*

「鉄旅日記」2021年師走 最終日(古川-東京)その4 ‐立小路、赤倉温泉、村山、さくらんぼ東根(陸羽東線/奥羽本線/山形新幹線) 【特急乗り放題の大人の休日倶楽部パスで冬の国へ。山田線完全乗車と鳴子温泉郷を始めとした陸羽東線沿線を歩くことが目的でございました。】

公開日: : 最終更新日:2025/06/12 旅話, 旅話 2021年

鉄旅日記2021年12月5日・・・立小路駅、赤倉温泉駅、村山駅、さくらんぼ東根駅(陸羽東線/奥羽本線/山形新幹線)

12:02 立小路(たちこうじ)駅(陸羽東線 山形県)にて

13:17 赤倉温泉(あかくらおんせん)駅(陸羽東線 山形県)

瀬見温泉から鳴子温泉方面に戻る列車に乗る。鵜杉、大堀、最上と過ぎて12:01立小路駅着。駅舎を持たない駅で、雪化粧をした出羽山地を遠望する。

立小路駅の開業は比較的新しく、1959年とのこと。

今日は陸羽東線駅旅。帰りは新庄に出て奥羽本線駅旅を行い、山形新幹線で帰る。

次の新庄行が来るのは約90分後。鳴子温泉寄りの赤倉温泉駅までひと駅を歩く。

約30分で到着。約1時間もの時間があり、瀬見温泉での過ごし方のように温泉街まで歩こうと思ったが、とても1時間で歩いて戻ってこれる距離じゃない。

広い待合室に置かれた小上がりを眺めながら過ごす。

さっき通り過ぎた最上駅は、かつては羽前向町駅といったらしい。絵図を眺めて知った。赤倉温泉駅は1917年に富沢駅として開業して、途中で羽前赤倉駅に改称され、現駅名になったのは最上駅、瀬見温泉駅と同じく1999年とのこと。

買い置きのおにぎりと酒の昼食。寒さは気にならないが、岩出山、鳴子、瀬見と歩いた若干の疲労が酔いを深めていく。

新庄に向かう列車は13:28に到着する。

16:32 村山(むらやま)駅(山形新幹線/奥羽本線)

14:10新庄着。14:19山形方面行の列車に乗る。計画では東根駅で降りて、さくらんぼ東根、神町、乱川と歩く駅旅を行うつもりでいたが、陸羽東線から奥羽本線への乗り換えの記憶はほぼなく、気づくと天童を過ぎている。

寝過ごしたわけだが、旅先では初めてで、すぐに対処法が思いつかず山形で降りて、回転を止めたかと思われるほどに思考力を欠いた脳は、帰りの新幹線の乗車駅として想定していた村山駅まで戻るという理解しかねる決断をした。

村山駅にはかつて車で寄ったことがあるが、その日に感じた活気はなく、うどんを食べたイートエリアの電気は消え、営業も終了していた。しばし呆然。

タイミングよく上り新幹線が入線して、誘われるように乗車。

17:01 さくらんぼ東根(さくらんぼひがしね)駅(山形新幹線/奥羽本線 山形県)

ここで降りたのは当初の計画に入っていたことと、新幹線停車駅なら応用が効くと思ったことによる。

1954年に蟹沢駅として開業した駅は、山形新幹線の新庄延伸に伴い620メートルほど移転して、新幹線停車駅として現駅名に改称のうえ1999年に開業している。

降りて駅を写し、駅前を写し、目的のひとつを達した気にはなれたが、帰りの新幹線で楽しむ飲食物を求める店がない。

そしてまたタイミングよく下りの新幹線が入線する。

食料はまだ村山の方が調達できそうだ。当初の計画のとおり村山から帰るべく、ひと駅の新幹線旅。

17:31 村山(むらやま)駅(山形新幹線/奥羽本線 山形県)

さっきより、より日の暮れた村山駅。1901年に楯岡駅として開業した駅は、その98年後の山形新幹線新庄延伸に伴い改称している。山形新幹線の開業はその7年前の1992年。

ひっそりとした駅舎を出て、光を放つコンビニへ。

駅に戻り指定席を求めようとしたが混雑気味とのこと。なるほど。新庄発の山形新幹線の途中停車駅は大石田のみなので自由席の方が空いているかもしれない。

そして案の定。締まりの悪い旅の終わりに、「これも旅よ」とビールを開ける。これにて今年の旅納め。

関連記事

「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 2日目(焼津-静岡)その1 ‐焼津、金谷、千頭、井川(東海道本線/大井川鐡道本線/大井川鐡道井川線)/焼津温泉やいづマリンパレス 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】

鉄旅日記2022年3月20日・・・焼津駅、金谷駅、千頭駅、井川駅(東海道本線/大井川鐡道本線/大井

記事を読む

「鉄旅日記」2021年秋 最終日(飯坂温泉-東京)その4 ‐山寺(仙山線)/立石寺山門売店/高砂屋本舗 【4度目の緊急事態宣言明け。これ以降そのようなものが発令されることはございませんでした。阿武隈急行、峠駅、立石寺。お宿は飯坂温泉。秋の東北を満喫すべく常磐線に乗りました。】

鉄旅日記2021年10月10日・・・山寺駅(仙山線)/立石寺山門売店/高砂屋本舗 12:10

記事を読む

「鉄旅日記」2021年師走 最終日(古川-東京)その2 ‐川渡温泉、鳴子御殿湯、鳴子温泉(陸羽東線)/東鳴子温泉神社 【特急乗り放題の大人の休日倶楽部パスで冬の国へ。山田線完全乗車と鳴子温泉郷を始めとした陸羽東線沿線を歩くことが目的でございました。】

鉄旅日記2021年12月5日・・・川渡温泉駅、鳴子御殿湯駅、鳴子温泉駅(陸羽東線)/東鳴子温泉神社

記事を読む

「車旅日記」2004年夏 4日目(鹿児島-田原坂-長崎)走行距離384㎞その1-鹿児島東急イン、城山公園、鹿児島中央駅、出水駅、八代駅、熊本駅 【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】

車旅日記2004年8月14日・・・鹿児島東急イン、城山公園、鹿児島中央駅、出水駅、八代駅、熊本駅

記事を読む

「車旅日記」1998年夏 2日目(木曽-野麦峠-信州新町-志賀高原湯田中)-道の駅日義 木曾駒高原、木曽福島駅、木曽福島タイムリー、開田村、野麦峠扇屋、奈川渡ダム、道の駅信州新町 【伊那、木曽から志賀高原へ。気乗りのしない旅で選んだ行き先は、初夏の信濃路でございました。】

車旅日記1998年7月19日 1998・7・19 6:28 19号国道‐日義 木曽駒高原(道の駅)

記事を読む

「鉄旅日記」2020年弥生 最終日(速星-東京)その3‐多治見、金山、豊橋、御厨(太多線/中央本線/東海道本線) 【富山地方鉄道に乗りにまいりました。太多線、高山本線に乗るのも楽しみにしていたのでございます。】

鉄旅日記2020年3月22日・・・多治見駅、金山駅、豊橋駅、御厨駅(太多線/中央本線/東海道本線)

記事を読む

「鉄旅日記」2005年秋 初日(東京-名古屋)-根府川、島田、豊橋、岡崎、名古屋(東海道本線) 【軽井沢で挙式する身内を祝うために、初めて鉄道で旅をいたしました。】

鉄旅日記2005年11月5日・・・根府川駅、島田駅、豊橋駅、岡崎駅、名古屋駅(東海道本線) 200

記事を読む

「鉄旅日記」2017年冬 初日(東京-会津若松)その3-七日市、塩川、姥堂、会津若松(只見線/磐越西線)/鶴ヶ城 【会津へ。会津へ行きたかったのでございます。】

鉄旅日記2017年12月2日・・・七日市駅、塩川駅、姥堂駅、会津若松駅(只見線/磐越西線)/鶴ヶ城

記事を読む

「鉄旅日記」2009年秋 5日目(松浦-若松)その2-宇美、西戸崎、香椎、福間、赤間、折尾、若松(鹿児島本線/香椎線/筑豊本線) 【遅い夏休みをとり、長崎までの切符を買いました。】

鉄旅日記2009年9月22日・・・宇美駅、西戸崎駅、香椎駅、福間駅、赤間駅、折尾駅、若松駅(鹿児島本

記事を読む

「鉄旅日記」2019年長月 最終日(宮古-東京)その2‐陸前赤崎、大船渡、気仙沼、一ノ関(三陸鉄道リアス線/大船渡線) 【三陸鉄道、八戸線に乗りにいきました。区界、吉里吉里など、駅旅の者として見過ごせない駅にも寄りましてございます。】

鉄旅日記2019年9月23日・・・陸前赤崎駅、大船渡駅、気仙沼駅、一ノ関駅(三陸鉄道リアス線/大船渡

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その4 ‐関都、猪苗代湖畔、上戸、磐梯熱海(磐越西線)/志田浜~上戸浜/伊東園ホテル磐梯向滝【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・関都駅、猪苗代湖畔駅、上戸駅、磐梯熱

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その3 ‐黒磯、泉崎、白河、郡山(東北本線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・黒磯駅、泉崎駅、白河駅、郡山駅(東北

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その2 ‐文挟、鹿沼、鶴田、宇都宮(日光線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・文挟駅、鹿沼駅、鶴田駅、宇都宮駅(日

「鉄旅日記」2022年皐月 初日(東京-磐梯熱海)その1 ‐金町、上野、宇都宮(常磐線/東北本線) 【日光線全駅乗降を果たし、猪苗代湖畔に遊び、磐梯熱海の湯につかり、国定忠治を訪ねた旅でございます。】

鉄旅日記2022年5月7日・・・金町駅、上野駅、宇都宮駅(常磐線/東

「鉄旅日記」2022年弥生vol.2 最終日(静岡-東京)その5 ‐東浦和、東川口、吉川、吉川美南、南流山(武蔵野線) 【念願の大井川鐡道に乗る旅。帰りは身延線経由、武蔵野線全駅下車達成でございます。】/江戸川堤菜の花絶景

2022年3月21日・・・東浦和駅、東川口駅、吉川駅、吉川美南駅、南

→もっと見る

    PAGE TOP ↑