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「鉄旅日記」2020年睦月 初日(東京-湯沢)その1‐金町、北千住、上野、宇都宮、黒磯(常磐線/東北本線) 【秋田内陸縦貫鉄道に乗りにいきました。五能線の名所も歩いた旅初めでございます。】

公開日: : 最終更新日:2025/05/06 旅話, 旅話 2020年

鉄旅日記2020年1月11日・・・金町駅、北千住駅、上野駅、宇都宮駅、黒磯駅(常磐線/東北本線)

2020・1・11 4:27 金町(かなまち)駅(常磐線 東京都)
心に戸惑いを抱えた年明け。
これは何だろう。
考えていた。

でも道を逸れるわけにはいかない。
仕事に出掛けた日々は充実していた。
あの戸惑いは最早ない。

そうだろうか?

アメリカとイランの関係は今朝のネット報道からは消えていた。
ウクライナの航空機はやはりイラン軍によって撃墜されたのだろうか。

第三次世界大戦という文字が躍った正月報道には不穏なものがあったが、人類はそうそう愚かでもない。
そう信じている。

旅にでも出なければ縁を持たない一番列車の世界。
やはり多くは旅人か。
すでに100名は優に越える人々が早くも今日をスタートさせている。

今日、大切に思う女性の息子さんが中学受験初日を迎える。
昨夜も祈り、今朝も祈り、そして外に出たら満月が雲に隠れるところだった。
わざわざ顔を見せてくれたように思えたよ。

昨夜の月は見事だった。
しばらく月明かりを浴びていた。

4:43 北千住(きたせんじゅ)駅(常磐線/東武伊勢崎線/東京メトロ千代田線/東京メトロ日比谷線/つくばエクスプレス 東京都)
一番列車は北千住止まり。
上野行への乗り換え時間3分。

座席はほぼ埋まり、微かに話し声が聞こえてくる。
現場作業者の身なりをした人々をよく見かける。

朝早くから働く誇り高き男たち。
列車はまもなく日暮里に着く。

4:57 上野(うえの)駅(東北・北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線/東北本線/山手線/京浜東北・根岸線/高崎線/常磐線/上野東京ライン/東京メトロ銀座線/東京メトロ日比谷線 東京都)にて

6:59 宇都宮(うつのみや)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/日光線/烏山線 栃木県)
上野を出てから赤羽、浦和、大宮。
車窓はずっと暗く、町明かりを見ることはなく6時。

東鷲宮を過ぎた頃に眠りに落ちた。
日の出は遅く、宇都宮に近づく頃もまだ外は暗かった。

宇都宮駅の往来は多く、東京では感じることのない冷気に上着のジッパーを首元まで上げる。
黒磯に向かう車中もまた寒く、冷気が隙間を伝ってくる。

岡本駅を過ぎて鬼怒川を越える。
大地はまだ平らだが、視界に山が見え始める。

冬枯れて霜の下りた田野は、まるで初老の男の髪の色のようだ。
銀色もしくは灰色と表現すべきか。

みちのくへと連なる山並にも、また雪をかぶった山が見え隠れする。

蒲須坂駅に着く頃、雲の先にオレンジを帯びた白き連山が現れた。

7:53 黒磯(くろいそ)駅(東北本線 栃木県)
あの山は黒滝山。
冷え冷えとした那須を過ぎて、大地はまだ平坦。

乗り換え時間5分。

黒磯を出てすぐに那珂川を渡るが、あの眺めが好きだ。
列車は高所を往き、時代に錆びた鉄橋の下には深い谷が見える。

鉄路はみちのくに向けて徐々に上がり始めている。
黒田原駅を過ぎると寒木の林を通る。
まれに民家が見える。

白き木々たちは縮こまることもなく、真っ直ぐに天を向く。

生きている者たちだ。
その姿は気高い。

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