「鉄旅日記」2020年晩秋 2日目(砺波-武生)その3‐羽咋、能登部、徳田、七尾、和倉温泉(七尾線) 【大人の休日倶楽部パスで北陸へ。新幹線、在来線特急乗り放題でございます。魚津、雨晴をめぐり、氷見線、万葉線、城端線、七尾線、えちぜん鉄道、福武線、北陸鉄道との再会でございます。】
鉄旅日記2020年11月22日・・・羽咋駅、能登部駅、徳田駅、七尾駅、和倉温泉駅(七尾線)
8:44 羽咋(はくい)駅(七尾線 石川県)
行き違い6分の停車。12年振りの再訪。この街にもかつて宿泊している。あれは祭の日だった。駅前通りの店で飲んだよ。



晩秋の空を写す。

1978年にジャイアント馬場、ジャンボ鶴田のインタータッグ王座にビル・ロビンソン、マリオ・ミラノの欧州コンビが挑戦した街であることを知ったことから、当時宿泊地として羽咋を選んだ。どんな街かに興味があったんだ。
あれから、おそらく100近くの街で朝を迎えている。
羽咋はUFOの街として発信している。当時はそうした情報は持たずにいた。再訪には必ず意味を見いだせるものがある。


UFOの記述は古文書にあるという。今じゃ、地球にはかつて高度な文明が存在したと思っている。当然他の星にもそうした存在はいるだろう。
1972年まで羽咋から北へ伸びる鉄路が存在したこともついでに知った。北陸鉄道能登線は志賀町三明駅までの25.5㎞の間に11駅を置き、当初の構想では七尾線の能登三井駅までをつなぐことが計画されていた。
昨日乗った氷見線も当初は羽咋までをつなぐ構想だったという。
8:59 能登部(のとべ)駅(七尾線 石川県)
行き違い3分の停車。ここはおにぎりの化石が発見されたことから、「おにぎりの里」と謳っている。
駅を出る女子高生の姿がある。駅前のJAの前では緑のベストに身を包んだ町民たちが活動始めにラジオ体操を行うところだった。


駅のギャラリーには古い機織り機が展示されていた。

ローカル線ではワンマンカーが主流の中、この七尾行は珍しく6両も連ねている。
9:12 徳田(とくだ)駅(七尾線 石川県)
行き違い2分の停車。駅舎は上り側にあるが、乗っていた車両から跨線橋が近くもあったので思いきって駅写へと走る。
鱗雲が浮かぶ秋空は美しく、ギャラリーと書かれた駅舎内には目もくれず、一目散に再び下りホームへと階段を上り下り。


次はもう終点の七尾。
9:27 七尾(ななお)駅(七尾線 石川県)
鉄道で訪ねるには七尾は遠い。一度くれば、それきりと思っていたよ。そんな土地に再訪できたことを嬉しく思う。


横綱輪島の出身地で、彼の国内でのプロレス・デビュー戦の街、七尾。インドの狂虎タイガー・ジェット・シンが相手だった。
幕内通算優勝14度の大横綱輪島も一昨年に今生を終えている。
一番好きな横綱であり、日大の先輩にもあたるが、プロレス転向には正直なところ賛成はしていなかった。でも応援したよ。

上杉謙信九月十三夜陣中作
霜満軍営秋気清
数行過雁月三更
越山併得能州景
遮莫家郷憶遠征
遠く越後春日山から能登へと遠征した上杉謙信が七尾城攻囲中に詠んだ美しい漢詩。彼も望郷や負念と闘いながら陣中にあったことが伺える。彼の最晩年、能登は北陸での勢力を伸ばしつつあった織田信長との境の地だった。
天下無双の堅城だったという七尾城へは歩いてはいけない。。
戦国時代ブームは続き、イケメンアニメキャラとなった不識庵謙信がニヒルな笑みを浮かべていた。
10:03 和倉温泉(わくらおんせん)駅(七尾線/のと鉄道 石川県)
能登島への橋が架かる和倉温泉へは駅から約3kmとある。そんなことは忘れていた。おそらく12年前もここで何をすべきか迷い、こうして途方に暮れたのだろう。


駅前をぶらぶらしてドラッグストアで酒を購入して七尾に戻る列車を待つ。

やがて和倉音頭ともいうべき温泉情歌が流れる中をワンマンカーは到着した。
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