「鉄旅日記」2020年文月 初日(東京-香住)その4‐太秦、撮影所前、帷子ノ辻、保津峡、千代川(山陰本線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】
鉄旅日記2020年7月23日・・・太秦駅、撮影所前駅、帷子ノ辻駅、保津峡駅、千代川駅(山陰本線)
14:46 撮影所前(さつえいじょまえ)駅(京福電鉄北野線 京都府)にて


14:53 帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅(京福電鉄嵐山本線/京福電鉄北野線 京都府)にて




15:09 太秦(うずまさ)駅(山陰本線 京都府)
映画色の町に降りたのは14:44。
松田聖子さんの流行り歌にそんな出だしの楽曲があった。


松竹、東映の撮影所があり、車窓からは江戸時代の町並が覗ける。

坂を下ると嵐電撮影所前駅。とてもオープンな駅で歴史は新しく、4年前の2016年春開業とのこと。
そこからオレの足で2分。ターミナル駅の帷子ノ辻に出る。
古風な商店街を写して、一風変わった造りの駅に入る。



地下は入場しかできず、地上は退場しかできない。迷いこんだことを詫びて出る。
帷子ノ辻は、平安初期の嵯峨天皇の皇后であった檀林皇后の亡骸が遺棄された辻を由来とする。その際に皇后は経帷子を身に着けていた。
これは仏教に深く帰依していた檀林皇后の遺言で、諸行無常を体現すべくそのようにして、亡骸は日に日に腐敗し、犬やカラスに食い荒らされ、朽ちるにまかせた。
そうした伝説を持つ街を歩くオレにとっての非日常。かつて1週間ほどハワイのワイキキにいたことがあるが、あの記憶に劣るところはない。
15:38 保津峡(ほづきょう)駅(山陰本線 京都府)
鉄道マニアには有名な秘境駅にいる。



京都が舞台のドラマファンにも知られているだろう。オレも画面越しに接したことがある。
今日も降りると撮影の只中。これがここの日常。


不惑になるまでの数年通っていた新橋のスナックで、同じく常連の紳士から謎かけをされたことがある。
「この国で一番凶悪犯罪が多い街を知っている?答えは京都。テレビをつけてみろ。毎週京都を舞台にした殺人事件が起きている。」
つまりテレビドラマの話し。沢口靖子さん主演の息の長い作品を含めて、確かに京都を舞台にしたものは多く、そうした事件を毎週観ていた頃があった。
柵の隙間から保津川の濁流と旧線を走るトロッコ列車、そして川下りのゴムボートを見る。


待ち人はオレのような物好きのみ。
足を悪くされている老婆の荷物を駅舎まで運んであげたところからこの場所での時間は始まり、ウイスキーハイボールを飲みながらここでの時間を終える。
16:21 千代川(ちよかわ)駅(山陰本線 京都府)
丹波国に触れたくて16:00に降りる。
太秦からは地上を往く嵯峨野線。ここに古い駅舎が残っている。


郊外風景に周辺の町並を推量して、9号国道沿いのドラッグストアに酒を買いにいく。
帰りにふと駅前の自販機に目をやると酒が売っている。思わず購入。これは人助けみたいなものだ。ホントだよ。
ひと駅戻る。園部から先の運行事情により、こうしている。
もっともこれがしたいことでもある。
関連記事
-
-
「車旅日記」2004年春 初日(東京-旭川-紋別)走行距離339㎞-深川駅、留萌駅、おひら鰊番屋、士別駅、にしおこっぺ花夢、紋別セントラルホテル 【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】
車旅日記2004年5月1日・・・深川駅、留萌駅、おひら鰊番屋、士別駅、にしおこっぺ花夢、紋別セントラ
-
-
「鉄旅日記」2020年文月 2日目(香住-東萩)その3‐末恒、浦安、米子、揖屋(山陰本線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】
鉄旅日記2020年7月24日・・・末恒駅、浦安駅、米子駅、揖屋駅(山陰本線) 10:39&n
-
-
「鉄旅日記」2009年皐月【四国へ、途中下車の旅】初日(東京-三ノ宮)-金町、東京、静岡、浜松、弁天島、大垣、美濃赤坂、石山寺、膳所、尼崎、西宮、芦屋、三ノ宮(東海道本線、美濃赤坂支線、京阪石山坂本線)
鉄旅日記2009年5月1日・・・金町駅、東京駅、静岡駅、浜松駅、弁天島駅、大垣駅、美濃赤坂駅、石山寺
-
-
「鉄旅日記」2007年皐月 3日目(福山-岡山)-福山、三原、呉、広島、三次、備後落合、東城、岡山(山陽本線/呉線/芸備線/伯備線) 【夜汽車で東京を離れ、山陰山陽へ。鉄旅最初の長旅でございました。】
鉄旅日記2007年5月5日・・・福山駅、三原駅、呉駅、広島駅、三次駅、備後落合駅、東城駅、岡山駅(山
-
-
「鉄旅日記」2019年師走 初日(東京-酒田)その3‐新潟、村上、羽後本荘(信越本線/白新線/羽越本線) 【由利高原鉄道鳥海山ろく線に乗りにいきました。初冬の日本海は荒々しく、美しゅうございました。】
鉄旅日記2019年12月7日・・・新潟駅、村上駅、羽後本荘駅(信越本線/白新線/羽越本線) 11:
-
-
「車旅日記」1997年夏 2日目(新潟-象潟-田沢湖付近)-道の駅豊栄、道の駅加治川、道の駅朝日、道の駅鳥海、蚶満寺、道の駅西目、八津駅【男鹿半島を目指した夏。友と過ごし、旧友と再会したみちのく旅でございます。】
車旅日記1997年8月14日 1997・8・14 4:35 7号国道‐豊栄(道の駅) 出発。 友と
-
-
「車旅日記」1998年夏 2日目(木曽-野麦峠-信州新町-志賀高原湯田中)-道の駅日義 木曾駒高原、木曽福島駅、木曽福島タイムリー、開田村、野麦峠扇屋、奈川渡ダム、道の駅信州新町 【伊那、木曽から志賀高原へ。気乗りのしない旅で選んだ行き先は、初夏の信濃路でございました。】
車旅日記1998年7月19日 1998・7・19 6:28 19号国道‐日義 木曽駒高原(道の駅)
-
-
「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 2日目(焼津-静岡)その3 ‐尾盛、千頭、金谷、静岡(大井川鐡道井川線/大井川鐡道本線/東海道本線)/くれたけインプレミアム静岡駅前 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】
2022年3月20日・・・尾盛駅、千頭駅、金谷駅、静岡駅(大井川鐡道井川線/大井川鐡道本線/東海道
-
-
「鉄旅日記」2006年如月 最終日-安房勝山、君津、木更津、上総亀山、蘇我(内房線/久留里線/京葉線) 【鉄道旅に目覚め、1泊2日で房総半島にまいりました。】
鉄旅日記2006年2月5日・・・安房勝山駅、君津駅、木更津駅、上総亀山駅、蘇我駅(内房線/久留里線/
-
-
「車旅日記」2005年春 初日(松本-富山)走行距離317㎞ その1-新宿駅、松本駅、明科駅、聖高原駅、冠着駅、姨捨駅、篠ノ井駅、川中島駅、飯山駅 【松本から富山へ。今にして思えば、なぜこの旅を思い立ったのか思い出せないのでございます。】
車旅日記2005年4月29日・・・新宿駅、松本駅、明科駅、聖高原駅、冠着駅、姨捨駅、篠ノ井駅、川中島
