはそれを囲むように必ず集落があり、列車は生真面目にその集落ごとに停車していく。
そんな印象は持っていた。
紀勢本線の三重県側とよく似ている。

トンネルを抜けると海と巨大な防波堤が現れる。
また思いを新たに釜石に向かっている。

どうやら今日は晴れだ。
三陸での上天気はこれまで覚えがない。

8:45 唐丹(とうに)駅(三陸鉄道リアス線 岩手県)
岬が折り重なるように続く海岸線。

山は深く、鉄道がなければ隣の集落まで車で1時間かかることもあると聞いた。

行き違い3分の停車。

ロータリー側に下りると防波堤が視界を塞いでいる。
山側にも入口があり、高速道路とささやかな山里が見えた。

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