「鉄旅日記」2019年霜月 最終日(北上-東京)その1‐北上、横手、醍醐、十文字、下湯沢(北上線/奥羽本線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】
鉄旅日記2019年11月4日・・・北上駅、横手駅、醍醐駅、十文字駅、下湯沢駅(北上線/奥羽本線)
2019・11・4 6:06 北上(きたかみ)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/北上線 岩手県)
街の高校が県のラグビーチーム代表として、花園への出場を決めたことを喜ぶ垂れ幕をどこかで見かけた。
街ではホテルが目立つが、駅前タワーは閑散としていた。
駅前ロータリーに差し掛かると、地元ラジオ局が放送で6:00を告げた。



盛岡発の一ノ関行が入線。
こんな早い時間にこの街に降り立つ人々がいる。
それに野球少年。
横手行北上線は0番線ではなく1番線に停車していた。
今日は東北本線と奥羽本線をつなぐ線を行き来する。


発車した列車は奥羽山脈という壁に向けて一直線に突き進んでいる。
あの山脈を越えて、先へ行こうとした人類の歴史を想う。
7:29 横手(よこて)駅(奥羽本線/北上線 秋田県)
奥羽山脈へと上がっていく過程はとても楽しめた。
ゆだ錦秋湖は色づき、見事な紅葉だった。
霧に包まれ水面を水鳥が跳ねる。

ほっとゆだ、ゆだ高原と、車窓に現れる鮮やかな秋に目を奪われていた。
やがて下っていく。
下りきると横手。
北上線は半円を描くように街に近づいていく。
乗換時間は5分。
まずは新庄に出る。

フィリピン人と思われる女性の一行が次の柳田で降りていった。
7:39 醍醐(だいご)駅(奥羽本線 秋田県)にて




8:22 十文字(じゅうもんじ)駅(奥羽本線 秋田県)にて






9:34 下湯沢(しもゆざわ)駅(奥羽本線 秋田県)
横手から乗った列車は湯沢止まりで、その先へ行くには2時間待たなきゃならない。
そこで歩く。
ひとつでも多くの駅に降りて、土地の暮らしを見つめるのがオレの旅。
7:38に醍醐駅に降りると、ひなびた羽州の景観の中にただひとり。
ため息をつきたくなるような秋色の光景を目にして動きを止める。
この旅のクライマックスが訪れていた。







羽州街道を南へ。
明治天皇が立ち寄られた旧跡があり、雅やかな梨木公園に足を踏み入れ、醍醐駅から約40分で十文字駅に到着。


掛け軸がかかる古風な学問所のような待合室は清潔で、出ていくのを躊躇するちょっとした異空間だった。
歴史の町を謳うが、案内板には歴史的事実が記されることはなく、隣の増田地区に文化財的な旧い家並が残されているとのことだった。
駅舎には「丸に十字」の紋が見られる。
「丸に十字」といえば、薩摩の島津氏の家紋。
関連はないらしい。
あるいは戊辰戦争の際に薩摩藩がこの地に温情を与えたのかと想像してみたが、この地は横手市十文字町。
丹尾旅館の角を曲がり、さらに羽州の道。
皆瀬川を渡ると通りに酒屋や菓子屋が現れる。


法事を営まれたお宅の前で、和尚さんが招かれる光景を懐かしく感じながら羽州街道の下をくぐると、下湯沢駅が見えた。
正面に見える姿のいい山は鳥海山だろう。


素朴な駅前風景。
醍醐駅で味わった秋を、浴びるように身に染みこませていく。


【Facebookへの投稿より】
羽州街道を歩いておりました。
普段暮らす町では見られない秋を感じて、ひとり満足していたのでございます。
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