「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その1 ‐金町、上野、宇都宮(常磐線/東北本線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】
鉄旅日記2022年5月7日・・・金町駅、上野駅、宇都宮駅(常磐線/東北本線)
2022・5・7 4:25 金町(かなまち)駅(常磐線 東京都)
都合の悪い報道をフェイクと切り捨てたのはトランプ元アメリカ大統領からなのだろう。そしてロシアもまたなぞる。フェイクが蔓延する世の中。振り込め詐欺もあとを絶たない。
ロシア軍が引き、キーウ近郊ブチャで明らかになった一般市民殺害。政府間では連帯を匂わす中国でもSNSでは多くの非難の声が上がっている。ジェノサイド。こんな言葉を今世紀で聞くことになるとは。人類であることを恥じる。
停戦への期待は萎み、そして廃墟の街から撤退したロシア軍は、ウクライナ側の主張を信じるならば、民間人の遺体や破壊された家のドアなどに地雷をしかけたとのこと。世界に向けて公然と嘘をつくロシアの国連大使。西側には嘘はないのか。人類は戦争犯罪人をどのように裁けるのだろうか。
国連の無力を訴えるウクライナのゼレンスキー大統領。国連事務総長はこの戦争を一刻も早く止めるべきと応じる。
最も愛する存在が桜の開花頃に卒園式を迎え、あたたかく爽やかな日和にランドセルを背負って入学式を迎えた。そんな報せを受け、乃木神社では風花が舞った。
そして風薫る5月。会社じゃ全社員が帰ったあとに役員が集まって浮かない話。そう、浮かないんだ。オレもいい知恵が出ない。この旅を終えて、黄金週間を過ぎれば本番よ。そう思う。
補助金申請にまつわる夢を見て起きた。時刻は3時前。闘う気力があることを確かめるように筋トレを行い、朝飯は後回し。祈り、部屋を出る。
先週から3度見かけたスズメバチの姿はない。厄介に思っていたが、脳裏に残る姿は愛らしかった。殺生はせずに済んだのだと安堵はした。
雨が。4:32に北千住行の一番列車がやってくる。


5:03 上野(うえの)駅(東北・北海道新幹線/上越新幹線/北陸新幹線/東北本線/山手線/京浜東北・根岸線/常磐線/上野東京ライン/東京メトロ銀座線/東京メトロ日比谷線 東京都)
北千住で4:45発上野行に乗り継ぐ。
上野にもまた静かな雨。夜は明け放たれ、朝を待っていた人々と疲れきって朝を迎えた人々がうなだれたように空いた車内に点在している。

今回旅の途中で飲む酒は控え目にしようか。寝不足を不安がる気持ちは以前からあるが、より強くなってきた。オレも年をとったか。
5:10宇都宮行。しばらく眠る。
6:55 宇都宮(うつのみや)駅(東北・北海道新幹線/東北本線/日光線/烏山線 栃木県)
東大宮、蓮田、白岡。かつての各駅旅が懐かしい。
一度降りてそれきりで、以来思い出すこともなかったが、過ぎてきたそうした駅に対して不思議な感覚を持った。友情とでも言おうか。そこにいてくれたことがウレシかった。利根川渡河の際にも思い出が蘇る。
束の間茨城県に入り、古河に向けて高架を上がっていく。
上野から古河までは1時間。かつて歩いた街であり、1984年にスタン・ハンセン対バグジー・マグローのPWF王座戦が行われた街。王座戦6日前にジャイアント馬場に左腕を痛めつけられていた王者ハンセンが、右腕でウエスタン・ラリアットを放ち防衛した様をテレビで観ている。
渡良瀬河畔上空には気球の群れ。雀宮駅の手前で目線を上げると鉄道基地。
宇都宮に着いて日光線ホームに降りていくと、かつて見た雅な小豆色。

4年振りにその色を目にした。
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