「鉄旅日記」2019年弥生Part.3【明知鉄道、名鉄築港線。その2線に乗るために、東海道を下っていったのでございます。】最終日(多治見-東京)その2-中津川、坂下、落合川、南木曽、十二兼、洗馬、塩尻(中央本線)
鉄旅日記2019年3月24日・・・中津川駅、坂下駅、落合川駅、南木曽駅、十二兼駅、洗馬駅、塩尻駅(中央本線)
11:55 中津川(なかつがわ)駅(中央本線 岐阜県)
駅に到着する間際。
車窓に展開された雄大な景観に思わず目を見張った。
実はこの国は絶景に満ちている。
今日も街を歩くことなくビールとともに列車に乗り込んだ。
木曽路は今外国人旅行者にとって有名らしい。
岩村も木曽の街道に匹敵するだけの町並みを持っていた。
目を開かれたような、とても新鮮な気分でいる。
12:27 坂下(さかした)駅(中央本線 岐阜県)
誰もが寒いと言う。
確かに吹く風は冷たい。
でも空はこんなにも晴れて、日差しは暖かい。
国境の町で列車を待っている。
今じゃ不必要なまでに広大な敷地内で酒を飲んでいる身だが、ここに敷かれている鉄路が、オレや彼女、そして最愛の存在が暮らす町までつながっている事実を愛している。
オレと同じく次の列車を待つ3人の青年がいる。
誰もがスタイリッシュでかわいらしい存在で、異国の顔をしている。
オレと目が合った青年は頭を下げた。
この国も変わりつつある。
否めない。
人を受け入れることに内外は関係ない。
度量を示す世代にオレはいる。
酒屋の女将は立派な人だった。
狭い店内を商品で埋めていた。
そんな光景にうれしくなるんだよ。
ここからひと駅戻る。
13:02 落合川(おちあいがわ)駅(中央本線 岐阜県)
この駅前を車寅次郎が歩く姿を覚えている。
特徴的な駅前風景だ。
駅と木曽川を分かつものは狭い駅前通りのみ。
ダムで塞き止められた木曽川はいつも緑色をしている。
雄大な眺めを目にしていた。
比較する対象物などいらない。
ただ緑色にたゆたう川を眺めていた。
今オレはここにいるのだということだけを感じながら、緑色の川を眺めていた。
13:24 南木曽(なぎそ)駅(中央本線 長野県)にて
14:37 十二兼(じゅうにかね)駅(中央本線 長野県)
南木曽からひと駅の徒歩行。
ひたすら上りのつらい道中だった。
川辺に目をやると巨岩がゴロゴロしている。
自然の摂理とはいえ、どうしたらあんな構造物が出来上がるのか興味を持つ。
豊臣秀吉が見たら、しめ縄を張って大坂まで持っていくだろう。
そんなことを考えながらの徒歩行。
わずかな集落が現れるたびに駅が近いのではと思い、やがてこの駅の跨線橋が現れる。
おおよその想定時間内だった。
木曽路は険しかった。
だけどこの谷間で鍛え抜かれた兵団は天下をとれるのだと歴史は教えてくれる。
16:18 洗馬(せば)駅(中央本線 長野県)にて
17:37 塩尻(しおじり)駅(中央本線/中央本線辰野支線/篠ノ井線 長野県)
洗馬で降りて、木曽の道を1時間の徒歩行。
塩尻は遠く、北アルプスの雪は消えていた。
少し疲れてしまった。
30分前に出る列車に乗りたかったが叶わず、疲れてしまった。
気の乗らないランチに出向いている彼女にシンパシーを感じているのかもしれないし、洗馬からの道が面白味を欠いていたのかもしれない。
でも、オレはあの道を歩いてきた。
誇りにしていい。
今までに降りたことのなかった塩尻駅西口は夕日を浴びていた。
岩村で購入した卵焼きが絶品だ。
あの奥さんが焼いたものだろうか。
とにかく絶品だよ。
関連記事
-
-
「鉄旅日記」2020年文月【コロナ禍でございます。内緒の旅でございました。余部鉄橋へ。萩へ。霧の街へ。東京五輪延期で浮いた4連休の記録でございます。】2日目(香住-東萩)その2‐浜坂、東浜、福部、鳥取(山陰本線)
鉄旅日記2020年7月24日・・・浜坂駅、東浜駅、福部駅、鳥取駅(山陰本線) 8:55&nb
-
-
「車旅日記」2000年夏Part.1【信濃、飛騨、そして能登島。帰りは北陸路。この国の美しさをあらためて感じました夏旅でございます。】3日目(能登島-氷見-小千谷)能登島、道の駅いおり、氷見港、道の駅ウェーブパークなめりかわ、朝日町栄食堂、親不知ピア・パーク、道の駅能生、長岡市宮本、道の駅おぢや
車旅日記2000年7月22日 2000・7・22 9:00 能登島某リゾートクラブ 昨夜は風の音
-
-
「車旅日記」2004年春【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】2日目(紋別-釧路)走行距離367㎞その2-止別駅、緑駅、裏摩周、摩周駅、塘路駅、釧路湿原駅、細岡駅、釧路パシフィックホテル
車旅日記2004年5月2日・・・止別駅、緑駅、裏摩周、摩周駅、塘路駅、釧路湿原駅、細岡駅、釧路パシフ
-
-
「車旅日記」2004年春【旭川に下りて、思う存分に北の大地を走った旅の記録でございます】4日目(旭川-稚内)走行距離428㎞その2-雄武町日の出岬、マリーンアイランド岡島、千畳岩、神威岬、クッチャロ湖、さるふつ公園、宗谷岬、稚内駅
車旅日記2004年5月4日・・・雄武町日の出岬、マリーンアイランド岡島、千畳岩、神威岬、クッチャロ湖
-
-
「車旅日記」2004年夏【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】3日目(宮崎-志布志-枕崎-鹿児島)走行距離382㎞その2-隼人駅、枕崎駅、開聞駅、指宿、鹿児島東急イン
車旅日記2004年8月13日・・・隼人駅、枕崎駅、開聞駅、指宿、鹿児島東急イン 2004・8・13
-
-
「車旅日記」2006年皐月【東京から出かける最後の車旅。関東、東北を2,265㎞走った記録でございます。】2日目(黒磯-郡山-いわき-仙台)その1-道の駅明治の森黒磯、高久駅、黒田原駅、白河駅、安積永盛駅、三春駅、船引駅、磐城常葉駅、川前駅、小川郷駅、四ツ倉駅
車旅日記2006年5月3日・・・道の駅明治の森黒磯、高久駅、黒田原駅、白河駅、安積永盛駅、三春駅、船
-
-
「鉄旅日記」2012年夏【青春18きっぷで、北海道途中下車旅】3日目(室蘭-岩見沢)-室蘭、苫小牧、鵡川、静内、様似、追分、夕張、新夕張、清水沢(室蘭支線、室蘭本線、日高本線、石勝線、夕張支線)
鉄旅日記2012年8月13日・・・室蘭駅、苫小牧駅、鵡川駅、静内駅、様似駅、追分駅、夕張駅、新夕張駅
-
-
「車旅日記」2004年夏【九州を一周してみよう。そう思いたった、真夏の日々でございます。】2日目(別府-阿蘇-宮崎)走行距離337㎞その2-高森駅、高千穂駅、延岡駅、日向市駅、佐土原駅、アーバンキット宮崎
車旅日記2004年8月12日・・・高森駅、高千穂駅、延岡駅、日向市駅、佐土原駅、アーバンキット宮崎
-
-
「鉄旅日記」2017年冬【会津へ。会津へ行きたかったのでございます。】最終日(喜多方-会津若松-会津高原尾瀬口-下今市-東京)その1-会津若松、笈川、堂島、喜多方、会津若松(磐越西線)
鉄旅日記2017年12月3日・・・会津若松駅、笈川駅、堂島駅、喜多方駅(磐越西線) 2017・12・
-
-
「車旅日記」1996年秋【夏をあきらめきれず、秋。再び夏のルートへと向かったのでございます。】最終日(鳴子温泉‐米沢‐東京) 鳴子サンハイツ、鳴子温泉駅、芦沢駅、赤湯駅、米沢郊外、磐梯、猪苗代湖、新白河駅、氏家、春日部、三軒茶屋、東京町田
車旅日記1996年11月3日 1996・11・3 9:09 鳴子サンハイツ 拝啓 その後、元気