「鉄旅日記」2013年夏 4日目(隼人-岩国)その2-熊本、久留米、鳥栖、吉塚、長者原、古賀、東郷、赤間、幡生(鹿児島本線、山陽本線) 【青春18きっぷで、鹿児島県志布志へ】
鉄旅日記2013年8月13日その2・・・熊本駅、久留米駅、鳥栖駅、吉塚駅、長者原駅、古賀駅、東郷駅、赤間駅、幡生駅(鹿児島本線、山陽本線)
13:00 熊本(くまもと)駅(九州新幹線/鹿児島本線/豊肥本線/三角線 熊本県)
新幹線の通り道に位置する駅が変貌を遂げている。
数年前に上熊本で天を仰ぎ、今日また宇土駅に目をやった際にはひどくがっかりした。
熊本駅は姿形とも以前と変わりがないように見えるが、新しくなっているようにも見える。
堂々とした勇姿はかつてこの国を治めた加藤清正を思わせる。
駅前には高層マンションが進出して、空地は埋まり、多くの人が行き交っていた。

14:31 久留米(くるめ)駅(九州新幹線/鹿児島本線/久大本線 福岡県)
5分の停車。
新幹線開業により生まれ変わった久留米駅。
かつての重厚な姿を惜しく思うが、これはこれでなかなかエレガントだ。
既視感がある。
室蘭駅を思い出した。
熊本を出て、玉名を出ると清流菊池川を渡る。
大牟田までは概してタイクツな風景が続き、今は一面の平野の中を走っている。
筑後平野か。
さっき筑後川を渡った。

14:56 鳥栖(とす)駅(鹿児島本線/長崎本線 佐賀県)
7月にイタリアの伊達男デルピエロがやってきたベストアメニティスタジアムが目の前にある。
その試合は僅かだけど目にした。
相手をしたサガン鳥栖の現在の順位は知らない。
9年前にここを訪れた際はJ2にいた筈だ。
古い街に忽然と現れたその威容には大いなる違和感と多少の滑稽さを伴っていたが、今日のスタジアムには違和感も滑稽さも感じない。
チームもJ1に上がったし、あれから垢もついて街に馴染んだのだろう。
鳥栖駅の姿は偉容だ。
長いことあの姿でいるのだろう。
新幹線は鳥栖を通るが、ここではない新駅に止まる。
それはどこにあるかと駅前周辺地図を見たけど、見当たらなかった。
JR九州名物かしわうどんの味は知っている。
9年前もこの駅で食べた。
そして今日も。
汁まで飲み干す美味さだ。

15:35 吉塚(よしづか)駅(鹿児島本線/篠栗線 福岡県)
博多からひと駅。
博多とのそんな距離感に相応しい駅と駅前風景で、車がひっきりなしに行き交っている。
ここで、ちょっとした遠回りをする。
桂川から筑豊本線につながる篠栗線に乗り換える。
3駅先の長者原で香椎線に乗り換えて、5駅先の香椎で再び鹿児島本線に乗り換える。
長者原というターミナル駅が見たくてそうする。

15:56 長者原(ちょうじゃばる)駅(香椎線/篠栗線 福岡県)
福岡市東区粕屋町。
周辺には商店はおろかコンビニも見当たらない。
唖然として、口の渇きを覚えた。
高架駅から住宅だらけの郊外風景が眺めている。
飲み屋の一軒もなければ、オレは暮らしていくことができない。
香椎線と篠栗線が十字に交差する駅の構造には、周辺の町には見られないダイナミックさがある。
香椎線に乗り換える。

16:40 古賀(こが)駅(鹿児島本線 福岡県)
香椎で鹿児島本線に乗り換えて5駅目。
そうか。
今日は海峡花火大会か。
それで列車は遅れてるし、浴衣姿の筑前娘を多く見かけるわけか。
かつて東京から大分まで一般国道だけを使って車旅をした際に、下関でたまたま目にした壮大な花火大会。
関門海峡を挟んで、本州側の下関と、九州側の門司でバンバン打ち上げるんだ。
あれほどの壮観はオレの人生では他に見当たらない。
ここ古賀は福岡市ではなく、自前の市政を敷いている。
駅前にマンションが建ち並び、菓子屋に美容室。
どこにでもある街だが、機関車を思わせる駅はとても印象に残る。

17:06 東郷(とうごう)駅(鹿児島本線 福岡県)
ここは宗像市という。
途中の福間駅もまた変貌していた。
この旅でもよく見かけたどことなく冷たそうな外観になっていた。
現代建築をそう感じてしまうオレには何か欠陥でもあるのだろうか。
以前の駅舎には「駅そば」が入っていたけど、追い出されてはいないか気がかりだ。
風景に緑が加わったけど、九州を連想させるものはここには見られない。
駅前も普通だ。
とても背の高い公団住宅が目を引くだけで、商店の類は見当たらない。

赤間(あかま)駅(鹿児島本線 福岡県)にて
数分の停車。

18:54 幡生(はたぶ)駅(山陽本線/山陰本線 山口県)
門司、下関で乗り換え。
下関で乗ったのは山陰本線で、ひと駅目の山陽本線との分岐駅でまた降りる。
門司では待ち時間がそれなりに多く、ホームの「駅そば」でかしわうどんとおいなりさんの500円セットを注文。
おいなりさんは味がないに等しい超薄口だった。
行きにも気づいたことだけど、放火によって失われた下関駅舎は工事中で覆いがかかっていた。
現在、折尾駅も門司港駅も改装中で全容は見られない筈だ。
再建なった時にはまた来よう。
特に下関が懐かしい。
新山口行きに乗る。
毎年8月13日が海峡花火大会なんだな。
海峡に向かう列が長府でも続いている。
浴衣姿の女子は筑州も長州もみんなキュートだ。
褒めてあげたいよ。
工場横の味気ない幡生駅に花が咲いたようだった。
埴生の手前の空が夕焼けに染まった。
海も時に覗いた。
そして海峡に向かう列は埴生に着くと収束していた。
今夜、新山口、徳山と乗り換えて、岩国に泊まる。

関連記事
-
-
「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 2日目(焼津-静岡)その1 ‐焼津、金谷、千頭、井川(東海道本線/大井川鐡道本線/大井川鐡道井川線)/焼津温泉やいづマリンパレス 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】
鉄旅日記2022年3月20日・・・焼津駅、金谷駅、千頭駅、井川駅(東海道本線/大井川鐡道本線/大井
-
-
「鉄旅日記」2012年春 その2-恵那、瑞浪、土岐市、多治見、千種、鶴舞、金山、天竜川、袋井(中央本線、東海道本線) 【青春18きっぷで、名古屋往復】
鉄旅日記2012年3月25日その2・・・恵那駅、瑞浪駅、土岐市駅、多治見駅、千種駅、鶴舞駅、金山駅、
-
-
「鉄旅日記」2016年春 初日(東京-水沢)その2-前谷地、柳津、気仙沼、一ノ関、水沢(石巻線/気仙沼線/大船渡線/東北本線) 【東日本大震災被災地へ】
鉄旅日記2016年3月5日その2・・・前谷地駅、柳津駅、気仙沼駅、一ノ関駅、水沢駅(石巻線/気仙沼線
-
-
「鉄旅日記」2015年春 初日その2(東京-宇治)-香里園、寝屋川市、門真市、守口市、淀屋橋、天満橋、中之島、樟葉(京阪本線/京阪中之島線) 【ひらパーGo!Go!チケットで行く、京阪旅】
鉄旅日記2015年3月21日その2・・・香里園駅、寝屋川市駅、門真市駅、守口市駅、淀屋橋駅、天満橋駅
-
-
「車旅日記」1996年秋 2日目(新潟‐鳴子温泉) 道の駅豊栄、道の駅朝日、道の駅温海、象潟駅-茶房くにまつ、蚶満寺、九十九島、矢島、鳴子サンハイツ 【夏をあきらめきれず、秋。再び夏のルートへと向かったのでございます。】
車旅日記1996年11月2日 1996・11・2 8:17 7号国道‐豊栄(道の駅) よく眠れたよ
-
-
「鉄旅日記」2021年秋 最終日(飯坂温泉-東京)その5 ‐仙台、鹿島、原ノ町、浪江、常陸多賀(常磐線) 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】
鉄旅日記2021年10月10日・・・仙台駅、鹿島駅、原ノ町駅、浪江駅、常陸多賀駅(常磐線)
-
-
「鉄旅日記」2020年晩秋 2日目(砺波-武生)その4‐七尾、金丸、宝達、宇野気、本津幡(七尾線) 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】
鉄旅日記2020年11月22日・・・七尾駅、金丸駅、宝達駅、宇野気駅、本津幡駅(七尾線) 1
-
-
「鉄旅日記」2009年秋 5日目(松浦-若松)その2-宇美、西戸崎、香椎、福間、赤間、折尾、若松(鹿児島本線/香椎線/筑豊本線) 【遅い夏休みをとり、長崎までの切符を買いました。】
鉄旅日記2009年9月22日・・・宇美駅、西戸崎駅、香椎駅、福間駅、赤間駅、折尾駅、若松駅(鹿児島本
-
-
「鉄旅日記」2020年文月 初日(東京-香住)その3‐米原、京都、梅小路京都西、丹波口、花園(東海道本線/山陰本線) 【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】
鉄旅日記2020年7月23日・・・米原駅、京都駅、梅小路京都西駅、丹波口駅、花園駅(東海道本線/山
-
-
「鉄旅日記」2019年霜月 初日(東京-五所川原)その3‐小牛田、一ノ関、盛岡、八戸、野辺地(東北本線/IGRいわて銀河鉄道/青い森鉄道) 【津軽鉄道、弘南鉄道に乗りにいきました。羽州街道を歩いた晩秋の旅でございます。】
鉄旅日記2019年11月2日・・・小牛田駅、一ノ関駅、盛岡駅、八戸駅、野辺地駅(東北本線/IGRいわ
