*

「鉄旅日記」2019年霜月 最終日(北上-東京)その1‐北上、横手、醍醐、十文字、下湯沢(北上線/奥羽本線) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/07 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年11月4日・・・北上駅、横手駅、醍醐駅、十文字駅、下湯沢駅(北上線/奥羽本線)

2019・11・4 6:06 北上(きたかみ)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/北上線 岩手県)
街の高校が県のラグビーチーム代表として、花園への出場を決めたことを喜ぶ垂れ幕をどこかで見かけた。

街ではホテルが目立つが、駅前タワーは閑散としていた。

駅前ロータリーに差し掛かると、地元ラジオ局が放送で6:00を告げた。


盛岡発の一ノ関行が入線。

こんな早い時間にこの街に降り立つ人々がいる。
それに野球少年。

横手行北上線は0番線ではなく1番線に停車していた。
今日は東北本線と奥羽本線をつなぐ線を行き来する。

発車した列車は奥羽山脈という壁に向けて一直線に突き進んでいる。

あの山脈を越えて、先へ行こうとした人類の歴史を想う。

7:29 横手(よこて)駅(奥羽本線/北上線 秋田県)
奥羽山脈へと上がっていく過程はとても楽しめた。

ゆだ錦秋湖は色づき、見事な紅葉だった。
霧に包まれ水面を水鳥が跳ねる。

ほっとゆだ、ゆだ高原と、車窓に現れる鮮やかな秋に目を奪われていた。

やがて下っていく。
下りきると横手。
北上線は半円を描くように街に近づいていく。

乗換時間は5分。
まずは新庄に出る。

フィリピン人と思われる女性の一行が次の柳田で降りていった。

7:39 醍醐(だいご)駅(奥羽本線 秋田県)にて



8:22 十文字(じゅうもんじ)駅(奥羽本線 秋田県)にて





9:34 下湯沢(しもゆざわ)駅(奥羽本線 秋田県)
横手から乗った列車は湯沢止まりで、その先へ行くには2時間待たなきゃならない。

そこで歩く。
ひとつでも多くの駅に降りて、土地の暮らしを見つめるのがオレの旅。

7:38に醍醐駅に降りると、ひなびた羽州の景観の中にただひとり。
ため息をつきたくなるような秋色の光景を目にして動きを止める。
この旅のクライマックスが訪れていた。






羽州街道を南へ。
明治天皇が立ち寄られた旧跡があり、雅やかな梨木公園に足を踏み入れ、醍醐駅から約40分で十文字駅に到着。

掛け軸がかかる古風な学問所のような待合室は清潔で、出ていくのを躊躇するちょっとした異空間だった。

歴史の町を謳うが、案内板には歴史的事実が記されることはなく、隣の増田地区に文化財的な旧い家並が残されているとのことだった。

駅舎には「丸に十字」の紋が見られる。
「丸に十字」といえば、薩摩の島津氏の家紋。
関連はないらしい。

あるいは戊辰戦争の際に薩摩藩がこの地に温情を与えたのかと想像してみたが、この地は横手市十文字町。

丹尾旅館の角を曲がり、さらに羽州の道。
皆瀬川を渡ると通りに酒屋や菓子屋が現れる。

法事を営まれたお宅の前で、和尚さんが招かれる光景を懐かしく感じながら羽州街道の下をくぐると、下湯沢駅が見えた。

正面に見える姿のいい山は鳥海山だろう。

素朴な駅前風景。
醍醐駅で味わった秋を、浴びるように身に染みこませていく。

【Facebookへの投稿より】
羽州街道を歩いておりました。
普段暮らす町では見られない秋を感じて、ひとり満足していたのでございます。

関連記事

「鉄旅日記」2022年弥生vol.1 最終日(熱海-東京)その1 ‐熱海、五百羅漢、大雄山、緑町、小田原(東海道本線/大雄山線)/北条氏政・氏照の墓 【金沢シーサイドライン、根岸線、湘南モノレール、横須賀線、御殿場線、鶴見線、南武線etc.駅旅人本領発揮の旅でございます。】

鉄旅日記2022年3月6日・・・熱海駅、五百羅漢駅、大雄山駅、緑町駅、小田原駅(東海道本線/大雄山

記事を読む

「鉄旅日記」2007年如月 初日(東京-天王寺)-東京、名古屋、大垣、米原、草津、柘植、京都、木津、京橋、天王寺(東海道新幹線/東海道本線/草津線/奈良線/学研都市線/大阪環状線) 【初日天王寺、2日目奈良。宿泊地だけを決めて、心のままに移動した記録でございます。】

鉄旅日記2007年2月10日・・・東京駅、名古屋駅、大垣駅、米原駅、草津駅、柘植駅、京都駅、木津駅、

記事を読む

2022年初秋【SNSへの投稿より】両国散歩-両国駅、吉良邸跡、回向院、鼠小僧供養墓、国技館、旧国技館(日大講堂)跡、隅田川、両国物語

【2022年9月8日 両国散歩】 お得意先を訪ね、お昼時に町に着きました。

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初秋 初日(東京-羽咋)その2-新西金沢、野町、加賀一の宮、西金沢、羽咋(北陸本線/北陸鉄道石川線/七尾線) 【秋になると北陸に行きたくなるものでございます。能登半島をはじめ、いくつもの終着駅へと行き着いたのでございます。】

鉄旅日記2008年9月13日・・・新西金沢駅、野町駅、加賀一の宮駅、西金沢駅、羽咋駅(北陸本線/北陸

記事を読む

「鉄旅日記」2006年初夏 初日-平塚、国府津、沼津、掛川、三河大塚、尾張一宮、岐阜(東海道本線/御殿場線) 【これが最後の車旅でございます。鈴鹿山脈を回るように、終着駅を探して走ったのでございます。】

鉄旅日記2006年7月15日・・・平塚駅、国府津駅、沼津駅、掛川駅、三河大塚駅、尾張一宮駅、岐阜駅(

記事を読む

「鉄旅日記」2013年春【青春18きっぷで、房総途中下車旅】その1-検見川浜、大貫、保田、那古船形、富浦、安房勝山、館山、太海、江見、勝浦、行川アイランド、東浪見、御宿(京葉線、内房線、外房線)

鉄旅日記2013年3月9日その1・・・検見川浜駅、大貫駅、保田駅、那古船形駅、富浦駅、安房勝山駅、館

記事を読む

「鉄旅日記」2005年秋 最終日(小諸-東京)その2-高崎、新前橋、前橋、中央前橋、小山、水戸、東京葛飾金町(信越本線/両毛線/水戸線/常磐線) 【軽井沢で挙式する身内を祝うために、初めて鉄道で旅をいたしました。】

鉄旅日記2005年11月7日・・・高崎駅、新前橋駅、前橋駅、中央前橋駅、小山駅、水戸駅(信越本線/両

記事を読む

「鉄旅日記」2012年初冬【週末パスで、甲信越途中下車旅】最終日(長野-東京)その1-長野、信州中野、湯田中、安茂里、戸倉、上田、別所温泉、西上田、田中(長野電鉄、信越本線、しなの鉄道、上田交通)

鉄旅日記2012年12月9日その1・・・長野駅、信州中野駅、湯田中駅、安茂里駅、戸倉駅、上田駅、別所

記事を読む

「鉄旅日記」2022年水無月 最終日(中山平温泉-東京)その1 ‐中山平温泉、鳴子温泉(陸羽東線)/旅館三之丞湯【鳴子温泉郷の湯を求めての旅でございます。】

鉄旅日記2022年6月12日・・・中山平温泉駅、鳴子温泉駅(陸羽東線)/旅館三之丞湯 202

記事を読む

「鉄旅日記」2005年秋 最終日(小諸-東京)その1-小諸、軽井沢、横川(しなの鉄道) 【軽井沢で挙式する身内を祝うために、初めて鉄道で旅をいたしました。】

鉄旅日記2005年11月7日・・・小諸駅、軽井沢駅、横川駅(しなの鉄道) 2005・11・7 東京

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    PAGE TOP ↑