*

「鉄旅日記」2013年夏【青春18きっぷで、鹿児島県志布志へ】4日目(隼人-岩国)その2-熊本、久留米、鳥栖、吉塚、長者原、古賀、東郷、赤間、幡生(鹿児島本線、山陽本線)

公開日: : 最終更新日:2024/05/31 旅話, 旅話 2013年

鉄旅日記2013年8月13日その2・・・熊本駅、久留米駅、鳥栖駅、吉塚駅、長者原駅、古賀駅、東郷駅、赤間駅、幡生駅(鹿児島本線、山陽本線)

13:00 熊本(くまもと)駅(九州新幹線/鹿児島本線/豊肥本線/三角線 熊本県)
新幹線の通り道に位置する駅が変貌を遂げている。
数年前に上熊本で天を仰ぎ、今日また宇土駅に目をやった際にはひどくがっかりした。

熊本駅は姿形とも以前と変わりがないように見えるが、新しくなっているようにも見える。
堂々とした勇姿はかつてこの国を治めた加藤清正を思わせる。

駅前には高層マンションが進出して、空地は埋まり、多くの人が行き交っていた。

14:31 久留米(くるめ)駅(九州新幹線/鹿児島本線/久大本線 福岡県)
5分の停車。

新幹線開業により生まれ変わった久留米駅。
かつての重厚な姿を惜しく思うが、これはこれでなかなかエレガントだ。
既視感がある。
室蘭駅を思い出した。

熊本を出て、玉名を出ると清流菊池川を渡る。
大牟田までは概してタイクツな風景が続き、今は一面の平野の中を走っている。
筑後平野か。
さっき筑後川を渡った。

14:56 鳥栖(とす)駅(鹿児島本線/長崎本線 佐賀県)
7月にイタリアの伊達男デルピエロがやってきたベストアメニティスタジアムが目の前にある。
その試合は僅かだけど目にした。
相手をしたサガン鳥栖の現在の順位は知らない。
9年前にここを訪れた際はJ2にいた筈だ。

古い街に忽然と現れたその威容には大いなる違和感と多少の滑稽さを伴っていたが、今日のスタジアムには違和感も滑稽さも感じない。
チームもJ1に上がったし、あれから垢もついて街に馴染んだのだろう。

鳥栖駅の姿は偉容だ。
長いことあの姿でいるのだろう。
新幹線は鳥栖を通るが、ここではない新駅に止まる。
それはどこにあるかと駅前周辺地図を見たけど、見当たらなかった。

JR九州名物かしわうどんの味は知っている。
9年前もこの駅で食べた。
そして今日も。
汁まで飲み干す美味さだ。

15:35 吉塚(よしづか)駅(鹿児島本線/篠栗線 福岡県)
博多からひと駅。
博多とのそんな距離感に相応しい駅と駅前風景で、車がひっきりなしに行き交っている。

ここで、ちょっとした遠回りをする。
桂川から筑豊本線につながる篠栗線に乗り換える。
3駅先の長者原で香椎線に乗り換えて、5駅先の香椎で再び鹿児島本線に乗り換える。
長者原というターミナル駅が見たくてそうする。

15:56 長者原(ちょうじゃばる)駅(香椎線/篠栗線 福岡県)
福岡市東区粕屋町。
周辺には商店はおろかコンビニも見当たらない。
唖然として、口の渇きを覚えた。

高架駅から住宅だらけの郊外風景が眺めている。
飲み屋の一軒もなければ、オレは暮らしていくことができない。

香椎線と篠栗線が十字に交差する駅の構造には、周辺の町には見られないダイナミックさがある。
香椎線に乗り換える。

16:40 古賀(こが)駅(鹿児島本線 福岡県)
香椎で鹿児島本線に乗り換えて5駅目。

そうか。
今日は海峡花火大会か。
それで列車は遅れてるし、浴衣姿の筑前娘を多く見かけるわけか。

かつて東京から大分まで一般国道だけを使って車旅をした際に、下関でたまたま目にした壮大な花火大会。
関門海峡を挟んで、本州側の下関と、九州側の門司でバンバン打ち上げるんだ。
あれほどの壮観はオレの人生では他に見当たらない。

ここ古賀は福岡市ではなく、自前の市政を敷いている。
駅前にマンションが建ち並び、菓子屋に美容室。
どこにでもある街だが、機関車を思わせる駅はとても印象に残る。

17:06 東郷(とうごう)駅(鹿児島本線 福岡県)
ここは宗像市という。

途中の福間駅もまた変貌していた。
この旅でもよく見かけたどことなく冷たそうな外観になっていた。
現代建築をそう感じてしまうオレには何か欠陥でもあるのだろうか。

以前の駅舎には「駅そば」が入っていたけど、追い出されてはいないか気がかりだ。

風景に緑が加わったけど、九州を連想させるものはここには見られない。
駅前も普通だ。
とても背の高い公団住宅が目を引くだけで、商店の類は見当たらない。

赤間(あかま)駅(鹿児島本線 福岡県)にて
数分の停車。

18:54 幡生(はたぶ)駅(山陽本線/山陰本線 山口県)
門司、下関で乗り換え。
下関で乗ったのは山陰本線で、ひと駅目の山陽本線との分岐駅でまた降りる。

門司では待ち時間がそれなりに多く、ホームの「駅そば」でかしわうどんとおいなりさんの500円セットを注文。
おいなりさんは味がないに等しい超薄口だった。

行きにも気づいたことだけど、放火によって失われた下関駅舎は工事中で覆いがかかっていた。
現在、折尾駅も門司港駅も改装中で全容は見られない筈だ。
再建なった時にはまた来よう。
特に下関が懐かしい。

新山口行きに乗る。
毎年8月13日が海峡花火大会なんだな。
海峡に向かう列が長府でも続いている。

浴衣姿の女子は筑州も長州もみんなキュートだ。
褒めてあげたいよ。
工場横の味気ない幡生駅に花が咲いたようだった。

埴生の手前の空が夕焼けに染まった。
海も時に覗いた。
そして海峡に向かう列は埴生に着くと収束していた。

今夜、新山口、徳山と乗り換えて、岩国に泊まる。

関連記事

「鉄旅日記」2019年年始【雪が見たくて北へ向かいました。そして初めて仙台空港線に乗ったのでございます。】初日(東京-一ノ関)その1-金町、上野、高崎、六日町、長岡、見附(常磐線/高崎線/上越線/信越本線)

鉄旅日記2019年1月5日・・・金町駅、上野駅、高崎駅、六日町駅、長岡駅、見附駅(常磐線/高崎線/上

記事を読む

「鉄旅日記」2020年盛夏【コロナ禍の内緒旅VOl.2。宮島へ。錦帯橋へ。筑豊へ。島原へ。千綿駅へ。そして若松~戸畑の渡船。日本晴れの4日間の記録でございます。】初日(東京-防府)その3‐三滝、横川、宮島口フェリー乗場、宮島フェリー乗場、広電宮島口、宮島口(可部線/山陽本線/JR西日本宮島フェリー)

鉄旅日記2020年8月13日・・・三滝駅、横川駅、宮島口フェリー乗場、宮島フェリー乗場、広電宮島口

記事を読む

「車旅日記」1997年夏【男鹿半島を目指した夏。友と過ごし、旧友と再会したみちのく旅でございます。】3日目(田沢湖近辺-男鹿半島-鳴子)-和田駅、入道崎、八望台、男鹿駅、道川駅、矢島駅、鳴子サンハイツ

車旅日記1997年8月15日 1997・8・15 9:04 和田駅 855㎞ 友と19時間をとも

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋【女川を目指した旅。ここには震災前の女川の姿が残されております。】初日(東京-新庄)松戸、取手、友部、上菅谷、常陸太田、高萩、いわき、郡山、福島、米沢、山形、新庄(常磐線/水郡線/水郡線常陸太田支線/磐越東線/東北本線/奥羽本線)

鉄旅日記2009年10月10日・・・松戸駅、取手駅、友部駅、上菅谷駅、常陸太田駅、高萩駅、いわき駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2020年晩秋【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】最終日(武生-東京)その1‐越前武生、武生、三方、美浜(北陸本線/小浜線)

鉄旅日記2020年11月23日・・・越前武生駅、武生駅、三方駅、美浜駅(北陸本線/小浜線)

記事を読む

「鉄旅日記」2007年皐月【夜汽車に乗って東京を離れ、山陰山陽へ。鉄旅最初の長旅でございました。】3日目(福山-岡山)-福山、三原、呉、広島、三次、備後落合、東城、岡山(山陽本線/呉線/芸備線/伯備線)

鉄旅日記2007年5月5日・・・福山駅、三原駅、呉駅、広島駅、三次駅、備後落合駅、東城駅、岡山駅(山

記事を読む

「鉄旅日記」2008年初夏【まほろばの路から紀州へ。紀伊半島で過ごした短い夏の記憶でございます。】初日(東京-和歌山)その2-畝傍、高田、大和高田、近鉄郡山、郡山、王寺、五条、和歌山(桜井線/近鉄大阪線/近鉄橿原線/和歌山線)

鉄旅日記2008年7月19日・・・畝傍駅、高田駅、大和高田駅、近鉄郡山駅、郡山駅、王寺駅、五条駅、和

記事を読む

「鉄旅日記」2012年春【青春18きっぷで、相模・駿河・甲斐途中下車旅】その1-新子安、石川町、山手、磯子、根岸、大磯、二宮、鴨宮、早川、根府川、伊東、熱海、函南、東田子の浦(京浜東北線、根岸線、東海道本線、伊東線)

鉄旅日記2012年3月20日その1・・・新子安駅、石川町駅、山手駅、磯子駅、根岸駅、大磯駅、二宮駅、

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】最終日(三次-東京)その1‐三次、上下、府中(福塩線)

鉄旅日記2020年7月26日・・・三次駅、上下駅、府中駅(福塩線) 2020・7・26&nb

記事を読む

「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】2日目(香住-東萩)その3‐末恒、浦安、米子、揖屋(山陰本線)

鉄旅日記2020年7月24日・・・末恒駅、浦安駅、米子駅、揖屋駅(山陰本線) 10:39&n

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その4 ‐長野、御代田、小諸、上田(信越本線/しなの鉄道)

鉄旅日記2021年7月10日・・・長野駅、御代田駅、小諸駅、上田駅(

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その3 ‐しんざ、十日町、越後鹿渡、津南、戸狩野沢温泉(北越急行ほくほく線/飯山線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・しんざ駅、十日町駅、越後鹿渡駅、津

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その2 ‐湯檜曽、水上、越後湯沢、六日町(上越線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・湯檜曽駅、水上駅、越後湯沢駅、六日

「鉄旅日記」2021年夏【4度目の緊急事態宣言前。飯山線に乗りたくて旅を思い立ちました。湯檜曽駅で夏の第一声を聞き、信越路を歩いた記録でございます。】初日(東京-上田)その1 ‐金町、上野、高崎、水上(常磐線/高崎線/上越線)

鉄旅日記2021年7月10日・・・金町駅、上野駅、高崎駅、水上駅(常

「鉄旅日記」2021年皐月【ツレと房総に出かけました。宿泊地は勝浦でございます。房総横断鉄道に乗り、養老渓谷でも思い出深い時を過ごしたのでございます。】最終日-勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野駅、養老渓谷駅、五井駅(外房線/いすみ鉄道/小湊鉄道)/養老渓谷2階建てトンネル

鉄旅日記2021年5月23日・・・勝浦駅、大原駅、大多喜駅、上総中野

→もっと見る

    PAGE TOP ↑