「鉄旅日記」2021年師走 初日(東京-古川)その2 ‐水沢江刺、盛岡、上米内(東北新幹線/山田線)【特急乗り放題の大人の休日倶楽部パスで冬の国へ。山田線完全乗車と鳴子温泉郷を始めとした陸羽東線沿線を歩くことが目的でございました。】
鉄旅日記2021年12月4日・・・水沢江刺駅、盛岡駅、上米内駅(東北新幹線/山田線)
9:44 水沢江刺(みずさわえさし)駅(東北・北海道新幹線 岩手県)
一ノ関、水沢江刺とほぼ10分おきに停車する各駅停車の新幹線。

水沢といえば小沢一郎代議士だが、岩手3区で出馬した先の衆院選では破れている。その報道はオレには衝撃だった。結局は比例代表で復活当選を果たしたわけだが。
彼も80歳近くになるという。かつて休日の議員会館ですれ違ったことがある。テレビでは強面な印象だが、職員の皆さんに「ヨッ!」と手を挙げながら入ってきた姿は颯爽としていた。
時代は移り、岩手じゃロサンゼルスエンゼルスの大谷翔平選手で持ちきり。今年は投手として9勝を挙げ、打者では46本塁打を記録してMVPに輝いた。その記録は野茂英雄投手やイチロー選手が残した功績とともに記憶から離れることはないだろうし、彼のように投打の二刀流に挑むような男は今後も現れることはないだろう。

駅の発着音は大瀧詠一さんの「君は天然色」。彼も地元が奥州市とのこと。宮沢賢治もそうだが、岩手にはそうした才能を生む土壌があるのだろう。あの「ナイアガラ音楽」を造り上げた音楽家が岩手県出身という事実に目を見開かれた思いでいる。
アルバム「ロングバケーション」はそれこそ誰もが聴いていたよ。少なくともオレの周りじゃそうだった。あれが40年近く前のことになるとは。
水沢の街中は北上川のムコウ。なかなかに賑やかで、かつて泊まったことがある。あの日も川向うのこの駅に思いを寄せた。
駅舎はメンテナンス中で、駅前に人々を呼ぶものはない。


10時開店の「駅そば」のシャッターが上がるのを待っている。
10:54 盛岡(もりおか)駅(東北・北海道新幹線/秋田新幹線/東北本線/田沢湖線/山田線/花輪線/IGRいわて銀河鉄道 岩手県)
水沢江刺を出て、北上、新花巻と約10分おきに停車して、終点盛岡。豊かな緑の風景を眺めていたよ。
東北新幹線開業当時の終着駅は、現在でも多くのケースで終着駅の役割を担っている。
日だまりで山田線の到着を待っていた。


未だ全線開通のめどがたたない只見線を除けば、本州に敷かれたJRの中で最後に残った路線。区界~茂市間が未乗区間になる。
11:23 上米内(かみよない)駅(山田線 岩手県)
盛岡を出ると次の上盛岡までは狭い住宅街を往く。集合住宅が記憶に残る退屈な風景だった。
3駅目の上米内で列車行き違い4分の停車。2年前にもこうして降りている。暗い時分で、駅前通りに面したお宅では、通りにテーブルを持ち出して夕餉を囲んでいた。こうして明るい印象の駅を写せてうれしい。


発車すると無人の灌木林に進入する。線路脇に雪が残り、ドアの隙間から冷気が滲み出してくる。
この列車は快速「リアス」で次の区界には停車しないが、停車するにしても上米内を出発してから約36分後のことになる。
かつてはこの区間に大志田、浅岸の両駅が存在した。第一級の秘境駅としてその筋には名を馳せたが、惜しくも5年前に廃駅となり、その遺構は車窓から見える。
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