「鉄旅日記」2020年盛夏 2日目(防府-肥前鹿島)その6‐博多南、博多、鳥栖、佐賀、肥前鹿島(博多南線/鹿児島本線/長崎本線) 【コロナ禍の内緒旅VOl.2。宮島へ。錦帯橋へ。筑豊へ。島原へ。千綿駅へ。そして若松~戸畑の渡船。日本晴れの4日間の記録でございます。】
鉄旅日記2020年8月14日・・・博多南駅、博多駅、鳥栖駅、佐賀駅、肥前鹿島駅(博多南線/鹿児島本線/長崎本線)
18:14  博多南(はかたみなみ)駅(博多南線 福岡県)
博多駅新幹線ホームから発車する博多南線。車両は8両の特急車。それなりに多くの人々がこの駅を目指した。
2009年にもこの線に乗ろうとしたが、乗場が分からず断念した苦い過去がある。なるほど新幹線ホームからの発車とは。
特急料金を含めて片道300円。特急扱いのため青春18きっぷは使えない。
博多南線の開業は1990年。歴史は新しい。山陽新幹線博多総合車両所への回送車が旅客化された。


ひと駅のみの博多南線。終着駅には何があるわけでもない。ドラッグストアで酒を買って、早々に折り返している。


小倉でも感じたが、上から眺める博多はやはり都会で、山が近い。
博多まで乗ってきたこの列車はそのまま岡山行こだま号になるとのこと。

新幹線乗降口を利用するこの線区は、気軽に特急に乗れるという意味においては某かの役には立つ。
まだ幼い最愛の存在との再会に、西武線特急に乗せてあげることを選んだことがある。とても喜んでくれたよ。
博多への通勤通学にはこの上なく素晴らしい。
18:45  博多(はかた)駅(東海道・山陽・九州新幹線/鹿児島本線/篠栗線/博多南線/福岡市地下鉄空港線 福岡県)
筑紫口と博多口を写す。どちらも巨大な駅舎だ。札幌、京都などと並び日本では屈指の大きさを誇る。





大博通りは相変わらず迫力がある。おそらく角の丸みを帯びた幅広のビルが視覚に影響を与えているのだろう。高倉健さんや武田鉄矢さんといった九州所縁の役者やミュージシャンが浮かぶ。

博多駅前が大雨で水没したことも過去にはあった。つまらないゴシップなどどうでもいいが、そうした所縁の地域の惨事にはいつも胸を痛める。そして今じゃ所縁ではない地域の方が圧倒的に少ない。
鹿児島本線で橋桁点検のため遅延と運休が発生している。

西国の夏はなかなか暮れない。
19:29  鳥栖(とす)駅(鹿児島本線/長崎本線 佐賀県)
鹿児島本線の遅れは長崎本線にも影響を及ぼしている。この19:28発、肥前大浦行がどれほど遅れて発車するのか情報が入らない。外に出たいが、いつ発車するか分からないから無闇に出られない。
どうやら発車。6分遅延。夜の鳥栖駅の姿を写すのを楽しみにしていたが、とても残念だ。
駅横のサガン鳥栖の本拠地が妖艶な輝きを放っている。

スタジアムの名称はコロコロ変わるが、現在の名称は駅前不動産スタジアムというらしい。何ともローカルな響きがその名を忘れがたいものにさせている。
20:02  佐賀(さが)駅(長崎本線/唐津線 佐賀県)
特急列車待ち合わせ6分の停車。
列車は遅れて到着した。特急列車も遅れている。発車時刻は微妙だが、外に出ることにした。
今回の旅では以前に降りたことのある駅と町に以前にも増して繁華な印象を持っているが、佐賀でも同じことが言えた。


佐賀も11年振り。それでも3度も遠く佐賀の地を踏んだことになる。
特に感慨は持たないが、数字よりもやはり縁を想う。
20:42 肥前鹿島(ひぜんかしま)駅(長崎本線 佐賀県)にて


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