*

「鉄旅日記」2019年弥生Part.3 最終日(多治見-東京)その1-多治見、瑞浪、明智、岩村、極楽、恵那(中央本線/明知鉄道) 【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/10 旅話, 旅話 2019年

鉄旅日記2019年3月24日・・・多治見駅、瑞浪駅、明智駅、岩村駅、極楽駅、恵那駅(中央本線/明知鉄道)

2019・4・24 7:13 多治見(たじみ)駅(中央本線/太多線 岐阜県)
陶都の空は青く晴れ上がり、陶都大橋の先の風景は澄んでいる。

夏になればまた記録的な暑さに見舞われるであろう多治見。
でも今はそんな夏のことなどを思う者はなく、春の澄んだ朝を駅へと向かう。

北口には市役所があり、感じのいい公園があり、脇にTULLY’Sがある。

シートに一列に並ぶ土岐商業羽球部の少女たちが賑やかで愛らしい。

7:34 瑞浪(みずなみ)駅(中央本線 岐阜県)
特急通過待ちで7分停車。
降りてみる。

古い街並に左手角の古いビル。
あの古いビルがオレにとっての瑞浪駅前の象徴だった。

あの日も3月。
確か7年ほど前の話だ。

あれから何度もこの木曽路を通っている。
そういう人生。

恋人から便りが届いた。
彼女と往く2019年。

未来は常に楽しみだ。

9:18 明智(あけち)駅(明知鉄道 岐阜県)
明智光秀生誕の地、明知城はここから山間に進むこと約1.8km地点にある。

斎藤道三、義龍親子の確執から美濃を2つに割る争いが勃発。
道三についた明智家は滅ぼされ、逃れた光秀は流浪する。
小栗栖で果てるまでの彼の人生には哀愁が目立つ。

今その地は日本大正村を謳い、橋にはガス灯が置かれ、大正ロマン的洋館に所々で出くわす。
そんな坂の町を歩いてみた。








江戸時代は旗本遠山氏の陣屋が置かれていたという。
遠山氏とは岩村に縁の深い一族で、戦国時代には織田軍と武田軍の狭間で翻弄され、多くの悲劇も経験している。

明知鉄道の終着駅、明智。
1985年までの国鉄時代は明知駅だったとのこと。

恵那から急勾配を上がり、いくつもの山を越えた果てに現れる、今にして思えば幻のような町だった。

10:36 岩村(いわむら)駅(明知鉄道 岐阜県)
城下町を上がる中腹にちょっとした広場があり、舞台にはバンドセットが置かれ、周囲には屋台が並んでいる。
今日は岩村ひな祭り。


まるで江戸の町並そのままが延々と続く岩村城下町。
お城はさらに上へと上がる。







女城主の町を謳う岩村。
確かにその通りで、件の女城主は織田信長のおばにあたり、彼女はその信長の手により刑死する運命をたどった。

織田軍による凄惨な殺戮現場でもある日本三大山城。
その歴史は町並には見受けられず、江戸時代は平和なままに暮れた。

朝のドラマ「半分青い」の舞台になった町で、五幣餅が随分評判になったらしい。
立ち寄った酒屋には女将と中村雅俊さんが並んで写った写真が飾られていて、店先でビールとともに五平餅を味わっていたら一台の車が乗り付けて、べらべらと喋る一団が降りてきた。

どうやらドラマに映ったお店らしい。
女将が電話に出ている間に、オレは彼女の愛犬を撫でていた。

そうした穏やかな時間も去り、立ち上がる。
駅へ。

明智に岩村。
ここを訪ねたことにより、日本への興味はより深まった。

10:50 極楽(ごくらく)駅(明知鉄道 岐阜県)にて

11:33 恵那(えな)駅(中央本線/明知鉄道 岐阜県)
ホームからぼんやりと景色を眺めたら真っ白な山が見えた。
日本百名山に数えられる恵那山か。

日差しは暖かく空気は冷たい。
凛とした春の空気に映える恵那の山々は気高い。

彼女に愛の言葉を送り、駅では小さな子供に笑顔を送り、街を写して、あとは冷たい風に吹かれていた。


二人の少女が寒さを避けるように、おんぶするような格好で体を密着させている姿が愛らしかった。

【Facebookへの投稿より】
明智から岩村へ。

この国は美しゅうございます。

来年のNHK大河ドラマの主人公、明智光秀の里は大正ロマンな町でございました。

女城主がいた岩村もまた、朝の連ドラの舞台にもなり、その独特な江戸的町並みは山城の麓まで延々と続いてまいります。

岩村の現在の輝かしい町並みを汚すつもりは毛頭ございませんが、この地は織田信長と武田勝頼による争いの中で凄惨な殺戮現場になった過去を持っております。

武田家臣団の末裔として、若干の悼みとシンパシーを感じて訪ねた岩村は、最前申したとおり、美しい町並みでございました。

関連記事

「鉄旅日記」2018年師走 初日(東京-津)その1-金町、西桑名、楚原、阿下喜、麻生田、丹生川(常磐線/三岐鉄道北勢線/三岐鉄道三岐線) 【伊勢のいくつもの終着駅に降りまして、神島で2018年最後の満月を眺めたのでございます。】

鉄旅日記2018年12月22日・・・金町駅、西桑名駅、楚原駅、阿下喜駅、麻生田駅、丹生川駅(常磐線/

記事を読む

「鉄旅日記」2009年晩秋 初日(東京-倉敷)その1-東京、円町、園部、安栖里、山家、市島、柏原、谷川、西脇市、粟生(東海道新幹線/山陰本線/福知山線/加古川線) 【陰陽を行き来した3日間。この国の秋は美しゅうございました。】

鉄旅日記2009年11月21日・・・東京駅、円町駅、園部駅、安栖里駅、山家駅、市島駅、柏原駅、谷川駅

記事を読む

「鉄旅日記」2012年春 その2-新清水、静岡、草薙、興津、裾野、御殿場、駿河小山、国府津、逗子、横須賀、田浦、新川崎(東海道本線、静岡鉄道、御殿場線、横須賀線) 【青春18きっぷで、鶴見線・伊豆・駿河途中下車旅】

鉄旅日記2012年4月8日その2・・・新清水駅、静岡駅、草薙駅、興津駅、裾野駅、御殿場駅、駿河小山駅

記事を読む

「鉄旅日記」2015年春 最終日その3(岩倉-東京)-津島、須ヶ口、神宮前、豊明、岡崎公園前、中岡崎、東岡崎、国府、豊川稲荷、豊川(名鉄津島線/名鉄本線/名鉄豊川線) 【名鉄電車2DAYフリーきっぷで行く、中京旅】

鉄旅日記2015年3月8日その3・・・津島駅、須ヶ口駅、神宮前駅、豊明駅、岡崎公園前駅、中岡崎駅、東

記事を読む

「車旅日記」2005年春 初日(松本-富山)走行距離317㎞ その1-新宿駅、松本駅、明科駅、聖高原駅、冠着駅、姨捨駅、篠ノ井駅、川中島駅、飯山駅 【松本から富山へ。今にして思えば、なぜこの旅を思い立ったのか思い出せないのでございます。】

車旅日記2005年4月29日・・・新宿駅、松本駅、明科駅、聖高原駅、冠着駅、姨捨駅、篠ノ井駅、川中島

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初秋 2日目(羽咋-福井)その1-羽咋、七尾、穴水、和倉温泉、北鉄金沢、内灘、粟ヶ崎、金沢(七尾線/のと鉄道/北陸鉄道浅野川線) 【秋になると北陸に行きたくなるものでございます。能登半島をはじめ、いくつもの終着駅へと行き着いたのでございます。】

鉄旅日記2008年9月14日・・・羽咋駅、七尾駅、穴水駅、和倉温泉駅、北鉄金沢駅、内灘駅、粟ヶ崎駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2018年師走 2日目(津-松阪-伊勢奥津-鳥羽-神島)その3-神島にて・・・八代神社、神島灯台、監的哨、ニワの浜、神島山海荘あじさい 【伊勢のいくつもの終着駅に降りまして、神島で2018年最後の満月を眺めたのでございます。】

鉄旅日記2018年12月23日・・・八代神社、神島灯台、監的哨、ニワの浜、神島山海荘あじさい 14

記事を読む

「車旅日記」2005年初夏 初日(長岡-山形)走行距離388㎞ その1-長岡駅、小出駅、田子倉駅、只見駅、会津水沼駅、会津坂下駅、猪苗代駅 【長岡、会津、庄内。戊辰戦争ゆかりの地を巡りたかったのだと記憶しております。】

車旅日記2005年7月16日・・・長岡駅、小出駅、田子倉駅、只見駅、会津水沼駅、会津坂下駅、猪苗代駅

記事を読む

「鉄旅日記」2020年如月 最終日(釜石-東京)その3‐一ノ関、小牛田、仙台、福島、郡山(東北本線) 【東日本大震災で被害を受けた大船渡に泊まりにまいりました。山田線完全乗車も目指しておりましたが・・。】

鉄旅日記2020年2月24日・・・一ノ関駅、小牛田駅、仙台駅、福島駅、郡山駅(東北本線) 11:4

記事を読む

「鉄旅日記」2021年春 初日(東京-米内沢)その2‐小牛田、瀬峰、田尻、新田(東北本線)/伊豆沼 【大人の休日倶楽部パスで東北へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。続くコロナ禍ではございますが、約半年の辛抱の時を過ぎて、天候にも苛まれながら秋田内陸縦貫鉄道に乗りに行きました。】

鉄旅日記2021年4月17日・・・小牛田駅、瀬峰駅、田尻駅、新田駅(東北本線)/伊豆沼 8:

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2023年浅春 初日(東京-松本)その1 ‐金町、八王子、日野春、川岸(常磐線/中央本線/辰野支線)【友を訪ねての信濃旅でございます。篠ノ井線全駅下車を果たした旅でもございました。】

鉄旅日記2023年3月4日・・・金町駅、八王子駅、日野春駅、川岸駅(

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その4 ‐小淵沢、甲斐大和、四方津、新宿(中央本線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

2023年1月9日・・・小淵沢駅、甲斐大和駅、四方津駅、新宿駅(中央

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その3 ‐中津川、塩尻、辰野、上諏訪(中央本線/中央本線辰野支線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

2023年1月9日・・・中津川駅、塩尻駅、辰野駅、上諏訪駅(中央本線

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その2 ‐近江長岡、木曽川、枇杷島、勝川(東海道本線/JR東海交通事業城北線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月9日・・・近江長岡駅、木曽川駅、枇杷島駅、勝川

「鉄旅日記」2023年新春最終日(彦根-東京)その1 ‐彦根、鳥居本、米原、柏原(近江鉄道近江本線/東海道本線)【南海各支線、水間鉄道、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道、信楽高原鐡道、、、関西乗り鉄旅でございます。】

鉄旅日記2023年1月9日・・・彦根駅、鳥居本駅、米原駅、柏原駅(近

→もっと見る

    PAGE TOP ↑